平成20年度の変化・その2
2009/03/26記
 前回に引き続き、平成20年度中に木更津に起きた変化のうち私が主観的に選んだものを、また3点ほど記載する。今回は建築系が中心になるのは写真になるからである。
 
 最初の変化はアカデミアパークへの企業進出である。昨年度までに進出を表明した鞄結梛@械製作所や協和合金鰍ノついては、現在の所、工場建設の気配が見えてこないが、下の写真にあるソーラーシリコンテクノロジー鰍ノついては事業を開始したし、三愛プラントについては12月より工事が始められている。
 
 上記写真は太陽電池の素材の生産工場であるが、さらに環境に優しい施設として2月26日に発表があった本田技研工業によるバイオエタノールの研究施設建設も期待される。施設の名称は、本田技研研究所基礎技術研究センターかずさ分室であり、ニュースによると4月に建設着手、11月の稼働を目指す敷地面積5千u、延べ床面積1050uの実験棟一棟を建設するとの事である。
 これらにより直接的には税収の増加や雇用の拡大も期待されるが、間接的な木更津の都市イメージ向上効果が望むものである。これらが呼び水となり、多くの知的集積が進むことになれば、千葉県のイメージする研究都市かずさが完成し、多くの先行投資が有効に活かされることになるのである。
 
 次の変化は木更津警察署の移転と跡地の駐車場化、そして反対側の市民体育館の補強改修工事の完了である。
 
 現在は手狭な市民会館も、この166台が収納できる駐車場の完成により便利になるだろう。なお、この体育館で平成22年9月26日から28日まで『ゆめ半島千葉国体』の相撲競技が開催される事になり、そのリハーサル大会として今年の8月23日に全国教職員相撲選手権大会が行われることになる。それに向け、多くの人々が木更津に来るからと様々な準備が進められている。
 東京オリンピックを契機に東京の街が綺麗になったように、国体を一つの目標に美化活動を進めることは悪くはないが、相対的には国体による交流人口の占める割合が減少している状況を考えると特別なことと考えず、例えば国体より前に映画のロケ地巡りに来た人にも木更津の良い印象を持ち帰ってもらえるように、日々の整備が求められる所である。
 
 3点目の変化は学校給食センターの運用開始である。県下で最後まで給食を実施していなかった本市の学校給食が開始されることになり、遅れて整備されたと云うことは最新の考え方で施設を設計できているという利点があるわけである。
 
 24日に施設見学をしてきたが、米を自炊できないことが残念であることを事を除くと、整理された導線やアレルギー除去食への対応など、今後の運営に期待が持てるところである。なお、竣工披露で試食した給食は地産地消にも気を配ったものであったが、今後も高い目標を持って運営されていくことを期待したい。
 
 これ以外にも多くの変化が生じているが、映像になりやすい項目として『その1』とあわせて6点を掲載した。これらの変化で木更津が良い方向に進んでいくものと個人的には思っているのだが、多くの市民や、他の地域に住んでいる人が注目し、木更津のポテンシャルが上がっていくことを願うばかりである。