44.6月中旬の活動記録
 10日は6月定例議会における一般質問の初日である。午前中に2名、午後から2名の質問が終わり、この日の最終質問者として15:20から私の質問を行った。「水道事業の広域化」と「戸籍事務の電子化」という質問であり、内容が専門的に成りすぎたようで、自分としては今後、木更津市政で問題になる事象を早めに取り上げたつもりだったが、パネルの使用と資料配付を行いながら他の議員に問題意識の喚起が出来たか、若干反省の余地が有る。
 議会終了後、斉藤議員が馬来田に螢の群生地があり写真を撮りに行くという話を聞き、先月23日に購入したデジタル一眼の撮影技術の指導を受けるため同行する。下の写真が私が取った物であり、多くの螢に満足していたが、前回(6月8日)より少ないという話を聞き、どれほど凄かったのかと思いを寄せる。それにしても光の強い螢である。点滅も殆どしないので外来種かな、と思わせる風景だった。
 
 11日は5名の一般質問が行われる。今回の議会では巷間で言われている築地のイオン進出が遅れている問題が集中的に取り上げられるかと思ったが、この日の最終質問者の大野議員まで話題に触れる者も無く、大野議員の質問でも遅れを問い合わせることも無かった。前回の3月議会は餃子問題を受けて地産地消が重複していたが、今回は12日の質問も含め、国保税の値上げが西議員と佐藤議員で重なる以外は、質問者12名の大綱31点に登る質問が重複のない状況であった。
 
 12日は同期の國吉議員と斉藤議員の質問が午前中に有り、両名ともパネル使用・資料配付・傍聴者多数と力が入っていた。刺激になって有り難い。昨日の鶴岡議員も資料配付を行っているので、今回の新人議員は全体に工夫が多いと印象づけたであろう。
 昼休み中には急遽建設常任委員会協議会が開催され、今回市道認定で議案の上がっている築地地区の建設中の道路について現地視察を行う日程調整を行い、16日に視察を行うことを決定した。何故、未完成の道路を認定するのか・・・この理由は18日の委員会後に記載したい。
 午後1時から本会議が始まる。6日に上程された12件の議案に対する大綱質疑が行われた後、4本の陳情を含め委員会への付託を議決した。なお、陳情4号から6号は昨年の6月議会でも出された案件で、毎年恒例のように出てくる陳情らしい。
 付託議決後、休会に入り議会運営委員会が開催され、午後1時半から本会議が再開された。そこで耐震補強工事2件の契約締結の案件が上程され、大綱質疑の後、委員会付託を決めた。陳情と追加案件の付託は下表の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案64 工事請負契約の締結(第二小学校耐震補強) 教育部 教育民生
議案65 工事請負契約の締結(市民体育館耐震補強) 教育部 教育民生
陳情03 最低賃金の大幅引き上げを求める陳情 経済環境
陳情04 国の教育予算拡充に関する陳情 教育民生
陳情05 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育民生
陳情06 地域手当県内格差是正に関する陳情 教育民生
 今回の耐震補強工事は2件とも最低制限価格での契約で、私の大綱質疑に対する回答では、第二小学校は2社、市民体育館は4社による籤引きでの業者決定であるようだ。低入札価格調査制度の導入も若手議員の間では共感を持って頂けているが、執行部の対応が遅れている事に不満も増えている。
 追加案件の付託を議決して議会は休会に入り、委員会による審議の期間に入る。なお、この夜は会派による意見交換と慰労会が行われた。
 
 13日は前日の慰労会で却って疲れた体で午前中に内業を進め、午後2時から今回の議会で建設常任委員会に付託になった市道認定22路線のうち、16日に現地調査に行く築地地区3路線以外の19路線を見に行く。4本が巌根で14本が羽鳥野3丁目で1本が八幡台である。自らが作り終えた羽鳥野を、その後新昭和の開発でどうなったのかも気になる。

市道2433号線

市道2434号線

市道2435号線

市道2436号線

市道7875号線

市道7876号線

市道7882号線

市道7886-7888号線

市道7889号線
 羽鳥野の市道は数が多いので一部掲載に留めたが、良く作って有った。なお、この日は天気も良かったので現地調査を自転車で行った結果、この夜のビールは美味い物になった。
 

