| のみがね俊道にて | ||||||||||||||||
| 2025/11/24記 | ||||||||||||||||
| 長柄町と市原市の境界に標高180.0[m]の二等三角点が設置された野見金山がある。山の北側では圏央道が笠森鶴舞トンネルで通り抜け、大千葉カントリー倶楽部に接していて国土地理院地図では三角点がゴルフ場の中に有るような山であるが、この山より東に高い峰も無いため遠く太平洋が見渡せる。山頂部には野見金公園が設置されアジサイの名勝になっており、車で駐車場の整備された山頂直近まで登れ、展望の開けた場所にはレストハウスが設置されているというように開発された山であるが、残念ながら私は今日まで行ったことは無かった。 新聞のローカルニュースで今年の10月19日に「のみがね峻道全線開通イベント」が開催されたという記事を見て存在を知った山なのであるが、その記事によると2022年7月に東峰にある浅間神社までの参道を活用し野見金公園まで古道や獣道等を整備して接続した『のみがね峻道』の「山の道」を開通させたが、ハイカーには「山の道」を終点まで行くと、帰りは同じ道か、アスファルトの車道を歩くという声を聴き、谷津田へと下る「こもれびの道」という新たなルートを完成させて周遊できるようにしたということである。 整備の主体は地元のボランティアグループ「のみがね会」で、公園を起点に周遊すると歩行距離は約3q、90分程のハイキングコースを住民の手で完成させたと聞くと見学しながら歩きに行きたくなった。勤労感謝の日の代休日である24日は天気予報が良く、妻は都内で用事が有るので娘と一緒にハイキングを楽しみながら整備状況を確認してきた。 |
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| 国道409号線を曲がる場所から『のみがね峻道』の案内看板が数多くつけられ野見金公園駐車場からハイキングコースに入る部分にも上記写真のような奇麗な標識が設置されるなど、長柄町もそれなりに支援はしているのだろうと想像できた。また整備をした地域の団体がNPO法人であることも現地で理解した。 歩き始めると道路標識、足場階段及び手摺、横断排水暗渠、木道橋の施行など土木工事に長けている仕事だと感心するとともにコース上に2箇所のトイレ(和式で下が見える構造。浄化槽などの設備は当然無い)も置かれるように維持管理が大変でも利用者目線に立った施設が配置され、更には「大天狗の祠」「天寿の鐘」等の遊び心が見えるし、林間から田園、急な参道など変化が多いのも好感が持てるコースであった。神社の入り口には皇帝ダリアの美しい花が咲いていたがアジサイの頃には美しいだろうと思うとともに房総の山でヒルは大丈夫だろうかと、それが心配になった。 私達は10時から11時半まで時計回りに歩いたが、すれ違ったハイカーが4組9人、休憩中に追いつかれた1組2人の方も含め多くの方がこのコースを楽しみに来ていることは明らかであった。歩き終えて駐車場に戻ると第一駐車場に13台ほど停められていた。公園だけの利用者もいるだろうが、近年の健康志向とハイキングの需要に応じた良い整備であり、新聞などを上手く使った広報活動に負けない質感には感心させられた。 今定例会には観光政策として自然環境の活用を進めるように提案するが、質問の1週前に先進事例を見てこられたことは幸せであった。趣味の登山記録に残すには低すぎる山の記録であることも重なり、最近思う事に記録を残しているのである。 |
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