知事選挙が終わる
2021/03/22記
 昨日行われた千葉県知事選挙の結果、前千葉市長である熊谷俊人(43)が当選した。私は自民党が推薦する前千葉県議会議員である関政幸候補を応援していたので残念であるし、力が及ばなかった事に対して申し訳なく思っている。
 
 写真は昨年12月27日に関候補が木更津市へ来られたときのもので渡辺市長・森県議・斉藤前議長とともに撮影したものである。選挙期間中に新聞各社の調査結果で熊谷候補に差を付けられている事は解っていたが想像以上の差が付いてしまった。まずは木更津市と千葉県全体の選挙結果を掲載する。
 
候補者指名 木更津市 千葉県
熊谷俊人 27,337 24.6% 1,409,496 27.1% 70.5%
関 政幸 9,643 8.7% 384,723 7.4% 19.2%
金光理恵 1,829 1.6% 122,932 2.4% 6.1%
皆川真一郎 351 0.3% 20,256 0.4% 1.0%
平塚正幸 803 0.7% 19,373 0.4% 1.0%
加藤健一郎 244 0.2% 15,986 0.3% 0.8%
河合悠祐 367 0.3% 15,166 0.3% 0.8%
後藤輝樹 296 0.3% 12,150 0.2% 0.6%
有効投票数 40,870 36.7% 2,000,082 38.5% 100.0%
無効投票数 649 0.6% 26,006 0.5%
総投票数 41,519 37.3% 2,026,088 39.0%
有権者数  111,213 100.0%  5,197,045 100.0%
 
 木更津市における期日前投票数が19,257人であり、市内有権者の17.3%が投票していたので最終的には40%を越えると期待していたが結果は37.3%に留まってしまった。千葉県全体より低いことには驚かされる。
 今回の知事選挙における法定得票数は有効投票数の1/4であるから50万票を確保できなかった候補は供託金300万円が没収される。当選した熊谷候補は有効投票数の70.5%を集めるという圧勝ぶりだったので、それ以外の全ての候補が票数に届いていないという状態になった事にも驚かされる。
 木更津市内では最小得票の候補者でも244票を獲得し、ポスターを目にすることがなかった候補者も296票以上獲得したことは私の理解を超えた。因みに2年前の木更津市議会議員選挙で最低得票だった候補者の得票数は281票である(参考)。今回の選挙での投票所の数は1,505箇所で掲示板の数は1万を軽く越えているので、運動員となる支援者も少なく外注してまでポスターを貼ろうと思わない候補者のポスターは掲示されないが、特徴的な政見放送をすれば投票行為に繋がるということだろうか。
 
 熊谷知事の得票数は千葉県政史上最高得票であり、鋸南町を除く全ての自治体で過半数の得票を集めた。このような選挙の結果が出た以上は熊谷新知事に期待し、選挙期間中に公約していた「現場主義」を実行して県内の声を聴き、災害時に動きの悪さが露呈した千葉県庁の改革を進めて貰いたいと願うばかりである。
 また優秀で意欲も高い関候補もこれからの長い政治生命を千葉県や日本・世界のために活かして貰わないと勿体ないと思っている。自民党県連も無駄に足を引っ張ることなく建設的な提案を行って新知事とともに良い千葉県を作ってもらいたい。
 
 そろそろ日射しも出てきたので重い腰を上げて選挙用のポスターを撤去に行こうと思いながら今回の簡単な記事を記載した。