| 議会最終日で思う | |
| 2025/06/29記 | |
| 私は木更津市議会の議会運営委員長であり、議会の運営について委員長に就任する前も含めて色々と改革を進めてきた。例えば予算決算の審査委員の人数を通常の特別委員会の8名程度から議員定数の半数となる12人に引き上げ3日間の審査を4日に延ばすとともに審査は費目ごとではなく組織ごとに行うこと並びに委員長は総務委員長の充て職ではなく互選で決めることや、専決処分案件が所管課で審査されず3月定例会の補正予算は委員会に付託されずに本会議での議論となっていたものを専門的に審査するため委員会付託に変えたことなどであり、他にも議員に成ってからタブレットの導入によるペーパレス化と資料の電子的利活用、議会基本条例と議会倫理条例の制定、議員定数を28人から24人へ削減など議会全体で取り組んできた事項や、コロナ禍での一般質問の中止と所管委員長による緊急質問並びに議員歳費の一時的な削減など議長時代に行った事項も有るが、議会の運営は基本的に過去の慣例に従って行ってきた。 ただし、木更津市の慣例がスタンダードなわけではなく、同じ君津郡市に属し情報交換も密にしている4市でそれなりに違いが生じていることを感じていた。そのため6月定例会は前に記載したように近隣市議会の議会最終日が全て傍聴可能なことが解っていたので勉強のために議会廻りを行うこととした。なお、本会議の初日については5年間に実施しているのでこちらを参照いただきたい。 木更津市が他市と大きく違うのは議案番号が「年」か変わると1号から振られることに対し他市では「年度」でリセットされる。従って臨時議会が無い限り他市で6月定例会で議案1号から審議することに対し、木更津市議会は3月議会に議案1号が上程されるのである。2025年6月議会で議案30号から48号の審議であった。補正予算(第5号)が議案2号となるのは不自然であると前から感じていたが。執行が翌年度となる案件は翌年度の番号で呼ぶ方が良いと言われるとその様な気もしてくる。 さらに議案の順序も木更津市では@予算A議案の制定B人事案件C議案の改正D契約の承認や道路認定等という区分の中で所管順序毎に整理されているが他市では予算案件が後に成るなどルールが良くわからない。 全国市議会議長会などでは標準的な議会運営が示されており、本市はそれに従っていると聞いていたが他市は慣例を重視しているということなのだろうか、その細部は謎である。 富津市では専決処分は委員会付託せず本会議で採決するとか請願は委員会での議決に基づき本会議での採択を行わず「発議案」ではなく「意見案」が冒頭から上程されること、委員長は審査報告を行った後に演壇横に起立し委員会毎に質疑を受けること、議案に対する賛成や反対の討論は演壇ではなく自席で行うことなど多くの差が気に成った。逆に参考に成った点は議会での議決を伴わずに選出された審議会等の議員選出委員を議長が議場で報告することで議事録に残すことである。 富津市以外では討論まで傍聴できず、君津市と袖ケ浦市は委員長報告が終わったところで会場を後にしたから運営は解らない点が多いが、開始にあたり両市とも「起立」「礼」を行っていることや委員長報告の中で出席委員数や出た意見の概要なども詳しく述べており、君津市では3人の委員長報告だけで30分以上を費やしていた。また君津市と袖ケ浦市では傍聴者に配る議案一覧に簡単な上程理由や補正予算額なども記載されており情報開示という点では先を進んでいるように感じる。 いったい最終日に何を見に来たのだと各市の議長さんから見られながらも議会を回ったのはこの様な理由だからと、昨日の青年会議所創立60周年記念祝賀会の場で説明はしておいたが、自分の備忘録としてHPにも残そうとしたものが今回の記録である。 木更津市も色々と変えるべきか検討し、必要であれば議題にしようと思いながら議会傍聴の旅を締めくくりたい。 |