19.7月上旬の活動記録 |
1日は昨日開き始めたプルメリアが開花したことに夏を感じる。 |
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朝食後に江川熊野神社に行って麦わら帽子を被り道路等に張り出した枝を切る。例年だと夏前に氏子が合同で清掃を行う「宮凪」で行う作業であるが、今年は当日に娘と万博に行っている予定なので単独で先行作業である。枝を切っていると上空をオスプレイが次々と通過する。そういえば暫定配備ももう僅かで、木更津上空での訓練飛行も間もなく見納めかと考えながら汗を流し続けていた。2時間弱の仕事を終えてからサウナに行って汗を流し、アクアコインで買い物をしながら帰宅して事務所で私的な仕事を処理した。
2日は10時に水道庁舎に行き木更津市議会選出の4人の議員で水道企業団が提起した損害賠償訴訟の進捗状況について説明を受けるが詳細については後日結論が出た頃に記載する。会議後に森県議の事務所に行き翌日からの参議院議員選挙に向けて我が家の周辺の数か所の掲示板にポスターを貼る手伝いの打ち合わせを行う。
昼食後には江川集会所で市史編纂作業に対する打ち合わせで明治時代の地図などを見ながら話し、地域で情報提供の協力を行うことを再確認する。その後に前日購入した品物が見本と違うので返品に行き、アクアコインで買い物をしてから金田西の懸念地点を確認してから帰宅しする。夕方には事務所でHPを更新して夜には娘とアニメ鑑賞を楽しんだ。
3日は参議院選挙の告示日である。自民党員として現職の石井準一・豊田俊郎候補の選挙ポスターを近くの掲示板に設置するため抽選の結果が届くのを待ち9時過ぎに脚立をもって作業を開始する。
右の写真は久津間保育園に1番乗りしたものであるが、共産党や立憲民主党の候補に先を越された掲示板も有り、全国組織を持つ政党だけは掲示が早いが、他の政党や候補は動きが遅く、午後に成っても空白の場所が多かったが、最終的には16人が届け出て3議席の枠を争う構図に成った。
作業を終えてから自宅で私的な仕事を処理し、午後4時から作業着に着替えて江川熊野神社に行き草刈や枝払いを行い、後片付けをして6時過ぎに帰宅してシャワーを浴び、ニュースを見ながらビールを飲んだ。
4日は自治体公共Week2025のセミナーを聞くため9時9分金田発の高速バスに乗るが故障車による渋滞に巻き込まれ東雲車庫に着いたのは11時半となり想定より1時間遅くなった。東京ビックサイトに急ぎ昼食も摂らずに12時半に開催されるセミナー会場に向かう。 |
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内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部の海老原事務局長による「地方創生2.0に向けたとりくみ」と題したセミナーでは成功事例として伊那市でCATVを利用して福祉タクシーの手配が出来ることなどが紹介され、地域おこし協力隊は現在7千人ほどが活躍してその65%が地域への定住に成ったこと、企業版ふるさと納税制度が延長に成ること、地域の強さを理解するための地域経済分析システム(RESAS)が活用出来ることなどを知る。日本で資本金10億円以上の企業5740社のうち本社が東京の企業は2981社で51.9%を占めると聞くと東京一極集中の弊害も理解できるが2.0にバージョンが上がり予算が倍になっても大きな変化が生じるようには感じられなかった。
終了後に企業等の展示ブースを1時間半ほど見て回り15時から再びセミナー会場に入り30歳前後の若手首長による自治体運営事例を聞く。情報発信を増やすことで注目が集まり職員の採用倍率が高くなるなど若手としての効果はあるようだが議会対策がどうなっているのか気に成った。その後も16時半頃までブースを見て回ったが撤収作業が各所で始まってきたので私も会場を後にして路線バスで東京駅に出て遅めの昼食兼夕食を食べてから八重洲バスターミナルに行き高速バスで帰宅した。
5日は娘を請西の土曜学校に送ってから朝日庁舎に立ち寄り新庁舎の定点写真を撮影してから不在者投票所の状況を見に行くが20日の投票日まで15日以上も前の朝なので誰も来ていない様子であった。
