一年前を思い返す
2023/02/24記
 今日はロシアによるウクライナ侵攻から一年が経過し、未だに戦いの終わりが見通せない状況である。
 ロシアによるクリミア統合(2014年2月23日)やミャンマーでの国軍によるクーデター(2021年2月1日)の時には表だった行動は執らなかった木更津市議会も昨年3月15日の定例会の最終日に非難決議を可決したが、それから一年に渡ってウクライナからロシア本国への反撃が無く、ウクライナの領土だけで熱い戦いが続くという非対称な状況が続いている。両国併せて膨大な生命が奪われ、ウクライナの国土が荒らされて小麦の輸出が止まったことによる発展途上国の食料危機で世界が不安定な状況になっている。
 資源大国のロシアに対する経済制裁は円安の進行と併せて物価高騰を招き、電気代の高騰によりかずさ水道広域連合企業団も値上げをしなければ赤字予算を編成する事態になってしまった。
 
 さて一年前は3月定例会に追加議案が有るために議会運営委員会が有った日でもあるが、そこで同僚議員の飲酒運転という事態を迎えていたことも思い出す。後に解ったことでは会社の車庫から隣接する隣の駐車場に車を移動させたときに駐車場内の柵にぶつかり、それを反対側でロケに来ていたテレビ関係者が警察に通報したという事のようで、事情を知らない人は飲食店で酒を飲んで車で帰ってきたかのように言っていたが、飲食店には歩いて行っておりそこでの飲酒運転は行われていない。
 距離が短く怪我人がいなかったら問題ないと言いたいのではなく特に八街市で飲酒運転のトラックにより小学生の死傷事故に記憶が強い中で批判されることは当然だと思うが何もかも否定されるような事ではないと思うのである。
 
 同僚議員は3月定例会で辞職をしたが、今回の統一地方選挙で再度立候補を行うという事に対して批判をされる向きもあるようだ。私も同じ選挙に出るものとしてとやかく言うべきではないと考えており、有権者がどの様に判断するかと考え、そのコメントは行わないことにする。
 既に亡くなられた田中元総理は1949年の選挙の直前に炭坑国管疑惑で東京拘置所に抑留され獄中から立候補し当選を果たしている例もある。今の国会ではガーシー参議院議員が全く登院せず責務を果たしていないことに対する報道が続いている。同僚議員は議会人としては真摯に取り組んでいたので、ガーシーのように成ることはないだろう。
 どの様な候補を選ぶのかは全て有権者の判断であるし、選挙結果に有権者が責任を負うこともない。責任を負ってしまった事例は第二次大戦の前に民主的にナチス党を勝利させたドイツ国民の敗戦で、選挙に関与しなかった欧州の多くの国まで巻き込んでしまったが、民主主義の危うさを感じる教訓である。
 
 ロシアのウクライナ侵攻に関する報道を耳にするたび、一年前のことが思い出され、まとまらないまま「思うこと」を書き記した。