89.9月下旬の活動記録
 20日は予報通りの良い天気。風も爽やかなので昼から金谷の鋸山で汗を流し、夕方に太田山公園の展望台に登りダイヤモンド富士を待つ。残念ながら二日ぐらい早かった上に透明度も低かったが、明日からさらに雲が多い予報であり、今年も傑作写真はものに出来そうもない。
 
 
 21日は滞っていたHPの更新を行い、夕方に行われる中華民国花蓮青年商会とかずさ青年会議所の姉妹締結40周年式典後の懇親会で訪問団に配るお土産を準備し、午後6時にホテル八宝苑に行く。日中国交正常化以降の台湾の立場などを聞き、民間交流の意義を思う。夜には花蓮で受けた接待をお返しするように深夜遅くまで懇親を深めてきた。
 
 22日は前日の疲れを癒すように午前中から読書。午後から地元の仕事や打合せを行っていると先輩から花蓮の接待応援依頼が届き、深夜から懇親を深めに行くことになる。
 
 23日は翌日に役所で打ち合わせする資料を作り、矢那川の彼岸花などを見に行くなど、のんびり休日を過ごす。テレビでは鳩山内閣の始動を伝えており、見えにくい明日が気になるが対策の立てようがない。日没後は、愛媛県宇和島に転勤する友人の個人的な送別会を行う。連日の飲み会である。
 
 24日になると連休が明けて役所が動き始める。議会事務局に行くと何故か多くの議員が集まっている。私は決算で生じた疑問点の確認や翌月の勉強会の依頼など市役所各部署と多くの打合せを行い、夜には知人と4日連続の飲み会を行う。話が盛り上がると飲み疲れも気にならない。
 
 25日は議会広報委員会編集会議である。今までは議会終了後に委員会を開いていたが、今回は最終日が30日と遅いため、事前に紙面構成を決定して作業を始めないと間に合わないからである。Topicsとして市の広報誌が扱いにくい話題を議会広報で取り上げる事は順調に決まったが、7月と今回の補正予算は政権交代で執行が止まるかもしれないのに載せても良いかという議論となった。市議会で議決した事が事実とは言え、11月1日の配布段階で停止していると洒落にならない。
 夕方から綺麗な虹が出ている中を木更津工業高等専門学校に行き、市民まちづくり塾の数人で五十嵐教授が実践している「たたら製鉄」の話を聞いてくる。現在は上総堀を清川中の近くで実施していると聞き、地域にこの様な学風を持った学校があることを誇りに思った。
 
 26日は午前中から木更津うみ祭り会場に行き、多くの人がそれぞれに楽しんでいる状況を見てくる。市の職員も大勢参加しており、私が「幹部職員も残業手当もなく大変だな」と言うと商工会青年部の友人が「市民もボランティアで沢山出ているから当然でしょう」と言う。その様な市民側の視点を失わないようにしなければ、と思った。
 夕方にはフクアリに行ってJEFvs山形を見るが又も負け戦。ロッテと供に今年の「千葉」はまるで振るわない。市政と関係ないと思うが・・
 
 27日は朝からスコップで土を掘り回る作業。泥だらけに成ったのでシャワーを浴びてから今日もうみ祭りに参加する。丁度お昼だったためか、多くの人々が芝生広場でくつろいでいた。来年にはどの様な展開に持っていくか、楽しみなところである。
 夕方には池袋に出て豊島区立舞台芸術交流センターで行われた演劇を見てくるが、内容の素晴らしさ以上に区が立派な施設を持つ財政力の差に憤りすら覚えてくる。
 
 28日は午前中に調べ物やHPの更新をして、午後から市役所で打合せを行う。夕方にはアクアラインを渡り甲府に出掛け、甲府出張中の友人と飲む。夜から雨になった。
 
 29日はどんよりと曇った天候の中で当初考えていた登山を中止し、朝から甲府市内の温泉に浸かり、アクアラインを経て帰宅。途中、海ほたるに立ち寄り木更津市のPRコーナーを見てくる。手書きの黒板などは味があって面白い。帰宅後は翌日の議会準備を行う。
 
 30日は9月議会の最終日である。最初に委員会に付託された12議案と陳情1件について各委員長から審査報告が行われ、質疑討論の後採決が行われた。9件の議案が全会一致、3件の議案が賛成多数で可決され、陳情は否決された。次いで委員会に付託しない人事案件2議案を審議の後、採決し全員一致で可決する。ここで暫時休憩が入り、別室で議案上程のために議会運営委員会が行われ、追加議案が上程された。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案65 教育委員会委員の任命    総務
 大日方委員の任期満了に伴い、我が家の近所である武井整形外科の武井紀夫先生を次の教育委員に任命するもので、全会一致で可決された。最後に山武で11月17日に行われる県南12市議長会による議員研修に議長以外の全議員を派遣することを議決し、9月議会は終了した。
 閉会後、直ぐさま議員全員協議会が開催され、下記7項目の説明が執行部より行われた。
No 項目 関係部 事前説明
1 県で不正経理と指摘された手口の本市調査結果 総務部
2 平成22年度経営方針について 企画部
3 補助金等の見直しについて
4 アクア木更津再生の現状について 経済部
5 木更津市協働のまちづくり条例 都市部 建設委員会
6 中心市街地まちづくり活動支援基金条例等の改廃
7 金田東エントリー事業者募集
 最初の項目は千葉県が30億円もの不正経理を行った手口で会計検査院が問題とした6項目を本市で調べた結果の報告である。手口とは
@業者に架空請求書を出させ、代金を業者の口座にプールする「預け」
A代金を払わず納入させ、後から別の名目の請求書で払う「一括払い」
B発注した物品と異なる品物を納入させる「差し替え」
C発注した物品が納入される前に代金を払う「先払い」
D年度内に発注を装って代金を払い、翌年度納入させる「翌年度納入」
E代金を払わずに物品を先に納入させ、翌年度に払う「前年度納入」
である。全員協議会の結果、環境部管轄で「差し替え」1件が行われていた等報告だが、Dが無いとはにわかに信じられないので引き続き調査が必要であろう。
 次の項目の経営方針の中では「積極的な徴収対策」を行うことや「安易に前年度の実績等にとらわれることなく」見直しを行うことなど、歳入歳出とも厳しく望む姿勢が出ており歓迎されるものであったが、次の補助金の見直しになると106項目の内7つを縮小としたものの廃止が無く、厳しさが言葉だけかとも思えてくる。
 4番目のアクア木更津については3企業から買い取りを前提とした具体的な企画提案があった事が口頭で報告された。資料がまとまった段階で情報公開を進めていく事が信頼につながるだろうと思う話である。
 5番目以降は建設委員会でも報告があった事項である。
 
 議員全員協議会が終了後、会派室で企画部より昨年に会派として提案した5項目の取組状況についての説明を受ける。それを受けて今年も行政改革に向けた提案を行っていくこを決めた。
 午後1時からは議会広報委員会を開き、11月1日号の内容を審議する。また、今年度の広報委員会としての取組に、インターネットを通した議会中継を研究していくことも併せて決定した。
 その後、市役所各部局で打合せを行い、夜には会派として9月議会の慰労会を開催する。行政視察方針等、様々な事が闊達に話された。
 
 
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2009年10月上旬の記録