緊急事態宣言発出 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2021/01/09記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
緊急事態宣言が議論されていた1月6日に全国の感染者が6千人に達して驚かされたが、その翌日に7570人を記録し、昨日は更に上回る7882人と成った。昨日から首都圏で緊急事態宣言が適用されたが、それがなければ一日当たり1万人を越えるような事態になっていたかも知れない。千葉県も連日過去最高を更新する中で木更津市も7日に8人、8日に12人の新規感染者が明かとなり現在での累計患者数は221人に達してしまっている。 県外の保健所で確認された患者の情報が移送されるタイムラグがあり、新規感染者数が報道媒体によって若干変わることが良く見られる。それだけ混乱していると考えられるが、結果を見ると保健所も良く対応しているように思われる。 君津保健所が今年になって新たに感染が明らかになったと発表した木更津在住の31人の推定感染経路を調べると、不明のものが10人居るものの多くは下図のように経路を追えている。 経路の元と推定されている4人の患者だけで13人に感染を拡大させている。多くの患者は感染を広げていないが、少しの油断で職場や友人・家族の多くに感染を広げてしまうことが解る。 31人のうち無症状の者が8人(25.8%)で有ったことも経路を追跡する上で積極的に調査を進めているものと推定でき、保健所の方々の献身的な活動には頭が下がるばかりである。 データ的には30代以下の感染者が22人(71.0%)を占めるのは年末の街中に若者が出歩いた結果と考えるべきであろう。同様に女性の感染者が9人(29.0%)しか居ないということも男性が夜の町を練り歩いたと考えるべきなのだろうか。自戒を込めてデータを見つめていた。 感染の拡大は社会的に影響が出ることを市も様々なルートを通じて広報しているようで、昨日保育園から届いた手紙にも濃厚接触者に成った場合はPCR検査を行い園内で陽性者が出た場合は最大2週間の閉園措置が行われる旨のチャート図が有った。 ここで重要なメッセージは「保護者の体調が悪い場合は園児が元気でも感染している可能性がありますので登園させないで下さい」ということだから、ストレートにその様に伝えるべきだと思わされた。 昨日から緊急事態宣言が出される中で夕方に保育園帰りの娘とともに図書館に立ち寄って絵本を借り、太田山口側の何時も賑わう居酒屋前を通過したが、金曜日の午後6時半であるにも関わらずお客さんは殆ど入っていないように見られた。 木更津市内の多くの飲食店が昨日から午後8時に閉店をしているように見られるが、千葉県としては東葛地域と千葉市以外では営業自粛要請は12日以降としているので、その間(8日〜11日)の感染拡大防止対策協力金は支給されないと発表している。 緊急事態宣言が発出されて感染拡大に協力しているのに協力金が24万円(6万円×4日分)少なくなることに対しては理解できない対応なので木更津市としても千葉県に強く異論を伝えるべきだと私も考えている。 個人的に注目し続けている房総半島の26市町村の感染状況は下表のように6日から昨日までのわずか2日間で5つの市町を除いた21市町村で感染が確認され、合計で121人が増加しており、鋸南町での感染が明らかになった結果、感染者が確認されていない自治体は御宿町だけとなった。 なお、木更津市の数値を含め自治体発表と若干の整合がとれない点も多いが、下表は朝日新聞に掲載された値を使用している。 |
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緊急事態宣言が発令された状況で、グラフの傾きは天を目指すように更に急になっている。2月7日までにグラフの傾きが沈静化し、可能で有れば水平に戻って貰いたいと願っている。 木更津市で前回まで若干の緩和傾向があったが、この2日間は再度上昇傾向を示している。感染者の中には小学校の児童もおり、様々に行政の手腕が問われる事態が続いている。 緊急事態宣言を受け不要不急の外出は避けるべきであるが、その一方でテイクアウト等を活用して影響の大きい飲食店等の支援を進めていくことも重要な行為である。 特に前回の緊急事態宣言下ではスーパーマーケット等に客が集中して負荷が増えた上に密の発生を招いたことを念頭にすれば、積極的なお弁当活用を行政から提案すべきかも知れない。 医療現場にゆとりが戻るまで互いに協力し合いながらも、地域で経営困難に陥る店舗を出さないように気配りを行い、ひたすら春が来るのを待ち続ける期間となった。 |