71.12月中旬の活動記録
 11日は朝からHPの更新作業を途中まで済ませてから登庁し、基地対策特別委員会を傍聴する。議案は下記の1件だけである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情07 オスプレイの木更津基地整備拠点化反対を求める陳情 企画
 陳情者の説明の後に委員より質議が始まる。会の組織などの基本的な事項を聞いた後、詳細な情報が無い中で何故明確に反対できるかという質問に対し漠然とした不安がある事という回答があり、「戦争準備態勢の強化」とは何を示すのかという問に対する明確な回答が無く、何を持ってオスプレイを危険と判断しているかという質問に対しかつて事故があった事とアメリカの技術者が6箇所の構想的問題を指摘しているという回答が行われた。安全性の確保と環境の維持、情報の開示や説明については同意できる話で、現に渡辺市長は既に申し入れを行っている事案であるが、情報もない中で整備拠点化を反対することは適当でないだろうとして陳情は委員会で不採択となり終了した。
 午後からは議会最終日に開催を予定している議員全員協議会の進め方について議長とともに執行部から説明を受け事務局と調整を行う。議案も8部局から13件が出されるなど、膨大な量がある。配付資料や説明事項の調整を行うとともに、理解しやすいように説明順序を修正するなどの打合せを行っていたら日も暮れてしまった。
 市役所退庁後に貸衣装屋で予約していた服を借り、自宅から必要備品を車に乗せてオークラAPホテルに運び、直前打合せを行う。午後7時過ぎにホテルを出て、浜田選挙事務所に立ち寄って情報交換を行うとともに選挙協力が充分に出来ないこと謝って帰宅。前夜に引き続きHPの更新を行うが、委員会の情報が多く翌朝に持ち越しとなった。
 
 12日は続いていた議会が休みに入った。委員長は委員会の審査報告書作成するなどの事務処理が有るが私は朝からHPをアップした後、翌日に迫った結婚式や披露宴の準備に時間を費やす。
 自宅に帰っていた彼女を金田BTで待っている間、新ターミナルの工事が進んでいるのを確認する。自宅で家族に挨拶し、荷物を積み込み、式を挙げる八剱八幡で挨拶をした後は、オークラAPホテルに入り、荷物の預け渡しと細部の確認を行う。その後、理容室に入り頭を整え、ゆっくり休養に入るのだった。
 
 13日は夜明け前に目覚め入浴し、朝食を取ってから和装に着替え、八剱八幡神社に行き、親族参列の元で結婚式を挙げる。午後からはオークラに戻り、選挙戦最終日であるが浜田靖一元防衛大臣に列席していただき恐縮しつつ、多くの人のお祝いを受けて、披露宴を終えることが出来た。
 選挙の最終街頭演説が木更津駅東口で開催される事は解っていたが、遠方よりお祝いに駆けつけて戴いた友人達にお礼を伝えるべく、街中で地元の友人が企画してくれた2次会に出席し、この夜もオークラAPホテルに宿泊して長い一日を無事に終える事が出来た。
 
 14日も夜明け前に目覚め、同様に連泊した嫁のご両親と朝食を摂り、披露宴に関連した荷物を車に積んで午前中に帰宅する。直前で都合が悪くなって欠席された方々に引き出物を渡しに嫁とともに市内を回り、夕方の日没後に岩根西公民館で投票をする。予想通り投票率は低いようだ。
 午後7時に農協の大会議室に設けられた開票速報所に入り、昨日の披露宴に出席していただいた方々にお礼を伝えるとともに、選挙戦の推移を見守る。県下最高得票数で浜田候補が八選された現場に立ち会ってから帰宅した。
 
 15日は披露宴の御祝儀の整理や、各種の後片づけに終日追われ、夕方に登庁して議長室で執務を執行する。帰宅後にHPの更新に取りかかったが、雑務も多く、終了は翌朝になってしまった。
 
 16日は早朝にHPを更新してから市役所に行き、9時半からの議会運営委員会に出席する。議題は齊藤高根議員他2名の議員による発議案と陳情が可決された場合の発議案の追加による日程の確認である。
 10時から本会議が始まり、次の発議案が追加された。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
発議09 オスプレイの情報開示と市民の理解を前提とするよう求める意見書 企画
 この発議案が委員会付託された25議案と陳情2件とともに議題に登る。委員会審査説明の後に質議が始まる。陳情07号で、防衛省から市議会に対し引き続き説明を行うことが約束され、市長が防衛省に本陳情に近い意見書を出していることの説明があり、委員会不採択に成った説明の後に発議案が似ているので判断しづらい。また、市長要望との変更点である「市民の理解を前提とする」という部分については直前に会派室でも問題になった部分で、何を持って理解を得たことにするのか曖昧で難しい事が気になる。反対派の方はどこまで説明しても「理解」に至らないので拠点化の支障に成るだろうと私は考えたが、逆に議会の多くが理解したと表明すれば市民の理解が得たものになって拠点化が進んでしまうと危惧する逆の立場もあり、最後まで判断に悩んだ。会派の同僚である斉藤議員の説明を聞く限りは賛成できるが、協同提出者が陳情07号に示す態度を考えると、発議案09号の含意は全く変わってくる。本来であれば基地対策特別委員会があるので、そちらで議論し文言の整理をして上程されるような案件であると考え、私は賛成しなかったが賛成多数で可決された。その他の議案と陳情06号が全て可決され、陳情07号は委員会の結論通り不採択となった。次に人事案件の2議案が可決されたところで休会が入り、陳情06号採択に伴う次の発議案が上程された。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
発議10 ウイルス性肝硬変等の医療費助成を求める意見書 市民
 この発議案については全会一致で可決され、12月議会の全日程が終了となった。昼食を挟み、午後から下記の13案件が議会全員協議会にかけられる。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.1 第1次基本計画(素案)の意見公募について 企画
No.2 中期財政計画について 財務
No.3 新行政改革大綱(案)の意見公募について 総務
No.4 教育振興基本計画(案)の意見公募について 教育
No.5 地方教育行政の組織及び運営の改正概要について 教育
No.6 (仮称)休日救急センターの設置について 市民
No.7 障害者福祉計画(素案)の意見公募について 福祉
No.8 重度心身障害者医療費助成条例改正の意見公募について 福祉
No.9 高齢者保健福祉計画(素案)等の意見公募について 福祉
No.10 子ども・子育て支援事業計画(素案)の意見公募について 福祉
No.11 KCSの補修対応について 環境
No.12 木更津市観光振興計画(案)の意見公募について 経済
No.13 竃リ更津観光物産の今後について 経済
 全ての意見公募は今月19日から1月20日までの期間で行われるので、表記案件について気になる方は積極的に発言して貰いたい。私個人としては行政改革大綱で公共施設は「広域化の検討など、総合的・長期的視点から維持コストと利便性の最適化を目指します」としながら休日救急センターを市単独で整備しようとしたり、「民営化などの取り組みを進める」としながら子育て支援計画の中に保育園の民営化プロセスが見られないなど、言うこととやることの違いが気になる。
 全員協議会を終えて帰宅し、自宅で事務処理を済ませて夜は執行部との情報交換会に出席した。新婚家庭であることをネタにされて酒が進んだが、夜10時前には帰宅した。
 
 17日は午前中に旅行の準備や結婚の報告書の作成打合せを行い、午後から市役所に行って来月の行事日程の調整や書類決済を済ませて帰宅。午後からHPの更新を行って、夜のアクアラインバスで羽田空港に渡った。国際線ターミナルはクリスマスの雰囲気に染まり、南国に行く前の気分を高めさせてくれた。
 
 
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2014年12月下旬の記録