43.6月上旬の活動記録 |
月が変わった6月1日は、昨日の寒い雨が嘘のように良い天気である。先週の雨で延期になっていたゴミゼロ運動に合わせて江川区役員と草刈や不法投棄ゴミの片づけなどを行う。旧自衛隊引き込み線跡の国有地には沢山の不法投棄がされており、モラルの低さを確認する。罰則で望む姿勢を早く見せたい物である。
午後から千葉市緑区に行き、オープンしたばかりのイオンを見てくる。店舗規模は木更津の計画に比べれば遙かに小型であるが、店舗の充実度や空間レイアウトの巧みさに感心してくる。着工が遅れているという噂の築地で有るが、完成時の凄さを想像させるには充分だった。
2日は朝8時50分に市役所に行き、6月定例議会の質問順序を籤引きしてくる。9時前に通告した者は8名なので、その中での抽選となった。結果として5番を引いたので、6月10日午後3時20分からの質問となる見込みである。
その後、水道部、市民部に通告を終えた事の報告と質疑の打合せを行って来た。ちなみに質問内容は下記の大綱2点である。 |
個人質問通告書(平成20年 6月定例会) |
平成20年 6月 2日 |
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木更津市議会議長 清水 宗一 様 |
質問議員氏名( 1番) 近藤 忍 |
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下記のとおり発言したいので、会議規則第62条第2項の規定により通告します。 |
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大綱・要旨項目 |
質問事項1 |
大綱(大項目) |
水道事業の広域化について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1) 広域化の検討状況 |
@ 協議の進捗状況 |
水道部 |
A 本年度以降の展開予定 |
(2) 事業統合の前提条件 |
@ 各市の状況の差への対応 |
(3) 水道料金体系の方向性 |
@ 統合後の料金体系 |
(4) 統合された組織体の概要 |
@ 組織の透明化 |
A 職員構成の方針 |
(5) 広域化の範囲 |
@ 千葉県での統合 |
A 上下水道管理の一体化 |
質問事項2 |
大綱(大項目) |
戸籍事務の電子化について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1) 戸籍の電算化の概要 |
@ 電子化の概要と目的 |
市民部 |
A 電子化に向けた国の動向 |
(2) 電子化の効果 |
@ 今回の電子化による効果 |
(3) 業務の外注目的 |
@ 直営で入力しない理由 |
(4) システムの維持管理 |
@ 維持管理の方法 |
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夕方から、市役所と協動でまちづくり事業を行いたいという青年会議所の理事長他5名と平野秀、高橋浩、鶴岡、私のOB議員4名で意見交換を行って来た。なお、平野卓議員は他の用事が重複して欠席となった。
現役が企画しているのは一般市民の意見を汲み上げる手法としてドイツで発達してきた「市民討議会(Planungszelle)」で、既に三鷹や習志野で成果を上げている物である。市民の抽出や議題で市の協力を求めるという考えに、先輩として多くの指摘も行ったが、市のために汗を流そうという若者に、可能な限り協力したいと意見が一致した。
3日は朝から雨。仕事の上で調べ物をしていたら市役所からFAXが届く。議会運営委員会が終了し、6月定例議会の日程が下記のように決まった事を伝える物であった。 |
日時 |
曜日 |
時間 |
項目 |
質問者 |
備考 |
6月06日 |
金 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の上程 |
※ |
全員協議会 |
− |
※時間は前の会議終了後 |
※ |
委員会 |
− |
基地対策特別委員会 |
6月10日 |
火 |
10:00 |
個人質問 |
平野秀樹 |
正栄会 |
11:00 |
西 勝義 |
公明党 |
13:00 |
白坂英義 |
新栄会 |
14:00 |
篠崎哲也 |
正栄会 |
15:20 |
近藤 忍 |
F未来 |
6月11日 |
水 |
10:00 |
佐藤多美男 |
共産党 |
11:00 |
鶴岡大治 |
F未来 |
13:00 |
山形誠子 |
共産党 |
14:00 |
荻野一男 |
F未来 |
15:20 |
大野俊幸 |
正栄会 |
6月12日 |
木 |
10:00 |
國吉俊夫 |
正栄会 |
11:00 |
斉藤高根 |
F未来 |
13:00 |
本会議 |
− |
議案と請願の質疑 |
6月17日 |
火 |
10:00 |
委員会 |
− |
総務常任委員会 |
13:00 |
− |
経済環境常任委員会 |
6月18日 |
水 |
10:00 |
− |
建設常任委員会 |
13:00 |
− |
教育民生常任委員会 |
6月26日 |
木 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の審議 |
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夕方から、千葉県文化会館で行われる千葉県地方議員連盟等によって開催された麻生太郎元外相の講演会を聞いてくる。私が聞くのは多分3回目だが、話し方と内容の深さが益々冴えて行くことに感銘する。この国の形を作ってきた保守勢力に自信を持て、というメッセージには力づけられる。尤も自らが保守か革新か自信はない部分が多いのであるが・・・
4日は溜まっていた内業を片づけつつ、議会の答弁についてメールでやりとりを行う。夕方には江川消防団の部長から「練習を見に来て下さい」というメールが入り、夜8時に見に行く。この日は本署から指導を受ける日という事で団員も気合いが入っている。しばらくすると分団役員と本部長も激励で巡回してきた。皆さん、夜遅くまで御苦労様です。
