緊急事態宣言延長
2021/02/02記
 緊急事態宣言の期間が今週末に迫る中、政府は現在発令中の都府県の中から改善の傾向が見えた栃木県を除いた10都府県について3月7日まで一月(4週間)延長することを決めた。
 千葉県では昨日の感染者数が一ヶ月ぶりに2百人を下回り、国内全体でも42日降りに2千人を下回るという明るい情報と、東京都の累積感染者数が10万人を越えたという暗い情報が届く中での結論であった。
 
 私が定期的にチェックしている房総半島でも2千人を越えてしまった。27日から昨日までの5日間で74人の増加であり、一日当たりにすると14.8人まで縮小して来た。今年になって20人/日を下回ったのは始めてのことであり、クリスマス直前のレベルである。
市名 感染者数 町村名 感染者数
1 館山市 43→43 1 九十九里町 21→21
2 木更津市 352→365 +13 2 芝山町 25→25
3 茂原市 116→122 +6 3 横芝光町 31→33 +2
4 東金市 101→110 +9 4 一宮町 7→8 +1
5 勝浦市 27→27 5 睦沢町 5→5
6 市原市 649→664 +15 6 長生村 15→15
7 鴨川市 46→49 +3 7 白子町 11→12 +1
8 君津市 114→116 +2 8 長柄町 2→2
9 富津市 31→35 +4 9 長南町 10→12 +2
10 袖ケ浦市 151→153 +2 10 大多喜町 6→6
11 南房総市 40→41 +1 11 御宿町 8→8
12 山武市 80→91 +11 12 鋸南町 19→20 +1
13 いすみ市 41→41
14 大網白里市 73→74 +1
市計 1864→1931 +67 町村計 160→167 +7
房総半島合計 2024→2098 +74
 
 グラフでも増加傾向が止まりつつある事が解る。特に木更津市を除いた房総半島の値が落ち着きを見せている。この傾向が続くことを願いながら、まだ長い緊急事態宣言明けを待つことに成る。
 
 
 木更津市の部分を拡大すると、少し落ち着きを見せているようにも見られるがクラスターの関係者からの感染が明らかになるなど、上昇傾向が止まったと判断するのは早そうである。
 
 
 特措法が改正され営業自粛に応じなかった店舗への過料が付される中で、国会議員が銀座で遅くまで飲んでいたことが大きなニュースになっている。政治家の飲食を批判して良いという風潮になって自粛警察が闊歩し始めることの無いように願いたい。
 私は銀座はもちろん、木更津市内でも20時を過ぎて外食している事がないばかりか、その前の時間帯でも不要不急の外出を避けるべく店舗での飲食を回避するようにしている。
 もちろん、その事が飲食店の経営を苦しめている事の自覚があるので、せめてもの罪滅ぼしとして「きさ食うPON」も積極的に購入させていただいているが、緊急事態宣言の延長を受けて使用開始できるのは来月以降に成りそうである。
 
 延長の発表が有った本日には、東京商工リサーチの調査で新型コロナウイルスに関連した倒産が千件に達したと発表があり、また千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合のアンケートではホテルや旅館の8施設が廃業や売却に追い込まれ61施設は休業または休業予定であると発表があった。
 身近なところでも青年会議所時代に毎月例会で集まっていた木更津ビューホテル(旧ホテル八宝苑)が先月末で営業を辞めてしまった。従業員の雇用や関係業者の取引が失われる事による経済の冷え込みが課題として現れるが、多くの人の記憶や想い出が失われていく事も損失、というか喪失である。
 
 勝浦市で開催予定だったビッグひな祭りも、御宿町で開催予定であったまちかどつるし雛めぐりも中止が決まった。延期は3月上旬までだが多くの桜イベントも開催が危ぶまれることであろう。せめて、家族だけでたまに外食する事が後ろめたいという思いに成らない、ごく当たり前の世の中が一刻も早く戻ってくることを願いつつ、今回の記載としたい。