高宕山自然観察会報告 

実施日時 2009年(平成21年)9月13日(日) 08:50〜15:20
 「秋の気配を感じる高宕山の自然観察会」
のテーマで、この年、2回目の自然観察会を行いました。
 山に入った参加者は27名(塾生4、一般23)でした。

 今回のコースの大半は細い山道のため、大勢が参加すると充分な説明が出来ない事が下見の際に課題となり、毎回房総ファミリアに協力していただき掲載する募集を止め、前回以前の参加者にハガキで案内を出したところ、目標の20名を若干越える人数が集まりました。中には誘われて新たに参加した人もあり、今までの観察会の評判が良いと考えると、主催者も嬉しいものです。
 
 当日は8:50に清和公民館前で受付を始め、地曳代表による挨拶と石井さんによる高宕山の植物の特徴の解説があり、諸注意の後、駐車台数に限りのある登山口まで相乗りで出発し、10:20より歩き始めます。
 前日に激しい雨がありましたが、幸い水はけも良く、当日は晴時々曇の天候で、歩く分には問題有りませんが、心配したように最後尾まで植物の解説が良く聞こえません。そこで情報を巧く伝えるために石井さんが用意したものは名前札でした。これを見ながら進めば皆が良く解りますし、デジカメ持参者はメモ代わりにも成ります。列最後尾では札を回収しましたからゴミも残りません。説明を丁寧に行いながらゆっくり進みましたので石射太郎山までの急登も厳しく有りませんでした。
 
 天気が良いので登山を楽しんでいる他の人達も多くいましたが、パーティには先に行ってもらい、私たちはゆっくりした観察をしながら進みました。関東ふれあいの道に指定されている縦走路にも多くの種類の木々や草花があり、高宕観音堂に到着したのは予定より少し遅れた12:30になりました。ここで各自が持参した弁当を食べ、13:00まで休憩としました。
 
 昼食休憩後は高宕大滝に向かう下山路に入ります。高宕山の頂は分岐点から僅かな距離ですが、狭くて大勢の人が立てないことや安全でない岩場であるため、今回は立ち寄りません。また、参加者の中には前回の矢那地区より大きな高低差のため疲れを見せている人も居ますから、この先の下り坂にも注意が必要です。
 それでも何事もなく、林道に降り、道沿いの草花を見ながら歩きます。未舗装の部分では前日の雨で泥状になり歩き難い場所もありましたが、それでも山道より快適で、列もバラバラと広がり、最後の組が駐車場まで帰り着いたのは15時を少し回った頃でした。
 
 往路と同じように相乗りで清和公民館まで戻り、解散と致しました。なお、6週間後10月25日には矢那川の彼岸花活動が迫っているため、スタッフは帰路にその打合せを行いました。今回同様、多くの市民が参加していただくことを願うばかりです。
 
 
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葛の花

ノササゲの花

イヌホウズキの花