感染症が急増する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2020/07/28記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先日、木更津市において14人目となる陽性者が明らかになった事を記載したが、。それからわずか9日の経過で市内の累積感染者数が23人に達し、あまりの急増に戸惑いを覚えている市民も多いことだろうと推察する。 先月末の12人目から昨日の23人目までに保健所を統括する千葉県から寄せられ、議員に知らされた情報の概要は下表の通りである。 |
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13人目が確認されてから13日間で11人が明らかになるという状況であり、特に一昨日と昨日の感染者は千葉県の発表によると『千葉県1285例目等接触者』という事以外の詳細情報が発表されていなかった。家庭や職場、または飲食店でクラスターが発生したのかと疑う状況であるが県からは詳細な情報は出されなかった。多くの方々が自分が行動している範囲で接触はなかったか、大丈夫かと心配していることであろう。 木更津市役所の発表にはなかったが、28日の東京新聞朝刊によれば「建築不動産事務所を営む70代女性と40代男性の親子、26日に感染が発表された同事務所の従業員ら二人の家族で60代と20代の男性が感染した」と具体的に記載している。 公的に入手する情報より詳細な情報が報道機関に流れるという状況は、さながらオスプレイに関する情報のようで遺憾ではあるが、この新聞報道が正しいとすれば、7月26日に感染が明らかになったNo18,19と昨日明らかになった22,23の4人が職場内感染で、No20,21は18,19と家庭内感染をしたことになる。6人が同じ場所で感染していればクラスターの発生として発表があったかも知れないが、職場、家庭と別の場所であった。 また千葉県1285例目(No18)の接触者として扱っているが、発症日が早いのはNo21の7月13日であり、最初の感染者は千葉県1285例目では無いかもしれない。仮にNo21の方から感染が広がったとしたら20代の男性が上の世代に移した事になる。この可能性から言えることは、重症化しずらい若い世代でも、周辺に危機を及ぼす可能性が高いという事である。 もちろん、誰が最初に感染してきたのか私には解らないが、既に木更津市の人口10万人当たり17人(東京都内では百人を越えている)という感染者の割合は、何時どの様なルートで感染に至るか解らないほど危険が迫っていると考えるべきであろう。 ※更に29日の夜に24人目から27人目の感染が明らかになったことが報告された。26日から29日までのわずか4日間で新規感染者が10人も明らかになり、人口10万人当たり20人に達してしまった。29日に確認された4人のうち3人についてはNo22の方と7月20日の夜に酒類を提供する飲食店で接触した方で、50代男性はお客さん、50代女性は飲食店の経営者、30代女性はその従業員であると新聞報道がされているが、公式発表には詳細がない。 20日には臨時議会があり、夜には仲間内で会食を行っている。感染が飲食店内で広がっている状況を考えると、心配であるが、私達が居たのは50代女性が経営する店では無かったから同じ店であった可能性は無いので少し安心する。それでも会食による感染の拡大が増えることで飲食店の客は減り、追加の支援策が求められることに成りそうだと考える。ともあれ急拡大の状況を受け上表とここに青文字部分を加筆し、一部修正した。 これからは今以上に万全の対策を講じながら日常を送る必要があるし、今後も感染が拡大している状況に有れば9月議会の運営についても再度危機管理レベルを高める必要があるだろう。 木更津市では一昨日、昨日と急増したが、日本国内でも累積感染者数が1万人から2万人になるまで80日間を要した事に対し、2万人から3万人に達するまでには19日しか必要ない状況となってる。世界では昨日だけで約21万人が新たに確認されて4305人の死亡が明らかになった。来月中旬には累計患者数が2千万人を、累計死亡者が70万人に達してしまうことであろう。 房総半島の感染者数も君津郡を中心に増加してきた。安房郡や外房では「感染を抑えているので安全に観光を楽しんで下さい」と言えるが、木更津周辺では未だに感染者を出していない富津市を除き、胸を張れる状況ではないようだ。なお、前回の7月18日の状況と26日を比較すると下表の通りである。 |
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上記の集計にあたっては朝日新聞が集計して新聞に掲載している値を利用しているが、東京新聞では館山市は0人ではなく1人としていた。これは朝日新聞の(住所)非公開11人に対し東京新聞の居留地不明は9人であり、この差の2人のうちの1人であると考えられる。千葉県の集計でも館山市は1人であるが、前例に倣って朝日新聞掲載数値を使用することとした。 いずれにしろ累計感染者数をグラフにすると次のようになる。 既に増加傾向が第一波と同じ様な状況に成りつつある。緊急事態宣言を発令する事は考えられないので、重症患者で医療機関の対応が出来なくなる事態が想定されるまで増加を続けることになるのであろうか。 今一度、マスクや消毒の徹底、社会的距離の確保、人混みの回避などを愚直に守り、感染拡大を押さえ込みたいものだと思う、 天気予報の長期予報にも晴マークが時折見え、来月に入れば梅雨は明けるようである。千葉県内の海水浴場は開設されず、プールの営業も行われない夏で、学生は短くなった夏休みをオリンピックも見れずに過ごす事だろう。本来なら楽しい夏休みであり、大人にも楽しい夏でありたい。やりたいことの全てが叶うわけではないが、感染対策を行いながら工夫をして「夏」を迎えようと思う。 |