日本を味わう
長い旅の日々で、資金を抑えるためでもあるが、食事に重点を置いてこなかったことが残念だと最近思う。
そんな中で、最初にご当地食の旨さを感じたのは、その頃には全国展開を果たしつつ有った「函館赤ちょうちん」で食べたイカソーメンだったように思うが、その感動があっても、それ以降も長いこと配慮した旅をしなかった。
旅先で食べた兵庫出石の皿蕎麦や秋田湯沢の稲庭饂飩など、その後も強い記憶に残る味との出会いがありながら、積極的にご当地の名物を探し歩かなかったし、新潟のノドグロや金沢の越前蟹、有明海のムツゴロウのように、それらの感動的な食材を食べながらも写真に収めてこなかった。稲庭饂飩に至っては、6回目の食事で初めて写真に撮った有様である。これではいかん、と思い、2005年頃から積極的に写真を撮り始めた。
新世紀になってB級グルメが盛り上がって来る中で、『俺は日本全国を旅して何を食べてきたのだろうか』と反省する日々であり、逆に今だからこそ、食べられる物を目指し、記録を残そうと考えて行動している。まだまだアンテナに引っかかる情報が少ないが自らの記録整理のため、2010年よりローカルフードの頁を新設することにした。すると旅行計画の大きな部分がご当地食になり、ハイペースで記録が埋まっていくようになってきた。
なお、海外の食事は「ローカル」のジャンル外と考え、ここには記入しない。また、B-1グランプリの会場等で食べた物は現地で食べたわけではないので除外する。さらに、フランス料理や会席料理などの高級料理コース料理も記入せず、いわゆるご当地料理を簡単にメモしていくような程度のまとめとていくつもりである。