太田山竹取ものがたり 活動報告 

実施日時 2015年(平成27年)11月29日(日) 10:00〜13:00
 太田山竹取物語の2回目として太田山での活動を行いましたので概要を報告します。参加者は32名で、前回の講師の久本さんも参加していただきました。
 
 太田山の桜の広場で受付は行いましたが、広い空間を使用するため自由広場を会場としました。
 スタッフは9時に集合し、デモンストレーション用の竹の伐採、煮炊きするための炉の設置や水の準備、幟の設置などの準備を行います。なお、設営と運営の双方で郷土博物館「金のすず」の石井館長と半沢副館長には大変お世話になりました。
 
 受付を済ませた市民も広場に集まり午前10時より開会セレモニーを始めます。地曳代表による趣旨説明の後、長南町の特定非営利活動法人竹もりの里の代表理事である鹿嶋與一さんより竹の猛威の説明を受け、チップ化の機械を使った竹の粉砕作業を皆で見守ります。パウダー化した竹は肥料としても優秀だという事を確認できました。
 その後、男性を中心とした竹伐採運搬班13名と女性を中心にした飯盒炊飯班18名に別れて作業を開始しました。
 
 今回は公園に隣接した狭い範囲を伐採しただけですが、チェーンソーを使用して効率的に伐採したため、直ぐに広場の一部には竹材が積まれ、チップ化が間に合わない状況になりました。パウダーは肥料用の袋に入れて希望者に配布しましたが、有る程度の量が確保出来たので、残りの竹は荒い粉砕として、作業効率を上げました。公園の片隅に集めて堆肥を作り、カブトムシの幼虫の巣を作ることも試してみます。
 
 飯盒炊飯班は竹を加工して飯盒・お椀・箸等を作成しながら米を炊き、矢那で捕獲されて肉に加工されていたイノシシを具材にした味噌仕立ての鍋も作ります。燃料は公園内から集めた薪や竹の破片等です。ご飯と汁のお椀が別なのでお椀も60個以上作りますし、角で口を切らないように紙ヤスリで丸くするなど、加工には結構手間が掛かりますが、皆さん楽しく作業を進めていました。
 
 竹の伐採運搬班もこの日のチップ作業を終え、飯盒炊飯班に加わる頃にご飯も汁も完成し、あとは金網の上で肉を焼いて楽しく食事タイムとしてこの日の活動は終了しました。天気も穏やかであったため、参加者には好評のうちに第2回目を終えることが出来ました。
 
 
 
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