13.初会合後の初議会までの活動記録
 5月8日に初会合が行われ、初議会は15日となることが決まった。その間には東京に所用で出かけてついでに丸善に寄って書籍を購入したり、西山区の役員会に出席したり、供託金の回収を行ったりしてきた。
 供託金を受取に行ったのは5月11日のことで、3月16日に預けているからおよそ2ヶ月ほど置いておいたことになる。その間に6円の金利がついていたので、供託金にも金利がつくのかと驚いた。もっとも年利に計算をしてみると0.013%という微々たるものであり、決してお得ではない。
 
 今回の選挙では205票以上を取れば供託金の没収を免れ、公的負担を受けることが出来るようになる。その票数以下のものは居なかったので立候補した35人全員が公的負担を受けたことになる。そのため概算で2000万円が税金から支出されることになるようだ。
 公職選挙法で決められたことだから市単独でルールを変えるわけには行かないのであるが、供託没収のハードルが低すぎるように思う。また市議選での供託額が30万円と言うのも安すぎるように思う。
 資産家に限らず、誰でも議会に立候補できる制度は必要だが、市民に支持されることが少ないものが簡単に公費の補助を貰って立候補することも問題があるように思うのだ。
 
 初議会の行われる15日は朝9時に会派控え室に行き、先輩議員より本日の審議の流れを教えて貰う。そして10時に議場に入る。
 議長選挙、副議長の選挙が終わり常任委員会の委員の選任になった。
 前回の初会合時に、最も能力を発揮できる委員会として
建設常任委員会を希望しておいた。他にも環境の事や、合理化のことなど、議員として様々にやりたいことは有るが、同時に他の委員会と兼務できないので仕方ない。各委員会7名という枠の中で、若干の人数調整があったようだが希望通りに配属がかなう。
 
 10時半頃に議会が休会となり、各委員会を開催し、人事を決めることになった。この場合も佐藤議員が投票による採決を求めたので、投票により次の人事を委員会メンバーの選挙で決定した。
  
氏  名 会派等 年齢
委員長 大野 俊幸 正栄会 49
副委員長 高橋 てる子 元気力発電所 56
近藤  忍 フーラム未来 43
住ノ江 雄次 公明党 55
石井 量夫 正栄会 59
佐藤 多美男 共産党 58
後藤  秀 フーラム未来 70
 
 自分は建設常任委員会の配属だが、先に書いたように他に取り組みたいと思っている課題は、他の委員会で話し合われることになる。
 そのため、同じ会派の新人と分担をしようと事前に打ち合わせをしておいた。具体的には斉藤議員は経済環境、鶴岡議員は総務、平野卓義議員は教育民政と、それぞれ別の委員会が第一希望だったので、各自別れて勉強を重ね、意見交換をしていく事で、それぞれのやりたかった事を達成していこうという考えである。
 
 委員会後に昼食を挟み、午後1時から議会が再会される。今度は議会運営委員会の選任、君津中央病院企業団議員選挙、君津郡市広域市町村圏事務組合議会議員選挙、君津広域水道企業団議員選挙、千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙と、議員の人事案件を決めた後、5件の議案審議を行った。
(1) 専決処分の承認を求めることについて
(2) 平成19年度木更津市一般会計補正予算(第1号)
(3) 木更津市監査委員の選任について
(4) 手数料条例の一部を改正する条例の制定について
(5)
木更津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
 
 (1)、(4)、(5)については法律の変更に伴う条例変更の承認、(2)は、わかば保育園の空調機械が故障したので改修工事が必要となったことと木更津第一小学校と給食センター建設に伴うPFI評価の委託費を計上するもの、(3)は前回の全員協議会で推薦した滝口議員を監査委員として承認(自分たちで推薦した人の承認)であった。
 これらについて採決して承認したが、特に(2)のPFIについては追って経緯を記載することとしたい。
 
 議会も3時前に終了となったが打合せが長引き、市役所退出は午後5時を回り、8時間ほど市役所にいたことになる。この後、議長就任を祝う有志の集まりと、支援者の集まりに梯子をして、家に帰ったのは午後11時であった。
 次回の公式行事は23日からの新人議員研修会である

 
 →2007年5月下旬の記録