14.初議会から新議員研修までの活動記録 |
初議会も終わり、天気の良い日々が続くので個人的に各種の視察に出かけることにした。5月18日には三頭山の登山を兼ねて東京都民の森の整備手法を見てきて、20日にはサテライト鴨川、22日には千葉市泉自然公園などを確認してきた。
また、21日には地権者として金田東地区の区画整理に伴う換地供覧が金田の現地事務所で行われたので、そこに出席しながら新人議員全体に事業説明をする場を別途設けて貰いたいことも依頼してきた。
その日の午後に銀行へ行く用事があり記帳すると284,350円の入金を確認した。少ないな、と思いながら翌日に貰った報酬明細書では源泉徴収税として74,900円が引かれていることを知った。16.64%の控除である。単純に12ヶ月払うと約90万円の源泉徴収である。うむ・・・
23日の水曜日の朝9時から議員研修の開始である。
初日は議会事務局、総務部、都市部、環境部、市民部、福祉部の6機関、翌日は財務部、経済部、土木部、企画部、教育部の5部、最終日は会計室、監査委員・農業委員会・選挙管理委員会の各事務局、消防本部、水道部を終えた後、午後から健康増進センター(いきいき館)、下水処理場、広域廃棄物処理施設(かずさクリーンシステム)の施設見学を行った。
研修は各部の部長と課長と必要に応じて担当職員が参加し、各部当約50分の説明の後に約10分の質疑応答の時間を設けて貰ったので、様々な疑問の解消が出来たり、逆に現在抱えている問題点が顕著になったりするなど、有意義な時間を送る事が出来た。
それにしても研修資料の多さには参った。下表に今回の研修で受け取った資料の一覧を記載する。これ以外にも昨年の議会の議事録(本の厚さの合計は多分10cmを越える)も有ったが、父が持って帰ってきたものが家に有りますと言って辞退した。
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No |
タイトル |
担当 |
体裁 |
頁数 |
1 |
市政の概要 |
議会事務局 |
製本 |
201 |
2 |
平成19年度施政方針 |
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両面コピー |
14 |
3 |
平成19年度予算書 |
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製本 |
289 |
4 |
第2次総合3カ年プラン |
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両面コピー |
126 |
5 |
平成19年度予算の概要 |
企画政策部 |
両面コピー |
33 |
6 |
議員の任務と活動・他各種資料 |
議会事務局 |
両面コピー |
60 |
7 |
市議会申し合わせ事項・資料 |
議会事務局 |
両面コピー |
52 |
8 |
政務調査費事務手引 |
議会事務局 |
両面コピー |
53 |
9 |
国民保護計画 |
総務部 |
製本 |
128 |
10 |
定住促進に係る持ち家奨励制度の御案内 |
都市部 |
印刷物 |
4 |
11 |
第8次交通安全計画・関連資料 |
市民部 |
製本とコピー |
40 |
12 |
木更津市地域福祉計画 |
福祉部 |
簡易製本 |
63 |
13 |
木更津市地域福祉計画(別冊) |
福祉部 |
簡易製本 |
279 |
14 |
新きさらづ障害者プラン |
福祉部 |
製本 |
76 |
15 |
障害者福祉のしおり |
福祉部 |
両面コピー |
13 |
16 |
健康きさらづ21 |
福祉部 |
製本 |
84 |
17 |
老人保健福祉計画・介護保険事業計画 |
福祉部 |
製本 |
126 |
18 |
次世代育成支援行動計画 |
福祉部 |
製本 |
105 |
19 |
担当課の変更追加対比表 |
福祉部 |
両面コピー |
4 |
20 |
新議員研修資料 |
財務部 |
両面コピー |
18 |
21 |
平成18年度版市税概要 |
財務部 |
両面コピー |
58 |
22 |
木更津市の企業立地 |
経済部 |
コピーと印刷物 |
13 |
23 |
行政経営アドバンスプラン |
企画政策部 |
両面コピー |
68 |
24 |