5日は翌日からの議会開始に先立ち、雑務整理。しかし片づかず部屋が散らかる一方なのはどうしたことであろう。また、友人に外注していた質問で使用するパネルが完成したと言うことで受取に行く。あまりに立派な出来なので内容や話も上手くやらないと、と気持ちが引き締まる。午後から質問事項に対する意見交換などを行う。
6日に6月定例議会が開始される。市民歌を斉唱した後、暫時休憩を行い議員歴25年の佐藤議員と後藤議員、15年の大野議員の表彰を行った後、休憩が取り消され、下記の議案上程理由の説明が行われた。
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番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
担当委員会 |
議案52 |
専決処分の承認 |
市民部 |
教育民生 |
議案53 |
専決処分の承認 |
財務部 |
総務 |
議案54 |
一般会計補正予算(第1号) |
財務部 |
全体 |
議案55 |
市民会館の設置・管理に関する条例の一部改正 |
総務部 |
総務 |
議案56 |
国民健康保険税条例の一部改正 |
市民部 |
教育民生 |
議案57 |
重度心身障害者医療費助成条例の一部改正 |
福祉部 |
教育民生 |
議案58 |
精神障害者医療費助成条例の一部改正 |
福祉部 |
教育民生 |
議案59 |
健康増進センターの設置・管理条例の一部改正 |
福祉部 |
教育民生 |
議案60 |
負担付き寄付の受託 |
教育部 |
教育民生 |
議案61 |
業務委託契約の締結(戸籍事務電算化) |
市民部 |
教育民生 |
議案62 |
市道路線の認定 |
土木部 |
建設 |
議案63 |
権利(債権)の放棄 |
水道部 |
建設 |
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他にも4件の陳情、耐震補強工事の契約締結、農業委員会人事などの上程が予定されているが、それらは追加上程の予定である。
議案の上程をもって休会に入り、議員全員協議会という名の執行部からの下記8件についての説明会が行われた。全員協議会では説明のみで協議の場は事前に説明が有った各委員会だけなのである。 |
No |
項目 |
関係部 |
事前説明 |
1 |
要援護者のための災害時支援マニュアル |
総務部 |
総務委員会 |
2 |
羽田再拡張事業に伴う土砂運搬 |
企画部 |
総務委員会 |
3 |
船橋競馬木更津場外発売所設置計画 |
経済部 |
経済環境委員会 |
4 |
都市計画マスタープランの改訂 |
都市部 |
建設委員会 |
5 |
金田東土地区画整理事業における事業者募集 |
都市部 |
建設委員会 |
6 |
学校教育「新・木更津プラン」 |
教育部 |
教育民生委員会 |
7 |
青少年育成プラン |
教育部 |
教育民生委員会 |
8 |
木更津市郷土博物館金のすずの開館 |
教育部 |
教育民生委員会 |
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議会と全員協議会が午前中に終了し、昼食を取りながら会派の打合せを行い、午後1時から基地対策特別委員会が開催される。議案は江川総合運動場拡張事業と木更津駐屯地における古い偵察ヘリコプターを新しい物に換装する事の2項目である。
江川総合運動場公園については今回の補正予算で基本設計の費用を上程しているので、基地周辺財産の利活用事業の協議状況や今後のスケジュールについての議論である。なお、補正予算についての審議は教育民生常任委員会で行われることになると思われる。野球場2面、サッカー場2面、さらに陸上競技場が江川運動場に追加されれば、各種競技の大会が開催出来る場を提供することになり、市民サービスの向上に寄与する部分も大きいであろう。副委員長であると同時に地元議員として円滑な事業進捗に尽力せねばならない。
委員会終了後は市民部と水道部で個人質問の打合せを行う。水道部の裏の方では学校給食センターの建設工事が開始されようとしていた。第一小学校の起工式も先日終了したと新聞記事に出ていた。築地のイオンは遅れているが市内で変化が生じることは活気が出て嬉しいものだ。
7日は午前中に内業を片づけ、午後4時から君津文化ホールで開かれるコンチェルトの準備に向かう。
その前に君津市による三舟山の整備状況を見に行く。麓の『三舟の里』は広い駐車場と立派な施設に驚き、財源の差を感じさせられる。登山道も良く整備されており、友人の大工がボランティアで作った展望台も多くの人に利用されていた。近隣市は参考になることが多い。
文化ホールでは会場設営や配付資料の準備などを行い、明日を待つだけとなる。
8日は11時に君津文化ホールに集まり、2時開演の準備を行う。昨年のコンクールで入賞した3人の演奏者は3日間に渡り練習を重ねているので、披露の場が賑やかになるよう聴衆の入りだけが心配であった。
霧雨のような天気の中、開場の1時半には長い列が出来ており、ほっと安堵する。満員には至らないが五百名以上の入場で会場はそれなりに埋まった。成功であろう。
演奏者も本番では最高のパフォーマンスを見せてくれ、最後の類家さんの演奏後は鳴り止まない拍手が続いていた。演奏終了後も入賞者の家族や友人などでホールから人が引かない。ホールの前の喫茶店を借り切ってパーティを行い、第6回入賞者演奏会も終了である。
9日は月曜日であるが議会は休会中である。市役所内では執行部による答弁の最終確認などが行われている。私も朝から市役所に行き、一問一答における質疑を詰めたり、今議会上程案件の不明点の質問を行ってくる。明日はいよいよ質問の本番の日である。
→2008年6月中旬の記録
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