次回のマラソンに願う
2016/10/25記
 2012年から始まったアクアラインマラソンも隔年開催ながら今回で3回目を迎えすっかり地域に定着してきた感じがする。当所は地域に割り当てられていたボランティアも自発的な応募で対応されているようで、沿道の人数が減っているかも知れないが、それでも休み無い応援は多くのランナーに感動を与え、天気にも恵まれた中で今回の大会は無事に終わりを告げた。
 前回の2014大会では自転車を駆使してハーフのゴールエリアなどにも足を運んだが、今回は歩で会場に来てスタートエリア周辺の関係者とランナーしか入れない風景などを見ていた。
 今回は自分もランナーになって自ら建設に携わったアクアラインを走ってみようと思いハーフにエントリーしたが落選したので走り込みもせず、先日行われたブルーベリーランの3kmを走るのがやっとという状況なので42.195kmを完走するだけでも尊敬してしまうのに、6時間という制限時間には脱帽するばかりである。
 この日は男女の優勝ランナーのゴールを見届け、さらにはゴールに帰ってきた高橋県議や袖ケ浦市の在原市議、我が会派の平野市議や永原市議に声援を送ることが出来るのも、そのエリアに入れる特権であるので、ここに入れない人に代わり全てのランナーに声援を送り続けたらすっかり喉が渇いてしまい、その後のナチュラルバルの麦酒が美味しくなってしまった。
フルマラソン男子優勝 千葉健太選手 [2:20:42] フルマラソン女子優勝 山口遥選手 [2:49:09]
平野卓義市議(会派羅針盤) 永原利浩市議(会派羅針盤)

 さて、今回もギャラリーとして楽しませていただいたアクアラインマラソンであるが、次回の開催では流石に見直して貰いたい点があるので記載する。
 
 1点目は、中野畑沢線が完成したのであるからあじさい通りを経由するのを辞めて貰いたいことである。スタート地点からハーフのゴールまでの区間でコースの海側の住民は大会中に陸の孤島になり、下図の着色したエリアから抜け出せない上に小櫃川を挟んだ岩根側と金田側の往来もできなくなっているのである。
  このうちコースを中野畑沢線に移すことにより、青で着色しているエリアが陸の孤島で無くなるのである。面積は狭いが、新宿・吾妻・中里・江川の人口が集中しているエリアであるので住民は多い。これは是非とも検討いただきたい。
 
 2点目は、ランナーを苦しめる後半のアップダウンを解消して、もっと多くの人をタイム以内で完走できるような楽なコースに変えて欲しいことである。
 
 橋の最高点が40.85mで有るのはアクアラインを走るためには避けて通れない事であるが、コースの後半に出てくるほたる野の標高44.0mや清見台の標高31.0mといったピークを何のために設定しているのか理解できない。
 
 現在のコースが上図に赤で示したものであるが、それを黄緑の祇園駅前を通るコースに変えても踏切や国道バイパスとの平面交差という問題は生じない。跨線橋のアップダウンだけで済むことに成るので遙かに楽になるはずである。距離が不足する分は根形や中郷の平らな田園地帯か木更津駅西口ロータリーを回るようなコース設定にすることで補えば済むと思うのである。
 
 3点目は、海ほたるの有効活用である。コース最大の見所であるアクアラインを人が埋め尽くす風景を堪能できる海ほたるパーキングエリアは関係だけのエリアになってしまうことは勿体ないと知人から指摘された。港まつりの花火の時のように有料観覧席を設ければ写真愛好家や応援団、さらには観光客が集まり、収益にもつながると思うのである。弱点は交通規制中の出入りが出来ないことであるが、観覧車専用車両を設定し9:30金田BT出発、13:00金田BT到着の3:30コースで設定できると考える。
 
 4点目は、今後も開催が続けられるためのコストの見直しである。特に橋の上に並ぶ警備員の必要性が理解できないのである。ランナーが橋梁から飛び降りる事は想定できないが、仮にそのような事が有ったとしても警備員の中間地点で行われたら容易に防ぐことは叶わず、結局居ても居なくても一緒になる。何より周辺に多くのランナーが居る中で突飛な行動が行えるとは思えないのである。その他の無駄も良く検討すべきだろう。
 
 以上勝手な意見ではあるが、他にも多くの指摘が上がっているものと思う。大会をより良いものに変えて、今後も開催できればと願いつつ、今回の記述を終えたい。