イオンタウンの横に設置された掲示板には16人の候補者のうち9枚しか掲示されておらず全部を見ることが出来るのだろうかと思う。帰宅してエアコンの効いた事務所に籠って本を読んだり調べ物を行い、夕方にはHPを更新してから娘を迎えに行き、夜は一緒にアニメ鑑賞を楽しんだ。
6日は娘を連れて君津地区スポーツ推進委員連絡協議会が主催する富津公園歩け歩け大会に参加する。歩き始めは9時半であるが既に気温も高くなり湿度も高くたっぷりと汗を流しながら海沿いに歩く。 |
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富津岬の南側の浸食や防護工事の状況を見ながら歩き抜き完歩の褒美の西瓜を食べ、帰り道にきみつフェスティバル2025に立ち寄って食事を摂り娘が工作を楽しむが暑さで疲れ、帰宅してエアコンを効かせた部屋で娘と一緒に昼寝をしたら夕方になってしまっていた。
7日は交通政策特別委員会の委員6人に加え委員外で傍聴に来た7人の議員及び木更津市議会議会事務局1人と木更津市役所企画課地域政策室の職員4人の合計18人がそれぞれ各自の車両で袖ケ浦市役所に集合して近くのバス停で下車し新しい市役所に入り行政視察を開始する。
1.千葉県袖ケ浦市
市制施行 平成3年4月1日
人口 66,010人(令和7年5月1日現在)
面積 94.82km2
令和7年度一般会計当初予算額 301億900万円
財政力指数 1.09 (令和5年度)
視察項目 「チョイソコがうら」について
視察は袖ケ浦市議会の委員会室で行われ小国議長の挨拶の後に企画政策課よりデマンド型で「健康増進のための」と題された乗合送迎サービスでありる「チョイソコがうら」の導入や課題について説明をいただく。令和2年から3年度にかけ包括連携協定を結んだ千葉銀行及び損保ジャパンより提案が有るとともにシステム所有会社のアイシンを紹介され3年度に運航委託会社を募集したところ袖ケ浦駅前に本社を持つ房総タクシーが名乗り出て事業運営主体にトヨタカローラ千葉を据えて4年度から長浦地区の約150の停留所で実証実験を開始した。当初は月曜日から金曜日まで午前9時から午後4時までの運行としており運賃はバスより高くタクシーより安い価格として300円とした。利用のためには会員登録が必要で資格は小学生以上の市民であることで登録料は無料であり、運賃は現金・Suica・PASMOで支払うことが出来る。事前予約が必要で1か月前から1時間前までに電話もしくはWebで受け付けており当初は当日の予約が63%を占めていたが現在では予約が取れにくくなっていることもあり2日以上前の予約が69%に達している。初年度の支出総額は運行委託費857万円を含めて2039万円に対し収入総額は1022万円であり、収入のうち国庫補助金が970万円を占め運賃収入は52万円であった。
交通空白地は平岡地区などの南部が多いのであるが袖ケ浦市の人口の44%を占める長浦地区から開始したのは多くの人に周知してもらい初年度から一定の利用実績を残すことを目的としていたようで長浦地区での2年間の実証実験を経て昨年の10月からに全市に拡大され停留所の数も約550箇所となった。
当初は段階的な拡大を考えていたが一気に全市へ拡大することとなりそれに伴い運営主体も千葉トヨタに変更となった。因みにアイシンもトヨタ系の企業であり運営主体はトヨタ本社が選定するという。カローラのイメージカラーはオレンジであったが千葉トヨタは青なので長浦地区の停留所約150箇所の看板も全て変更することに成った。なお停留所は商業施設や医療施設及び公共施設に加えスポンサー企業の前であり住宅地の中では住民と協議の上で集会所や公園とゴミステーションに置かれている。1枚約3千円する看板の設置費用を抑えるため全て職員が設置して回ったようだが車両を3台にしたこともあり令和6年度の支出総額は運行委託費2527万円を含めて4978万円に達し、収入総額はスポンサー料68万円、寄付金1010万円に運賃収入300万円を加え1378万円であり、3600万円が袖ケ浦市の持ち出しとなっている。事業管理は運営主体の千葉トヨタが行い毎月市が差額の支払いを行っているようで事業主体を直営にした場合は費用の抑制が見込めるが民間のノウハウを活用するために協定を結ぶ制度の枠組みで事業は進められている。
