オスプレイの整備に思う | |||||||||||||||||||||||||||||||
2019/03/04記 | |||||||||||||||||||||||||||||||
2017年1月30日に木更津基地に飛来したオスプレイ定期機体整備の初号機は当初の予定を大幅に遅れるスケジュールで作業が行われ、一時期は根本的な問題があるのでは等という噂が流れる事態となったが、先月末に格納庫から出されて調整が進み、4回の試験飛行を行った結果、機体整備が終了がされたと先週の金曜日に防衛省から報告がなされた。後は沖縄に向けて帰投するだけなのだが、雨が続いているためか、今現在でも木更津に残っているようだ。 (※本記事を記載した翌日の12:29に木更津を離陸し帰投した) なお、今回の試験飛行のデータとして防衛省職員が観測し提供されたものは下表の通りである。 |
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試験飛行がどの程度必要になるかという情報が無く、機体整備終了後に東京湾上空を何度も飛ぶことになると、また様々に問題が起きるだろうと思っていたので、飛行回数が3日間の4回、時間にしてわずか3時間程度に収まったという事には安堵させられた。それより試験飛行中に部品落下等の問題を生じさせなかったことは何よりである。帰投に当たっても特に問題を生じさせず、速やかに木更津を離れてくれることを願うばかりである。 さて、初号機の整備が終わり、現在格納庫の中に有る2号機だけでなく次々とオスプレイが飛来してくることになるのであろう。その事は日米で決められたことであるので特に異論を挟むものではないが、せめて初号機の整備を総括して、何故長期になったのかとか、作業時間や試験飛行は覚書の通りに収まったのかとか、市民に向けた説明が欲しいというものも多い。 防衛省の論理によると市民に対して直接説明会を行う事が無い代わりに市民を代表する市議会に対して丁寧な説明を行うという事であった。そうであると、今回の事案に対しても何らかの説明が行われるのであろうか。 現在の所、市に対して説明を行いたいというアクションはされていないようであるが基地対策特別委員会の開催まで2週間も有るので、こちらからも働きかけながら様子を見守りたいと思う。 ※3月5日に加筆した。 |