春の北陸ドライブ 2014.4.14〜2014.4.15 ホンダフィットシャトルHB |
▼14日 |
新年度になり少し時間の余裕が出来た。テレビのニュースでは富山でチューリップが咲き、満開の桜とアルプスの展望が楽しめると報道されている。これは是非とも見に行かねばと思い、つきあい始めた彼女に誘いかけ、平日である月・火を休んで旅に出た。
朝5時半にアクアラインを渡り、新座で彼女をピックアップして所沢から関越に乗り、北陸道で富山県に入った朝日インターには10:41に到着した。テレビの映像ではチューリップが咲き誇っているのかと思えたのだが、畑は菜の花も蕾のままである。それでも畑の中に路肩駐車と多くの人影が見えた場所に向かってみると畑2枚だけ咲いており、テレビクルーも来ていた。そこで写真を撮り、新川沿いの満開の桜を満喫する。
お昼が近くなってきたので、この季節に見ることが出来る蜃気楼に出会うため魚津市に移動する。その場で携帯から調べた魚津駅前の「海風亭」で今が旬のホタルイカのイカソーメンと釜飯を注文する。暫く待たされるが文句無い美味さであった。食事後は駅前の観光案内で情報を入手し、海の駅「蜃気楼」に行ってみるが、風が強くて空気の層が安定しないため今日は見られそうも無い事が解り、残念ながら先に進む。氷見の道の駅で買い物を行って富山県を後にする。
石川県に入った場所が羽咋市の神子原集落であった。ローマ法王に米を献上して一気に知名度を高めた、アイデア公務員が居る場所だとテレビで知っていたので、何やら感動して立ち寄り、蕎麦ソフトクリームを食べた。それから千里浜まで走り、海岸を走ることが出来る「なぎさドライブウェイ」を堪能してから金沢に入り、日帰り温泉で汗を流した後は香林坊の居酒屋「金澤もんよう」で日本酒と加賀料理に舌鼓を打つ、贅沢な夜を過ごした。 |
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▼15日 |
ホテルで昼まで車を預かって貰えるため、朝食を済ませてから歩いて金沢城に向かった。いもり坂から城に上がると金沢大学が移転した跡の復元が進み、34年ぶりの訪問であったが、記憶のない風景と満開の桜が広がり想像以上に感動する。石川門から兼六園に渡り、諸外国の観光客で混雑する園内の風景を楽しみ、真弓坂口から麓に降りて21世紀美術館に入る。円形のガラス外壁の中に立方体の展示室が配置される建築様式は建築のノーベル賞と言われるビエンナーレ金獅子賞を受賞したので気になっていたが、確かにモダンで素晴らしい施設であった。展覧会を見て、さらには尾山神社等を回ってから宿に帰り、昼前に金沢を後にする。
帰路は北陸ルートか東海ルートか迷ったが、雪山を見るため、高山経由の中部縦貫ルートに決めた。福井県の道の駅九頭竜湖には雪からの避難を終え先週の金曜日から展示を再開したという動く恐竜模型の展示が行われており、そこで遅い昼飯として舞茸蕎麦をいただいた。
油坂峠を超えて岐阜県に入り、高山まで高速道路を利用して移動するが、到着したのは午後4時を回っており、昨日と今日の2日間に渡り行われている春祭りも、既に片づけ作業に入ったところだった。それでも多くの観光客の流れの中、勇壮な山車と、祭りの終了にホッとして酒を酌み交わしている地域の人々を見ながら飛騨牛コロッケを囓りながら歩くのは悪くない。
日没間近に高山を離れ、薄暗くなった雪の残る平湯から安房トンネルを抜けると信州側は既に暗くなっていた。松本から高速に乗り、新座を経由して自宅に帰ったのは間もなく16日に日付が変わる頃であった。1泊2日での金沢はハードだと改めて気付かされた旅だった。 |
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