| 三舟山を歩き思う | |||||||||||||
| 2025/12/16記 | |||||||||||||
| 君津市と富津市の境界に標高138.5[m]の二等三角点が設置された三舟山がある。青春の一時期を過ごした君津高等学校から南に見えていた山頂が平らな山で、25年くらい前には貞元に住む友人の大工が山頂に櫓のような展望台を築いたので見に行った記憶がある。良い散歩コースも整備されていると聞いていたが冬の房総の山歩きは鋸山周辺に行くことが多くて足を向けていなかった。 長柄町の『のみがね俊道』の話をするなら隣街の君津市が整備した三舟山も紹介すべきだろうという声も有ったのと、今日の午前中が空いていて昼から君津中央病院に行かねばならないこともあって多分25年ぶりに三舟山を一人で歩くこととした。平日であるが駐車場には多くの車が停まっており、私は単独であったが多くの人と擦違い人気のコースであることも実感した。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
| 君津市里山管理センターの「三舟の里案内所」の広い駐車場に車を停めて反時計回りにミツバツツジの小径からオオシマザクラの小径に進み三角点を見るまでに急な道も無く、健康維持に歩くのには程よい傾斜の道が続いていることと、2013年に撮影された大河ドラマの『八重の桜』のロケ地であった標識が数か所に設置されていた。獣害防止の策を横切ることや猪の罠が道の脇に設置されていることなどに被害の大きさを想像しながら先に進む。展望台で友人が建設した櫓は令和元年台風で壊されたと聞いていたが撤去されて気配も残っておらず小さな展望台が代わりに設置されていた。しかし展望を確保するために前面の木立が管理されているので高い櫓は必要にならず、東京湾を見渡せる北側の展望は満足できるレベルであった。 その先の観音堂ゲートまでの道は下りの階段が続き、逆コースだと厳しそうだと思うと同時に、足が自由にならない高齢者もミツバツツジの小径からオオシマザクラの小径のような起伏の無い昔は林道で軽トラが走っていたような道を歩いて山頂を往復すれば負荷も少なく自然の中で豊かな時間を過ごせるのだと思うと良い場所であると理解する。 その環境を健康づくりに反映させることを目指しているように、管理センターでは「登山チャレンジャー」を募集して「チャレンジカード」を200円で販売し、登山するときに案内所に申し出ることで回数をカウントするという性善説で運営して、年間に百回登った人には記念品を発行するというモチベーションの向上に寄与している運営に感心し先日の質問でその視点を入れなかったことを反省した。 登山口に管理事務所を設ける初期投資や人件費という維持管理コストについて如何なものかと思っていたが、歩行行動を促すことで市民の健康管理を担うことなどは評価すべき点であろう。私が提案する真里谷城址公園(仮称)でも多くの人を歩行に促すための仕掛けづくりも必要だと思うなかで、来るたびに違う感覚を受けてもらうための手法も考えた。 個人的には建造物が日々育っていく姿が好きなのであるが、多くの人が同じ考えを持っているか解らなない。それでも教育委員会が城址公園として整備すると決めたのであれば、毎年少しづつ市民の有志による整備を続け百年かけて古代の山城を復活させるというのも面白いと考えた。 図面や資料も残っていないので全てが想像での作業となる。復旧により古代の遺跡に手が加えられることを問題と思う人も居るだろうが山城をキャンプ場に使用するよりはるかに良いと思う。 中世の技法を完全に復旧することはできないだろうが、現代のように重機も使用していなしアスファルトやコンクリートのようなプラントを前提とした素材を使用していないだけ小規模な人数による手作業が相応しいと思うのだ。 行程は初年度から人員募集をすると同時に学芸員を中心とした調査と全体構想の策定に数年を費やし、成功体験を積むために小規模な復旧を積み重ねた後に大きな工事に取り掛かるというのが良いだろう。その様な中でドラマや映画のロケ地に活用されて進捗が進むことも受け入れるべきだろう。そして工事に参加してくれた人たちを記録として残す程度のことでモチベーションを維持することは、石碑を立て続けさせてしまった久留里城より良い結果に成ると思うのだ。 こんなことを考えながら写真撮影などもしていたら案内看板にはコースタイム45分と書かれていたルートに70分もかけてしまった。駐車場も完備され展望台からの風景も良いので次回は妻子も連れてこようかと思いながら、今回も趣味の登山記録に残すには低すぎる山の記録であることも重なり、最近思う事に記録を残しているのである。 |
|||||||||||||