20年前の選挙を振り返る | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2015/01/06記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成27年が始まった。今年は4年に一度の統一地方選挙の年である。議員定数を28名から24名に削減したためか、現在の所は新人の立候補の話が余り聞かれていない。全国的に地方議員の担い手が減っているという報道が昨年末に有ったように、木更津でも議会の大変さが伝わり、ただ偉く成りたいといった勘違いをする人が減っているなら良いことであるが、それでも引退される議員が少なければ選挙になることは間違えない。私も年が変わったので選挙モードにギアを上げなければと考えている。 ここで唐突であるが、20年前の阪神大震災が有った1995年に行われた統一地方選挙における市議会議員選挙はどんな状況だったのかと気になり調べてみた。当時は市長選挙が市議会議員選挙と同日であり、具体的には須田市長と河辺候補の一騎打ちも有ったため投票率は68.59%であった。2011年の市議会議員選挙の投票率は52.58%であったので14%も高かったのである。なお、20年前の有権者数は93,244人であり、最近実施された衆議院議員選挙における有権者総数は107,179人であるので、20年前より14.9%ほど増えている。 具体的な投票結果と、それを有権者の伸び率である1.149倍した値を整理し、今回の定数である24番目まで着色したものが下表である。候補者名は選管の記録通りとしたので、ひらがなが多用されている。なお、得票総数に小数点以下の値が有るのは、得票の案分が行われたためである。 |
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前回の選挙では有効投票合計が53,530票しか無かった為かは解らないが、最小得票当選者は1,041票であった。一方、20年前には定数が4人も多い32人であったにも拘わらず1,178票を取った候補者が落選の憂き目を見ている。20年前の選挙結果を今回の定数24人まで当落のボーダーラインを上げると1,519票を確保した海宝議員が次点になってしまうのである。 さらに、この得票総数を有権者の伸び率(1.149)で補正すると、海宝議員の得票は1,746票にも成ってしまう。私が前回の選挙で獲得した1,709票でも及ばないのかと驚嘆する値である。 不在者投票が極めて少ない中で投票率68.59%は驚かされる値である。今年の投票率が20年前の値まで回復する事は難しいと通常は思うが、住民が政治に意味を再発見し、投票所に足を運んでいただけた場合に狼狽しないよう、最低でも20年前の父の得票に伸び率を乗じた値程度は確保せねば成らないと自らを戒めるため、今年最初の思う事に記載したのである。 |