全市拡大に伴い根形以南の地区と長浦・奈良輪の北部地区との移動ではゆりの里で乗り換え料金も倍の600円の運賃として設定されていたが北部地区での需要が増大したことに伴い車両を効率的に運用するため本年7月1日から乗り換え制度を廃止して相互乗り入れとした。事前予約制度のため乗客の運賃が300円なのか600円なのかは運転手がタブレットで判断できるシステムに成っている。形式的には長浦地区では本格運行でそれ以外では実証運行としているが内容的な差はない。需要増に応じて車両を1台追加するとシステムやコールセンターなどの費用も増加し概ね1500万円の増加に成ると想定されるようだ。チョイソコがうらを導入したことに伴う路線バスへの影響はそれほど生じていないようで、そもそも朝晩の通勤通学の需要が多い時間帯はバスのみが運航しておりデマンドとは住み分けを行っている状況である。チョイソコがうらの利用者は70歳以上の高齢者が多く、市が行ったアンケートの結果では運行開始に伴い外出頻度が増えたと答えたものが1/4ほどおり定量的ではないが「健康増進のため」に役に立っているものと思われるし買い物や通院利用が多いことも考えると経済効果も出ているものと思われる。
質御応答を終え市役所前で車両を見せてもらう。5人乗りのトヨタのノアハイブリット車は市民が描いた絵でラッピングされており後部にはスポンサー企業のステッカーも貼られおり中のタブレットにサイネージも流れるようだ。この車両が故障した際には房総タクシーの車両を一時的に利用する約束である。
会員登録をしないとドタキャンが多くなるとか相乗りで時間調整が行われるので予約の5分前に停留所に行くとか2024年7月時点で66自治体への導入実績があるチョイソコにはノウハウが有るが、今治市や大館市で視察したmobiのように車両の位置が解らないと待たされている間は心配になるだろうし1時間前までに予約を入れないと成らないため急な利用に対応できない点は使い勝手が悪そうだ。それでも確実に便利なシステムであり袖ケ浦市民への周知が進むことで木更津市でも導入を求める声が増えるだろう。木更津市は袖ケ浦市の1.46倍の面積と2.07倍の人口なので、本市に取り入れた場合は生活路線バス維持対策費の補助金である約6千万円とは別に7千万円程度の歳出増顔を覚悟する必要があるものと推定できるが、それにより自宅に籠り気味だった高齢者が町に出ることによる健康寿命の増進、免許返納が可能に成る事での交通事故の減少など、様々な効果を総合的に考えて判断すべきものと考えるし、個人的には市域が隣接する袖ケ浦で実施したことを木更津が拒むことは難しいと考えているので導入は検討すべきだろう。
自宅に戻って昼食を摂り、共同溝に入って汚れても良い服装に着替えてから大寺浄水場に向かう途上で中郷との境界に最も近いチョイソコがうらの飯富第2区③停留所を見に行くと見事にゴミステーションと一体化していて感動すら覚えた。ここから中郷小学校まで700m程度しかない近さである。
14時からかずさ水道広域連合企業団事業運営懇話会に出席する。大寺浄水場の大会議室で12人の議員が参加して開催され、防災・安全交付金の要求額17億2千万円に対して国土交通省から内示された金額が4億5千万円に過ぎなかったため、①補助対象として考えていた96事業のうち36件を当初通りに実施し18件を単独事業に変更し残る42件は追加要求を予定し発注を先送りするとともに②単独事業として予定していた46件に18件が加わることで緊急度の低い9事業を翌年に変更とすることの説明が有った。つまり今年度に142事業(約80億3千万円)を計画していたうち91事業(約46億55百万円)しか予定の通りに発注できない事態となり51事業(約33億75百万円)は翌年度になるか年度内に発注できるものの繰越に成りそうである。上記交付金は補助率が1/3から1/4であり単独事業に変えた18事業(約9億94百万円)に対して2.5億円から3.3億円が企業団からの繰り出しとなるとともに老朽管更新事業が遅れることは明確であり、地元企業にとっては80億円の工事に対応できる体制を組んでいたところ46億円しか発注されず売上が激減する状態になるのである。企業団は厚生労働省から国土交通省への所管が変わったことで補助金の支給方式も変わったと捉えて情報収集を進めるという考えのようだが、企業団や地域に与える影響も大きいだけでなく水道料金上昇にも繋がりかねない事態なので国土交通省に対して意見書を出すような対応が望ましいし、必要なら議会も意見書を出すべきである。
