キサトラとバルで
2024/07/01記
 2024年前半最後の日である6月30日に木更津駐屯地を使用して木更津トライアスロン、通称キサトラが開催された。感染症のために中断されたり(2020)、再開されても家族以外の応援で入場が認められなかったり(2022)、応援が認められるようになっても飲食店ブースの設営が認められなかったり(2023)してきた大会も今回は特段の制限が設けられずに開催されたので7:50に行われる開会式から大会の進行を見学させていただいた。
  
 
 10:25スタートの合図を送るはずであった高橋県議が所用で早退したので急遽代理のスタータの役も務めさせていただくなど、個人的にも貴重な経験をさせていただいた。
 気温はアメダスの値で28.7℃に留まり恐れていたほど高くは成らなかったが風が強く請西のアメダスでも最大風速9.5[m/s]を記録していた。風を遮るものが何もない海や滑走路では吹き流しの状況から10[m/s]を越える風が吹いていたと想定される。時速に換算すると36[km/h]にもなる向かい風と闘うバイクは苦しそうであったが浴びた水で気化熱が奪われて暑さを和らぐことが出来たランは猛暑の無風より楽だったのかも知れない。
 大会運営サイドも安全のため風が強い時間にスタートするスプリントでは水泳を中止してバイクとランだけとなった。そのような条件の中でもスイムの1.5km、バイクの40km、ランの10kmというオリンピックでも採用されているスタンダードクラスを764人が時間内に完走していることには敬意を払うばかりである。因みに今回の参加者数と完走者数をリザルトから拾うと下表の通りである。 
  
項目 スタンダード スプリント リレー 合計人数※
エントリー [A] 917 243 35 1,265
当日受付 [B] 835 218 33 1,152
時間内完走 [C] 764 207 33 1,070
出席率 [B/A} 91.1% 89.7% 94.3% 91.1%
完走率 [C/B} 91.5% 95.0% 100.0% 92.9%
    ※ 合計人数ではリレーの組数×3として求めている。
 
 渡辺市長も3:18:32で見事に完走している。5月11日に君津市で開催されたウルトラマラソンという鹿野山を越えて55kmを走る大会も完走して足を痛めたと聞いていたが見事な成績である。
 
 私も渡辺市長の戦いに鼓舞されるようにこの日で最終日となった木更津バルの第2弾に参加した。第1弾では5件を回り、第2弾が始まってからは12日に次の2件を既に回っており、事前購入済みのチケットは4枚残っていた。
  
▼21日(金曜日) みなと口

CAFE&baru ハコ+

木更津焼きそば
 
 バルの期間をトライアスロンにあわせて街中への周遊を目指すかのように聞いていたが、キサトラの会場にはPRブースが設置されているようには見られず、受け入れる側の店舗でも日曜休業が多く、さらにトライアスロンを走り終え表彰式が終了してから駐屯地を出る14時から17時の間に営業している店舗は一握りとなっており、とても使って下さいと呼びかけられる状況ではなかった。
 店舗で話を聞いても利用者が少ないというだけでなく、アプリを利用しなければ提供時間なども解らず、HPには参加店舗も掲載されているものの印刷物がないので同業者の参加状況が解らないと言われていた。その一方で今回も都内からの利用者があったというので若干の観光振興の効果は生じているのかも知れない。
 
 30日の日曜日の午後に利用できる店舗は限られ、更に主食が続くような場合は胃袋の限界が来るので組立を悩んでいたがトライアスロンの鉄人達に触発され、鉄の胃袋と肝臓を働かせた。
 
▼30日(日曜日)

海に沈む夕陽レストラン舵輪

剣寿司

Japanese dining RAZZ

ヤマト醤店
 
 駐屯地から鳥居崎公園まで歩いて喉が渇き、舵輪のセットに出てきた1杯目の麦酒は速やかに飲み終えてしまったので写真のものは別途注文した「白穂乃香(825円)」である。RAZZからヤマト醤店とラーメン屋の梯子に成ってしまったが行こうとしていた「たこ焼き しらんけど」が休業であり、駅近くでの選択肢が無かったので仕方がないのである。なおヤマト醤店のメニューには麦酒は入っておらず写真のものは別途注文した「生ビール(420円)」である。
 移動も含めておよそ3時間で4軒を回ったが、この日に回った店は全て何度と無く行ったことがある店なので新しい店を知るチャンスにならなかったのが残念である。ともあれ第1弾と痔2弾の合計で11軒を回って今年のバルを終えることが出来た。
 
 食事を終えて外に出ると小雨が降り始める中で大きなリュックを背負って自転車で走っているアスリートを何人も目撃した。あの厳しいレースを終えて、更に何処まで走るのだろうかと心配になるが多くは木更津駅まえで自転車を袋にしまい輪行して帰路につく人だと思われる。トライアスロンの登録料はエントリー手数料の5%を含み27,300円(スタンダード一般)である。その金額で泳ぎ走ったことが良い記憶として帰っていくと思うが、千人以上(応援や家族を含めるとその倍くらい)の人が来訪しているのだから、電車待ちの時間に木更津の味覚を満喫できるように飲食店利用券や案内図を配布すればよいのにと思った。お店で満足すればトライアスロン以外でも木更津への再訪を促すことが出来るだろう。
 
 帰宅してHPを更新しようと思ったが、麦酒4杯と日本酒で軽く酔っている上に満腹だったために眠くなり、少し休んでいると妻から家の片付けを頼まれ蒸し暑い部屋で汗を流しながら作業をしていたので、夜にも酒が入る隙間が出来た。とてもアスリートの体型には成れそうもないとと思いながら今回の記載を終える。