市道の認定で思う
2015/06/20記
 6月議会に14路線の市道認定案件が上程されていた。前期までは建設常任委員会に所属していたので所管事項であり、全路線を隈無く見て回り改善箇所の指示をするのが仕事であった。今期からは総務常任員会に配属になったから担当委員会に任せようと思っていたのであるが18日に開催された教育民生常任委員会が終わった後に時間があったことと、路線が請西と私の地元に集中していることもあり簡単に見に行った。その際に思ったことを記載する前に、まずは現地状況写真を掲載する。

市道7935号線

左の街区の看板

市道7934号線

市道7928号線

市道7929号線

市道7925号線

市道7926号線

市道7927号線

市道7930号線

市道7931号線

市道7932号線

上の街区の看板

市道7935号線

市道2480号線

市道2479号線

行き止まり表示

市道2478号線

左の街区の看板
 今回の路線は全て民間の開発行為によって築造されたものであり、7935線の周囲で10区画、7930号線等の周囲で60区画などが新たに造成され、合計で百軒程度が建築され三百人程度が居住することになるだろうと考えると木更津市の人口増加が当面続く感じがして悪い気はしない。
 
 今回の14路線のうち、面的開発となった7930号線から7935号線までの【ラウレアヒルズ】関連4路線と既存赤道の拡幅で市道になった7925線を除く9路線は全て行き止まり道路である。
 ちょうど3年前にも記載したが、数件の個人が使うだけで公共性が少ない袋小路道路は、災害時の複数方面避難が不可能な形態という事もあり基本的に開発行為の申請で改善を要望できるように、指導要綱を整理すべきだと思うし、所管課に言い続けてきたのだが未だに対応が成されて居らず、今回もこの様に大量の袋小路道路を認定する羽目になったことを歯がゆく思う。
 もちろん、現在の道路関係法令に違反して居らず、段差や陥没等の重大な瑕疵が見受けられない構造なうえ、今回の約1.1kmの認定に伴い交付税算定額が年間約百万円増加すると有れば議会で反対するわけにはいかない。しかし、今後の課題としてどうにか成らないものかと、所管委員会を離れて思っているのである。
 
 幸い、今度の常任委員長である斉藤議員も高専の土木を出ている技師でもある漁師なので、何とか成るだろうとも思うし、動きがなければそのうち個人質問で取り上げようかと思いながら今回の記載事項は簡単に終えることにする。