PPP(官民連携手法)導入指針 |
企画政策部 |
両面コピー |
79 |
25 |
第2次地域情報化計画 |
企画政策部 |
簡易製本 |
109 |
26 |
木更CONチラシ |
企画政策部 |
プリントアウト |
2 |
27 |
男女共同参画計画(第2次) |
企画政策部 |
簡易製本 |
51 |
28 |
みなと木更津再生構想 |
企画政策部 |
両面コピー |
7 |
29 |
研修会資料 |
教育部 |
両面コピー |
7 |
30 |
算数数学検定4級 |
教育部 |
印刷物 |
6 |
31 |
研修会資料 |
監査委員事務局 |
両面コピー |
2 |
32 |
消防本部資料 |
消防本部 |
両面コピー |
5 |
33 |
水道事業の概要 |
水道部 |
両面コピー |
8 |
34 |
平成19年3月市議会定例会議水道関係 |
水道部 |
両面コピー |
29 |
35 |
健康増進センター施設関連資料 |
福祉部 |
コピーと印刷物 |
21 |
36 |
下水処理場パンフレット |
都市部 |
印刷物 |
6 |
37 |
君津地域広域廃棄物処理施設 |
環境部 |
印刷物 |
10 |
資料の合計頁数 |
2,249 |
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合計2,249の全てに目を通すと、1頁1分という早さで読んだとしても37.5時間も必要である。毎日6時間読めば1週間で出来る数量では有るが、実際には隅々まで目を通さない書類が殆どになるだろう。
各部が新議員に対してプレゼンテーションを行う場と考えると、要点説明用の概略版が無いというのもどうかと思う。骨子を知っていれば、必要に応じて資料の提出を求めれば済む話ではないかと思う。それとも市議会議員たるものはこの全てを知っておくべきと言うことであろうか?
ともかくこれらの資料は一般公開可能なものばかりなので貸与することは可能ですから興味有る方は連絡して下さい。
研修を受けながら考えたことは予算の価値である。
例えば現在市が管理する防犯灯871基に60万円の予算を組んでいるので自治会が管理する10,450基の防犯灯を市に移管すると1,000万円が必要になる。また明らかに耐震上の疑念がある本庁舎の耐震診断を行うと同様に1,000万円程度必要になる。
これらは予算が厳しいので実施されていない事業であるが、新規事業として健康増進センター(いきいき館)の維持管理に年間6,400万円を越える予算を組んでいたりする。
それ以外にも民生費は増える一方であり、それが現在の市民の要望なのかも知れないが個人的な価値観とは異なる部分が多い。
いきいき館に付いて追記すれば、施設利用料という収入があるし、間接的には医療費の抑制になると思われるし、何より隣接市の【ガウランド】との比較もあり、一概に良否を判断できる状況ではない。まぁ取りあえず近日中に市民として利用してみようと思う。
研修の中日には下表の新人議員が同期会の結成と懇親を深める場を設けた。同期会の名称は平成19年にあやかり『トーク(十九)の会』とした。皆それぞれに生活環境の変化に戸惑っていることが解り、自分一人だけではない安心感を覚えたりする。
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氏名 |
年齢 |
会派等 |
國吉 俊夫 |
58 |
正栄会 |
斉藤 高根 |
52 |
フォーラム未来 |
鶴岡 大治 |
50 |
フォーラム未来 |
篠崎 哲也 |
49 |
正栄会 |
平野 卓義 |
48 |
フォーラム未来 |
岡田 貴志 |
45 |
公明党 |
近藤 忍 |
43 |
フォーラム未来 |
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研修も終わると次は6月議会である。学校の耐震診断と補強工事の進め方等で納得できない部分もあったから、早速一般質問をするべきか、それとも担当課と意見交換をすることで問題の解決を図るべきなのか悩みながら週末を迎えることになった。
土曜日に江川漁業協同組合の総会に組合員として参加し、日曜にはゴミゼロ運動を行った。また、推薦区の万石区より要望事項が寄せられた件の状況を見て写真を撮りに行ったりして、週末も終わりである。
→2007年6月上旬の記録 |