品川北側開発で考える
2012/01/04記
 本日の夕方に配信されたニュースで、JR東日本が山手線の品川〜田町間に新駅の建設を検討していることが伝えられた。今後、JRは東京都や港区と協議を進め、新駅の開業は2020年頃という事である。なお、山手線の新駅は1971年の西日暮里以来となるので、2020年の開業となるとおよそ50年ぶりの新駅となり、山手線ゲームも30駅まで楽しめるようになるようだ。
 
 品川〜田町間には「品川車両基地」が有り、2013年度末予定の東北・高崎・常磐の3路線と東海道線をつなぐ「東北縦貫線」の開通に伴い、殆どの車両基地用地が不要になる事から、その開発利益を念頭に置いた新駅の計画のようだ。
 京浜急行の泉岳寺駅の近くに位置しそうであるが、既存の山手線の路線は車両基地の山側から、海側の横須賀線に沿う位置まで移設する計画なので、泉岳寺駅と新駅で開発区域を挟む形になりそうである。なお、同区間を併走する京浜東北線も新駅には停車する方針のようだ。
 
 東日本大震災でJR東日本も大変な被害を受け、現在も常磐線を始めとした多くの路線が不通のままで、それらの殆どが開業の目途も建っていない状況の中、巌根駅のホーム延長などとんでもないという話と聴いていたのだが、この様に開発利益が多く見込める物は積極的に投資を行い、それを東北の復旧費に回すというので有れば異論を言う筋合いでもない。
 
 ただ、巌根駅の協議締結に向けた検討を進めて貰い、駅前広場の工事にもしっかり協力願いたいと思うだけである。
 
 
 品川駅の北側に広がる約15haの開発は、山手線内に残された最後の大規模区画と言われており、羽田国際化を果たした後の大規模開発は、どの様に外資を吸引してくるかという点でも注目されるだろう。
 
 さて、そのような開発が進むので有れば、鉄道だけのアクセスでなく高速道路との利便性も高める事を念頭に置くべきだろう。そこで2008/07/16に記載した首都高1号羽田線への追加ジャンクションと品川駅引き込み線の設置が望まれるのである。
 
 上記の絵の青線は、3年半前の案として作成したものであるが、この時は本線から分離して駅を目指した後、南側から品川駅に回り込む形態を考えていた。本日のニュースも念頭に考えると、赤線で示すようにクリスタルスクエアの北側を通り、山手線移設工事に合わせて北から品川駅に回り込むことも考えられるだろう。
 
 対岸で、大規模資本を前提に進む開発や変化を、如何に房総のために活用させるべきか、その様な視点に立って協議や要望を行ったり、住民意見を喚起していく事がこれからの都市間競争には必要であろう。
 先ほどパソコンの画面で読んだニュースを身ながらそんなことを考えていた。
 
※ 1/5に画像の変更と一部文章を更新した。