| 馬来田で調査する | |||||||||||||||
| 2025/09/30記 | |||||||||||||||
定例会も先週末で終了して自由な時間が取れるようになったので、昨日の月曜日は午後から馬来田に行った。 目的は「La Festa」のクラシックカーを見ることである。道の駅がチェックポイントになっており、導線処理を優先したため施設から離れた場所にチテントが設けられて絵に成らない。混雑は承知で落花生のモニュメント前を通過させるべきだろうと感じていた。道の駅まで行ったついでにbayfmの番組で取り上げられているご当地瓶詰を買いに行った。平日なのに相変わらず施設の利用者は多く、総売上額も令和5年度の10億86百万円から令和6年度には12億48百万円まで順調に売上を伸ばしている。このことは道の駅を運営している指定管理者だけでなく、農産品や酒などを納入している地域の生産者、使用料収入を得る木更津市役所に利益を与え、施設の運営に伴う雇用の場が生じ、房総半島を観光してきた旅行者には多用な土産品が選べる場が存在するなど、良いことづくめの事業となった。敢えて言えば駐車場待ちの車で週末には国道に渋滞が発生することなので、これまでも駐車場拡張などの対応も進めてきた。 議会認定が終わったばかりである昨年度の決算より道の駅に関する歳入と歳出、その差額を拾いだしたものが下表である。 |
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| 昨年度は施設内に情報提供板やWiFiの整備などを行っているが、それでも市にとっては42百万円の黒字事業である。そもそもこの道の駅は、施設整備に係る資金調達は市が行い、事業者等が施設整備を行った後、維持管理・運営業務を行うPFI的な手法であるDBO方式(Design
Build Operate)により事業を進めることとして平成28年4月28日に事業者が選定された。選ばれたものは熱海市に本社がある株式会社TTCを代表とする企業グループであり、議会に報告された際には外房のローズマリー公園での実績が有ったとはいえ、大船に乗った気には成っていなかった。それがこれほど成功するとは、良い方に想定外であった。 この日に馬来田に行ったもう一つの理由は、追加議案となった補正予算の審査の際に少年自然の家の進入路も被災していて教育部の相談に対して土木は予備設計や本設計が必要となるので方針を確定するために今回は予算要求していないというやり取りが有ったので、技術系議員として現場を確認する義務があると思い頼まれても居ないのに勝手に目視調査をしたのである。 入口のバリケード前に車を停めて徒歩で道を上っていく。道路の半分程度が崩落しているものと思ったが現地は舗装面がひび割れて路肩が陥没している程度であった。しかし、構造的には擁壁の上の盛土なので、側方流動が擁壁に与えている影響は心配に成る。進行しているか調べる目的で割れ目の両側にマーカーが設置されえていたが盛土を守るためひび割れにアスファルト補修材を施工するべきだと思った。また表面水がひび割れから入らないように土嚢で防御することも併せて行った方がよいだろう。心配なのは擁壁の水抜き穴が目詰まりなどで機能していない場合、水圧の影響を受けている可能性がある。可能なら擁壁の途中まで掘り起こし擁壁用透水マットを施工し直して盛土を復旧し、表面排水が法面に行かぬように方勾配で舗装し直せば充分持つと思うし、それでも心配であれば、土圧を軽減する目的で発泡スチロールを擁壁の内部に使用するEPS工法を併用しても良いであろう。 それ以外の部分でも既に10年以上前にひび割れが生じ、モルタルで補修している箇所が数か所で目についた。施工当時の盛土の締固めが不十分だったのだろうと推察されるが、進行していないようなので舗装を撤去して路盤から補修すれば充分だと思う。 しかし、復旧の前に考えるべきことはキャンプ場に大金を投じる必要があるかという視点である。かずさ四市の中には清和県民の森や君津亀山少年自然の家、富津市民の森キャンプ場といった公設の安価なキャンプ場も多く、感染症が流行している間に民間の施設も数を増やしインターネットで検索すると60箇所以上がヒットする状況である。旧富岡小学校も民間のグランピング場になるなどキャンプ経験が可能な場所がこれほどある中で「市立」の施設を維持する必要があるかどうかだ。 同様に議会認定が終わったばかりである昨年度の決算より少年自然の家キャンプ場に関する歳入と歳出、その差額を拾いだしたものが下表である。 |
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| 毎年キャンプ場を維持するのに5百万円を超える経費が掛かっており、国鉄のように100円の収入を得るためには9,195円の経費が掛かっている事業なのである。現在指定管理は地域へ委託しているが、年間を通じて運営し利用者を増やして収入を上げ、行政からの持ち出しが無くなるだけでなく、道の駅の様に木更津市役所に使用料収入が入る状況にするべきだと私は考えているが、教育施設は採算で考えないという者が多く、見直しを行っている気配はない。 2017年9月議会で質問しているが、このキャンプ場は戦国時代に真里谷武田氏が居城としていた「真里谷城址」である。多くの曲輪や主郭が残り、東西約400m、南北700mに及ぶ壮大な山城であり、例えば高崎市の箕輪城址や千曲市の荒砥城跡のように中世の城の建築を復元して歴史公園として整備したほうが通年での利用者も増えて資産価値が高くなると思うのである。道路のために崩された郭なども丁寧に復元し、戦国時代の壮大なロケ地にすることなど様々に考えられる。この場合は下の駐車場から上の道は歩道として残すとしても極力減らしていく必要があるだろう。 今回の補正予算に計上しなかったので時間は有ると考え、今後をどうするか検討して欲しいと思いながら今回の記載としたい。 |
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