人口推移を再検証する | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2015/01/22記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年10月15日に「人口の推移を検証する」としてデータを整理してから2年と2ヶ月が経過した。この間も人口の増加が続き、特に金田地区でアパートの建築が続くなど人口動態の変化が予想されるので再整理してみた。 まず、地域別人口であるが、前回以降のデータを文末に載せたとおり、木更津・波岡・清川地区の増加が続くだけでなく、金田地区では人口の減少が止まり微増に転じている。相変わらず岩根の減少は続き、平成元年からの減少は3,234人に達した。 なお、2013年より約1500人ほどの外国人も常住人口に加えるようになったため、そこで若干の不連続となっている。 人口の増減率(%)を見ると次の通りである。 金田が増加に転じただけでなく、減少が続いていた鎌足地区でもここ数年は下げ止まっている。中郷と富来田地区の減少は止まる様子を見せていないことが気になる。 人口の増減要素別では出生が減少する一方で死亡は確実に増加傾向を見せている。 昨年に木更津市の特殊合計出生率が県下最高になったと言っても、自然増は過去最悪の-184人にも達している。他市からの転入が無ければ人口減少が進むことが確実な話なので、喜べるような状況ではない事はグラフからも明かである。 つまり、この状況で人口増加が続く理由は社会増が順調に高い値で推移している結果である。自然増と社会増を比較すると次のようになる。 平成18年以降では自然増がプラスになったのは平成22年だけであるが、社会増は一貫して自然葬のマイナスを凌駕するような大きな値で続いている事が解る。 社会増の内訳を転入と転出で比較すると次のようになった。 国勢調査の補正を行った平成22年の特異点を除けば、社会増の動態が安定しており、毎年約5200人程度の転出と約6200の転入があることが解る。金田のMOPの増床やイオンモールの開業による効果は顕著に出なかった事が意外であった。何れにしろ毎年人口の5%程度が木更津の新市民になっている状況が続いているので木更津が他市と比較されるという視点に立った施策が求められていると考えるべきであろう。 以下が今回のデータであり、これ以前は前回のデータを調べて貰いたい。 |
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▼地区別人口の増減データ |
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▼要素別人口の増減データ |
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