人口分布図を作るB
2013/07/14記
 @では中郷金田富来田という郊外部と新興住宅の請西東南地区を取り上げ、Aでは東清大久保八幡台羽鳥野という開発された団地の状況を取り上げたので、最終回(予定)となる今回は既存市街地や、私の地元はどうなっているのか検討してみる。
 まず「中心市街地」と通称されることの多い、木更津の旧市街地部分である中央1丁目から3丁目、富士見1丁目から3丁目、新田1丁目から3丁目の9地区の集計を作図してみた。
 ここには男1,773人、女1,944人の合計3,717人が居住している。駅から極めて近く、利便性が高い場所にも係わらず日本の人口分布と同じ様な壺型に成っている。さらに日本全体と比べると第二次ベビーブームの山が男性の40代前半に僅かに見える程度しかなく、中郷等の郊外部と同様に若者世代の流出が生じていることが解る。そう言えば、この週末に行われた八剱八幡様の祭礼でも当該地区に住んでいない顔が多く見えていた。旧市街地の跡取り世代は郊外に住宅を構えている例が多いのだろう。
 新興住宅のように極端な人口構成に成らないことは地域の安定性を示しているが、若者が購入できるような住宅政策を誘導しないと地域の人口は確実に減少することが図から見えてくるし、中心市街地活性化などは絵に描いた餅に成ると思う。
 
 人口減少といえば、平成になってから実数が最も減っている岩根地区(参考資料)の状況を確認してみたい。岩根小学校と高柳小学校の学区別に集計することとする。まずは高柳小学校学区である「岩根東地区」の図である
 これは、高砂1丁目から3丁目、本郷1丁目から3丁目、高柳1丁目から4丁目、若葉町と高柳無丁目に居住する男4,553人、女4,502人の合計9,055人の人口分布図である。厳密には高柳無番地の一部は線路の西側にも有るので過剰に成っているが、中里無番地に居住する世帯が含まれていないので相殺されているとして扱う。
 男性で人口の最大値が40代前半に現れるという、意外な結果になった。これは地域内にある自衛隊官舎の影響も大きいと思うが、近年の市街化調整区域に開発されている住宅地に移住している人が多い事が要因としては無視できないと思う。
 
 次いで、岩根小学校区である「岩根西地区」を整理してみると次のようになった。 
 ここには男4,164人、女4,093人の合計8,257が居住しているが、東地区に比べ若年層が細く、将来の人口減が容易に想定されるなど、地域の安定感には欠けている。
 
 ではこの中の江川区だけに限定してみるとどうなるだろうかと、更に作図を進めてみた。
 江川地区には男1,337人、女1,254人の合計2,591人が居住している。予想外に30代後半から40代前半も多いが、地域に増え始めているアパートの入居者だろうか。地域の旧家には跡取りが出ていってしまった所も多く、本日準備を行っていた祭礼にも若手の姿は数えるほどだった。
 このような人口分布で有れば、40前後の世代が参加しやすい地区の運営を考えていくことも重要だろうと、最後は極めてローカルな話題になって、3回に渡る人口分布図の検討を、取り敢えず終了する。
 
 なお、市内の全データは所有しているので具体的な場所を知りたい場合は連絡いただきたい。ただし、1枚の作成に結構手間がかかるので、要請があっても直ぐに取りかかることがない事を前提に連絡いただければ幸いである。