オリンピック前に
2024/07/17記
 東京オリンピック2020の閉会式から今日で1,074日、パラリンピックの閉会式から1,046日しか経過していないが、パリオリンピック2024の開会式まで9日のカウントダウンを迎えた。7月26日の開会式から8月11日の閉会式までが日程と言われるがサッカーなどの予選は7日後の7月24日から開催される。32競技329種目が実施される予定と聞くが具体的な競技の区分は下表のようだ。
  
No 競技区分 細目
1 陸上競技
2 水泳 競泳
飛び込み
水球
アーチスティックスイミング
マラソンスイミング
3 サッカー
4 テニス
5 ローイング
6 ホッケー
7 ボクシング
8 バレーボール バレーボール
ビーチバレーボール
9 体操 体操種目
新体操
トランポリン
10 バスケットボール バウケットボール
3×3
11 レスリング
12 セーリング
13 ウエイトリフティング
14 ハンドボール
15 自転車 ロード
トラック
マウンテンバイク
BMXレーシング
BMXフリースタイル
16 卓球
17 馬術 障害馬術
馬場馬術
総合馬術
18 フェンシング
19 柔道
20 バトミントン
21 射撃 ライフル射撃
クレー射撃
22 近代五種
23 7人制ラグビー
24 カヌー スプリント
スラローム
25 アーチェリー
26 トライアスロン
27 ゴルフ
28 テコンドー
29 スポーツクライミング
30 サーフィン
31 スケートボード
32 ブレイキン
 
 東京で盛り上がった野球/ソフトボールは見送られ空手もなくなったが、ブレイキンとかが新たな競技に加わっている。329種目の中には多くの団体競技があり一つの頂点で複数の人にメダルが贈られると考えると金メダルの総数は数百になると思う。ともあれアスリートとしてその世界の頂点を目指す熱い戦いに心が奪われ、一喜一憂する日々が目前に迫っているのであるが、東京の疲れから3年しか経っていないためか盛り上がりは現在の所、それほどでもないように感じている。
 
 上表を見るとルールの一部すら理解していない種目も多く、多くは今から百年以内にルールが決まったような協議が入っている。オリンピックの肥大化を防止するためクリケットやアメフトや相撲のように一部の地域だけで熱狂されている種目は入っていない。アジア大会で公式種目のセパタクローやカバディはその母国での開催が見込めないため当面公式種目に入ることはないであろう。
 個人的には甲子園のように負けたら終わりという世界を拡大して予選が聖火リレーと同時に始まる巨大な学生スポーツ(競技人口で考えるとサッカーかバスケだろう)のトーナメントでU-18の世界一を決める試合もオリンピックで見たいように思うし、足ヒレやシュノーケルを許可した20km程度の遠泳や自転車で400km程度の超長距離競技で人類の能力を見たいように思う。
 その一方で個人的には馬術や射撃は主に欧米先進国に限られるスポーツなのでオリンピックから抜いても良いように思う。種目に入るか入らないかで競技人口が左右されるので各界のパワーバランスが入り乱れ大変なことであろうと思う。
 
 夏に長い旅をしていた学生時代には、例えばロサンゼルスオリンピックが木曽の旅にシンクロするように良い想い出になっている。今回は短い家族旅行がパリオリンピックと重なるので、将来娘がオリンピックを見る度に2024年を思い出してくれることと、ウクライナやガザでオリンピック停戦が成立し短いながらも銃弾が飛ばない日が訪れることを願いつつ、超人達の活躍を楽しもうと思う。