 14日は、地元である巌根小学校が来年11月の創立百周年記念事業に向けて運動会を6月に移動したので、それに出席してくる。途中で別件の行事との重複となり、入ったり出たりで慌ただしい観戦となった。それでも梅雨時期なのに良い天気であり、関係者の日頃の行いが善かったのだろう。紅白で争われた戦いが終わり、勝者代表の嬉しそうな顔と敗者代表の悔しそうな顔が印象的だった。こうやってみんな生長していくのだろう。
 
 15日は、消防の操法大会を見に行く。案内状が届いていない(後ほど篠崎副団長が謝罪に来た)ので7時の開会式には行かず、地元の部が出場する時間に合わせて出掛けたが、開会式には市議会から(副団長の篠崎議員を除くと)議長と副議長しか臨席していないと聞き、担当でもないが申し訳無い気になる。なお、私が着いた8時過ぎには三上議員、高橋浩議員、斉藤議員等の姿もあったが、基本的には様々な角度で見るためにフラフラしていたので誰が揃ったかは解らない。
 個人的には江川消防団が自分が部長をやって成績を低下させて以来、16年ぶりに上位一桁の成績に戻ってくれた事が嬉しかった。

 
 16日は12日の昼間に決めたように建設常任委員会で築地の視察を行う。委員会メンバー以外にも関心が高いのか、大勢の議員も同行する。
 現地の小高い丘の上で開発者である新日鐵より報告を受け、色々質疑を行う。それにしても目前に広がるイオン用地は広大であり、最近見てきた千葉市おゆみ野のイオンや市原市ちはら台のユニモを上回る規模になることは明かである。下に見下ろした写真の一部を載せる。
北側 南側
 午後からは内業の傍ら、明日以降の委員会に備えて問題点の抽出などを行い同僚議員と打合せに行く。自分の委員会でない問題は、託す事も重要になるのである。
 
 
17日は午前中に総務常任委員会を傍聴するが、午後の経済環境常任委員会に着いては付託事項が陳情1件という事や14時から企画部で打合せがあることなどで傍聴を行わなかった。後ほど斉藤議員から聞いたところでは矢那の残土問題を扱った協議会は深い議論になったらしい。
 しかし、経済環境常任委員会が盛り上がっている頃、青年会議所の現役メンバーが計画している「市民討議会」の打合せを企画部企画課と行う場にOB議員5名が同席する。これは6月2日に相談を受けた結果がどう変わったかを確認するためでもある。
 市役所からの帰り道で議会便りの記事に載せる写真を撮りに小櫃堰公園に行き、自宅に帰ってからは平野卓議員が今朝3時まで議会の調べ物をしていたとの声に刺激を受け、明日の建設常任委員会付託議案に再度目を通す。
 
 18日は経済部で農道の問題を打合せた後、10時からの建設常任委員会に出席する。吾妻排水機の移管に伴う補正予算、市道の認定、水道債権の放棄の3議案を審議する。市道認定の件では築地地区の未完成道路に対する認定が色々議論されたが、7月末に完成しても供用は慎重に行われること等の回答を得た。羽鳥野3丁目の歩行者専用道路に標識が無いことに危惧を述べたので、業者を指導して行くことを信じて承認する。
 午後から教育民生常任委員会を傍聴する。この委員会には今議会上程議案14件陳情4件のうち、議案10件陳情3件が集中しているハードな内容となっている。当然午後1時から開始しても午後5時を軽く越えてしまうことになる。建設関係部局の課長級以上との意見交換会が控えていたため、残念ながら傍聴途中で退席する。
 
 19日は溜まっている仕事を片づけ、夕方から同期の議員7名による「十九の会」へ出席する。政務調査費の使用方法や袖ケ浦市議会のように質問時間は議員側の質問時間だけで運用されている事など、意見交換を続ける。なお、十九の会として精神修養の目的で八月上旬に富士登山を行うこと等を決定してしまった。
   

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2008年6月下旬の記録