移動の解禁を喜ぶ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2020/06/22記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京では連日30人前後の新規感染者数が確認されており、北九州市や札幌市のように部分的に感染の確認が続く都市も有るものの、日本全体では感染拡大が抑制され、19日には県境を越えた往来の自粛も解除された。移動を解禁して大丈夫かと危ぶむ声も聞こえて来るが、リスクを適切に管理しながら経済を回していく事に私は賛成であり、個人的にも県外と往来が可能になったことを喜びながら、早速土曜日には横須賀で山歩きをしてきた。 房総半島の26市町村では大型連休以降に新規感染者は確認されていない。グラフにすると下図のように水平線が続いている状況であり、この状況には安堵している。 移動解禁になった週末には房総半島にも多くの方々が訪れ、朝日新聞は三井アウトレットモールの駐車場の空撮で混雑状況を伝えていたが、確かにアクアラインの渋滞も復活していた。 アウトレットだけでなく、木更津市内の潮干狩り場も再開され多くのお客さんに潮風の中で自然に親しんでいただいた。夏にはブルーベリー狩も楽しんでいただくことが可能になるが、房総半島では多くの海水浴場が開設されず、プールも休業するように話が聞こえる。 お祭りのように密集するイベントで有れば第2波の予防に中止することも止む得ないと考えるが、海水浴場では影響は少ないだろうと思うが管理者の判断なので仕方ない。正式に開設されない中で海を求めて来た人が勝手に遊泳し、監視の無い中で事故が起きることが心配である。 緊急事態宣言の中で自宅待機を強いられた東京23区の住民の多くが地方移住を考え始めたようで、特に若い世帯での意識が高いという報道があった。自然環境に優れ、都心に打合せに行く事も容易な房総ではこの機会を捉えて移住促進を行うべきと思うが、都内の住民をまるで感染者のように恐れる空気が残る間は難しいことになるのだろうか。 世界に目を広げれば、昨日午後5時の段階で累積感染者数の上位10ヶ国は全て20万人を突破し、アジアでの感染は抑えられると言われていたがインドでも40万人を越えてしまった。 |
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冬に向かっている南米ではブラジルだけでなくペルーやチリでも感染が拡大しており、欧州等での国境を越えた移動解禁が始まったとは聞いているが、基本的には全世界が鎖国状況を続けることは当分続きそうである。 海外旅行はまだ困難であり、そもそも海外旅行は必要なのかという空気も広がる中、インバウンドに力を入れていた業界は存続の危機を迎えている。せめて国内旅行者がそれらの業界を下支え出きるように旅を始めるべきと思うのだが、経済の停滞で今後の収入減少が想定される状況で、今年の夏の旅行意欲も低調なようである。 首都圏の近距離旅行の受け皿として房総半島は何とか復活できるかと希望的観測を持っているが、北海道や東北の観光地は苦労することであろう。観光が大きな産業だった地域で生活が出来なくなり、人口減少が加速される事態にならないことを願いながら、移動解禁を迎えたささやかな喜びを記載している。 |