市当局の回答
※意味が変わらない範囲で部分的に言い換えたり省略をしています。
<寺田都市整備部長>
私からは大綱1「建設行政について」、中項目1「都計道中野畑沢線」についてお答えいたします。はじめに「浮戸川橋梁の設計」について、「市ではこの設計に成った過程で何らかの関与をしてきたのか」とのお尋ねでございますが、中野畑沢線中野工区につきましては県道袖ケ浦中島木更津線のバイパス道路として県での事業化に向け、本市と袖ケ浦市が連携し平成26年度より現況測量、道路予備設計及び橋梁予備設計等の基礎的調査を実施してまいりました。その後、平成29年度に県が事業認可を取得し、以降、詳細設計及び用地取得等を経て現在に至っております。なお中野畑沢線は4車線を有する幹線道路であるため、これに交差する河川管理用道路は立体交差としております。
次に、「沿道利用の可能性」でございますが、ご質問の対象区域は、農振農用地であり、農業の継続的な振興を目的とした土地利用が求められております。 しかしながら、仮に将来、橋梁区間沿道が商業系や産業系に土地利用が転換された場合でも、側道により接道が確保されております。
次に、「桜井での用地購入」でございますが、過去3年間の協議状況につきましては12名の土地所有者と交渉を行っており、令和4年度に6名、令和5年度に2名、令和6年度に1名、合わせて9名の方にご了解を得ることが出来ました。残り3名の土地所有者につきましては今後も粘り強くお話をさせていただき、任意取得できるよう努めてまいります。
次に、「貝淵での用地購入」でございますが、今後の計画といたしましては令和9年度から開始されます第4次基本計画に盛り込み、計画的に進めてまいりたいと考えております。
続きまして中項目2「都計道金田岩根線」についてお答えいたします。はじめに「橋梁区間の暫定形」でございますが、都市計画道路金田岩根線につきましては小櫃川に架かる橋梁が施工されておらず、金田西特定土地区画整理事業区域内の道路が現在暫定形として施工されております。本路線は工事に先立ち土地区画整理事業者である県により交通管理者との協議も完了していることから、暫定形による平面での施工につきましては、止むを得ないものと考えております。
次に「接道条件の許認可」でございますが、建築基準法による制限につきましては幅員4m以上の道路法による道路において将来計画に関わらず、敷地が必要長さで接していれば確認済証を交付しなければならないことから制限することは出来ないものとなっております。
続きまして中項目3「県道木更津末吉線」についてお答えいたします。「道路設計の見直し」でございますが、当該区間につきましては本市が実施した道路設計を基に、県が事業主体となり用地取得に向けた手続きを進めているところでございます。現行の設計におきましては当該箇所が丘陵地と畑地との境目に位置していることから切土が多く発生する計画となっており、沿道の土地利用に一定の制約が生じることは認識しております。 設計の見直しにつきましては、現設計が施工性、経済性、走行性、安全性等を検討し決定した構造であることから、現時点で大幅な設計変更を提案することは事業全体の進捗に影響を及ぼす可能性が高く、現実的には困難であると考えております。しかしながら今後の事業推進にあたり、地域の皆様のご意見やご要望を本市で十分検討したうえで、必要に応じて県に対し意見を申し述べてまいります。
続きまして中項目4「市管理の老朽橋梁」についてお答えいたします。はじめに「橋梁更新の計画化」でございますが、橋梁の計画的な維持管理は喫緊の課題であると認識しております。点検対象橋梁のうち供用開始から30年以上を経過したものが約9割を占めており、今後、修繕需要の集中が見込まれる状況でございます。本市ではこうした状況を踏まえ、昨年度に修繕計画の改定を行い、全体計画において予防保全の考え方を基本に据えた修繕方針を策定しております。これによりライフサイクルコストの縮減および平準化を図りつつ財政負担の軽減にも資する内容としております。今後の修繕にあたっては橋梁の健全性評価に加え、路線の重要度や市民の皆様への影響度等を総合的に勘案し、優先順位を適切に設定した上で限られた財源の中で効率的かつ効果的な維持管理に取り組んでまいります。また新技術の導入や橋梁の集約・撤去等によるコスト縮減にも積極的に取り組み、持続可能なインフラマネジメントの構築を目指してまいります。
次に「耐力不足の対応策」でございますが、市が管理する橋梁の中には大型車が通行できないような道路に架かる小さな橋が多く、設計荷重が昔の基準で施工されているものや不明のものがございます。そのような橋梁につきましては「木更津市橋梁長寿命化修繕計画」の維持管理区分において、主に「観察保全型」に該当する橋梁でございます。対象橋梁につきましては定期点検の結果を踏まえ、集約や更新、注意喚起看板の設置など必要な対策を検討してまいります。
続きまして中項目5「交差点の交通処理」についてお答えいたします。はじめに「左折レーンの設置」でございますが、交差点において左折車両が後続する直進車両の通行を妨げることにより交通容量が低下する事例があることは認識しております。本市におきましては平成30年度に金田西地区のアクアラインへの入り口交差点において左折レーンの設置を行った実績がございます。しかしながら交差点改良には新たな用地の取得を伴う場合が多く、事業の進捗や財政面への影響が大きいことから、積極的な導入は容易ではございません。今後につきましても交通状況や地域の要望、事業費等を総合的に勘案しながら、交通の円滑化に資する取り組みについて検討してまいります。
