感染状況を調べる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2020/12/03記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日の午前中に行われた一般質問で、君津木更津医師会が運営する地域PCR検査センターの状況が報告された。現在は週2回開催し、一日当たり20件の検査能力であるが実績は平均8件であり、累計検査数は232件で陽性者は4人であったようだ。 検査を受けた人や陽性者の居住自治体は発表されておらず市では解らないと言うことも問題であるが、そもそも積極的な情報開示を行わず、一般質問をして聞かないと状況を示さないという姿勢は如何なものかと思う。来春には森田千葉県知事が引退して新しい知事が生まれることになるが、積極的な情報開示を行うことで県民の不安を払拭する姿勢を期待したい。 一般質問が終わって帰宅すると木更津市内で新たに1人の新型コロナウイルス患者が判明し累積で78人となったことを知った。札幌市や大阪市では医療現場の逼迫が迫りGoToトラベルの地域除外が行われている。政府は再度の緊急事態宣言は避けようとしていることが伝わってくるが、著名人の死亡が報じられたりすると国民の空気も一気に変わることだろう。 房総半島は11月21日から昨日までの11日間で、近隣の君津市・富津市・袖ケ浦市では新規感染者が無く、町村では1人の増加に留まっているが、木更津市内で5人が追加され13市町村では前回より鈍化しているものの34人が増加している。 |
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グラフの増加傾向には大きな違いはなく、確実に第3派の襲来が続いていると解釈するべきであろう。 木更津市周辺を拡大すると下図のように成る。 また新聞には千葉県で感染で亡くなった者の累計は90人、現在も感染状況にある者は716人で、そのうち病院に入院している者が326人、ホテルで療養している者が165人だと県が発表した旨の記載があった。千葉県の累計感染者数は7,158人だから死者と現在の感染者の合計806人は11.3%であり、6,352人が既に退院していることになる。 感染状況に有りながら病院への入院もホテルで措置もしていない者が315人も居る計算になる。多分自宅での待機だと思うが結構な数である。これをグラフにすると下図の通りである。 自宅等での待機者は無症状の者が多いとは思うが、他人に感染する可能性がある者だと考えられる。大多数は外出も控えて2週間を過ごしていると信じるが、病院やホテルに余裕が有りつつもこの様な対応になることに対策の難しさを感じずには居られない。 師走に入り忘年会シーズンを迎えているが、多くの団体では今年の実施を見送ることだろう。街中に出ないように呼びかけることも感染対策としては必要だろうが経済の疲弊も激しいことは解る。年が明けると多くの店が閉店になっているようでは悔やんでも悔やみきれない事態になるだろう。 日本人は集団免疫を獲得しているという論調も聞こえているが病院の入院患者の増加を考えると医療の負荷を抑えることが優先されるべきで、感染リスクの低下は重要な施策である。 感染対策と経済対策の狭間で悩みながら今回の記事を終える。 |