地域の諸問題について
2007/3/31記
 前に「ゴミと残土の山に思う」でも記載したが、その具体的事例を高柳で撮影してきたので写真を掲載する。
 現場はフェンスで取り囲まれ、「不法投棄禁止」の看板を木更津市が立ててあるが、その隣に廃車が放置され周辺にもゴミが散財している。聞けば地主は解決する意思を全く持っていないようで、周辺の住民からは『市で何とかして下さい』と言われている。このゴミ山を個人財産と言えるのか解らないが、このような財産の保護は公共の福祉の前に制限されるべきであり、そのような条例化が求められている事を痛感した。
 
 また、道路や排水の未整備は地域全体の問題で、例えば万石の都市排水路は護岸が施工されていないため豪雨時のような流量増大時に護岸が浸食され、脇の未舗装道路は段々幅員が狭く成ってきている上に水路への転落防止措置も設けられていないが、木更津市の見解は『予算がないので災害復旧でしか対応できない』と言う事らしい。
 上記の写真では道路を横断する排水用管渠が浸食によって流末部が落下している。この状況でもまだ整備する予算が無く、地元からは『市で何とかして下さい』と言われている。公共事業は発注規模の合理化や入札の透明化による落札率の低減によって発注額を変えることなく施工量を増やすことが可能である。そのようにして市民が必要とする事業を適正に執行する事が求められており、それは業界の都合より優先すべき問題であると認識している議員はどの程度居るのだろうか、と考えさせられた。