次に「信号処理の効率化」でございますが、信号機の設置・運用につきましては県警が所管していることから市単独での変更は困難ではございます。交差点改良工事を実施する際は交通実態や地域の要望を踏まえ、必要に応じて県警に対し感知式信号機の導入について要望してまいります。
続きまして中項目6「歩行者空間の確保」についてお答えいたします。「狭小歩道の解消策」でございますが、ご提案いただいたように歩道脇の水路を暗渠化することで歩道を拡幅するという手法は物理的なスペースの確保という点で有効な選択肢の一つでございます。現在、清見台地区の市道122号線において開渠に蓋掛けし歩道幅員を1メートル程度拡幅する歩道改良工事を実施しているところでございます。市内には他にも同様に狭小で歩行が困難な歩道が点在していることから、現地調査や関係者との協議を行いながら歩行者の安全性向上に向けた整備を検討してまいります。
次に中項目7「市営住宅の活性化」についてお答えいたします。「民間活力で活性化」でございますが、市営住宅につきましては、現在、住吉、長須賀、東清、真里谷、江川の5団地を設置しております。これらのほとんどは建築されてから50年以上が経過し、建物の老朽化が著しく進んでいることから「木更津市公共施設再配置計画」において市営住宅は全て用途廃止することとなっており、現在、東清団地において用途廃止に向けた準備を進めているところでございます。用途廃止をする前には廃止団地内の全入居者に民間賃貸住宅等へ引っ越していただくことになりますが、入居者に丁寧な説明と支援を行うことで、ご理解ご協力をいただきながら移転事業を進め、全入居者が退去した後に市営住宅としての用途の廃止手続きを行う予定でございます。用途廃止後は普通財産として利活用を図ってまいりたいと考えております。
次に中項目8「管理資料の電子化」についてお答えいたします。「効率的な維持管理」でございますが、都市計画法において開発許可をしたときは当該許可の概要を開発登録簿に登録し、それを公衆の閲覧に供するように保管し、かつ請求があったときはその写しを交付しなければならないと規定されており、本市では開発登録簿を紙台帳で作成・保管し、閲覧等に対応しているところでございます。お尋ねの開発登録簿の電子化についてはデータの検索や写しの交付に係る業務の効率化が可能となること、また行政サービスの向上につながるものであることから電子化に係る業務量や費用対効果についても考慮したうえで、できることから、順次取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして中項目9「技術系職員の確保」についてお答えいたします。
「委託職員の利活用」でございますが、建設コンサルタント会社からの技術員の派遣につきましては以前検討した経緯があり、現在の人員配置において業務の推進を図るために有効な手段の一つと考えております。今後も技術員の派遣については導入できるよう調整を続けてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
<植野総務部長>
私からは、大綱1中項目9についてお答えいたします。初めに「教育機関との連携」でございますが、議員おっしゃるとおり土木・建築職などの技術系職員の確保は全国的に課題であると認識しております。本市におきましても、本年7月に実施した令和8年4月1日採用予定の職員採用試験では土木上級が募集人員2名に対し受験者数2名、土木中級が募集人員1名に対し受験者数1名、建築上級が、募集人員3名に対し受験者数1名、電気上級が募集人員3名に対し受験者はおりませんでした。このように職員採用に苦慮している状況でございます。本年は2月に「木更津市役所就職説明会」を開催するとともに、3月には県と県内21の自治体が合同で開催した「建築職合同キャリア説明会」に参加したところでございます。加えまして5月には都市整備部職員が作成した「技術職員の募集パンフレット」を市公式Xと市公式Facebookに掲載するなど、様々な取り組みを行っておりますが課題解決には至っておりません。議員ご提案の奨学金関連では東京都が技術系職員向けに奨学金返還支援事業を開始したことは承知しております。この事業の動向を注視するとともに高校への技術系学科の新設に向けた県への働きかけをはじめ、技術系人材の安定的な確保に向け、他自治体の支援事例を研究して参ります。
次に「事務系からの転籍」でございますが、ただいまお答えいたしました本年7月の職員採用試験では一般行政職上級の募集人員10名に対し受験者数66名と、技術系職種に比べ多くの方に受験いただいております。こうした状況を踏まえたお尋ねと理解するところでございますが事務職から技術職への職種転換を前提とした採用は可能ではあるものの募集方法や育成体制等、検討課題が多いと考えております。市といたしましては職員がキャリアを重ねる中でも柔軟に職種を選択し、長く職場に定着できるよう事例研究して参りたいと考えております。私からは以上でございます。
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