他にも水道用水供給事業の料金改定に向けて進めていることの説明を受けた後で耐震不足である中間ポンプ棟と活性炭吸着漕を視察するため共同溝で移動しながら説明を聞く。これらの施設は工事で運転を止められないため隣接する農地15,718㎡を購入して施設を建設し系統を切り替える計画である。
活性炭の談合で高い買い物をさせられ、国の補助金は付かず、建物の耐震化のために土地の購入や建設工事が行われるなど、水道料金に跳ね返ってきそうな事案が続いていると考えながら現地視察を終えて解散となった。帰路に会派室に立ち寄り会派のパソコンにある資料を読み出し、家に車を停めて路線バスで街中に出て会派の有志で暑気払いを行いながら9月議会の質問などについて意見交換を行った。
8日はエアコンを効かせた事務所で仕事を進め、午後からは市内で所要を済ませてからHPを更新し、夕方は学童に娘を迎えに行く。前日に市役所から届いたメールによると6日の日曜日に木更津市に暫定配備されていた17機のオスプレイのうち4機が熊本空港内に所在する陸上自衛隊高遊原分屯地に移動したことを伝えていた。明日は暫定配備の最終日となるためか、今日は天気が良いのに飛行訓練が行われていないようだ。
9日はスーツを着て陸上自衛隊木更津駐屯地に行きV-22オスプレイ佐賀駐屯地移駐セレモニーに暫定配備受け入れ時の議長として出席する。多くの報道が入る中で、最初に暫定配備を受け入れたことに対し自衛隊から木更津市へ感謝状が贈呈され、渡辺市長が代表して受領する。
セレモニーには市長と副市長及び企画部の関係者、正副議長と基地政策特別委員会と私、協議会部会員である近隣の区長、北関東防衛局の局長や関係職員なども出席し、5年前に苦労を共にした職員とも久しぶりに会って懐かしくもなる。感謝状受領の後に全員で管制塔の近くに移動し、木更津駐屯地から佐賀駐屯地へ直行する機体を自衛隊の隊員の方々と供に見送る。 |
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木更津駐屯地にはまだ11機が残っており、整備を行いながら一月掛けて佐賀駐屯地への移駐を終える計画である。移駐が無事に終わり佐賀でも無事故で活躍されることを願いながら駐屯地を後にした。帰宅してから冷房の効いた事務所で仕事を行い、夕方に市内で買い物をしてから君津に向かい君津高校同窓会役員会に出席した。8月2日(土)15時から開催する総会の資料や役割分担、現在使用停止に成っている同窓会のHPの更新などに関して打合せてから帰宅し、自宅で夕食を食べてから事務所でHPを更新した。
10日は娘が発熱して学校を休む中、回復を期待しながら万博見学の準備を午前中に行い、午後から駅前庁舎に登庁して15時開催の調整区域活性化研究会に出席する。議題は市街化調整区域の集落の人口減少に歯止めをかけるため、線引き前に宅地に成っていた土地での建築を認めることや建築から10年を経過した住宅は農家という制約を外し非農家でも増改築出来るように制度を改正することについて所管課から学ぼうというものである。都市計画審議会でも出ていた話であり特に後者の制度改革は農村部で10年を経過した住宅を購入した者が好きに増改築して居住できるようになるためマーケットの需要が増えると思える注目案件である。個人的に運用上の改善を求める点として①敷地の広い農家は分筆が認められるようになることと、②既に建築物が撤去されている敷地でも従前の建築物を前提にした対応が出来るようにすること、の改変を求めた。これにより市街化が急に進むことは想定できないため柔軟な対応を行えるよう望むところである。その後に木更津北インター周辺で企業用地の造成に関する相談が進んでいることの説明が有ったが具体的な計画を示せる段階ではないということであるが、規模的に準工業地域などで市街化地域への編入が必要になる案件なので早期の情報提供が望まれる話しであることを市には自覚してほしい。帰宅して荷物を車に詰め込み高速バスで品川に出て、降雨の影響で遅れた新幹線に乗って妻子とともに大阪へ移動して宿泊した。
→2025年7月中旬の記録 |