32.11月中旬の活動記録 |
11日は内業の整理をしていると鶴岡議員から連絡が入り、金田の焼きそば屋で斉藤議員を交えた打合せを行うことになった。昼食を取りながらの会議を「篠田会議」と後日呼ぶときが来るか・・は解らない。午後からHPの更新を行っている内に『第4次総合3か年プラン(素案)』(以下『4次3計』)が届いたので、早速読み始めた。
12日は打合せで千葉に行き、ついでに津田沼等で所用を済ませてきたら帰宅が夜になってしまった。協議会での質問通告が月曜の朝9時なので、『4次3計』の内容について各担当課に確認を行える平日を潰してしまったので、後は割り切って質問するだけである。しかし、出来れば資料が2日早く入手できたらと思うところである。
13日は7時半に矢那川公園に集合し、多くの生徒や地域の方々の協力の元に河川清掃と彼岸花移植作業を行った。作業後の豚汁で満腹になって帰宅して報告用のHPを作り、仕事を片付けて、夕方から『4次3計』の続きを読み始めたが、読破する前に寝てしまった。
14日は地元の知人数名が福島県三春町の『やわらぎの湯』に湯治に行く計画に同行する約束をしていたので『4次3計』を持参して午前4時前に自宅を出る。2回の岩盤浴の間隔時間を利用して何とか読み終えた。午後3時に三春を出て渋滞に巻き込まれながら午後8時過ぎに帰宅。付箋と書き込みが多い書類の中から質問項目を絞り込み、通告書にまとめ終えたのは翌日の午前1時になっていた。
15日は朝9時に議会事務局に行く。「木更津市議会全員協議会規程」では議長が特に必要と認めない限りは議員が質問したり意見を述べたり出来ないという不可思議な決まりがあるのだが、今回は『4次3計』という重要な案件なので議長が特に認めていただき質問の機会を得ることが出来た。しかし前例が無い事態なので試行として事前通告の実施と答弁を含め1人20分という制約の中での質問となった。そのために質問を通告に行ったのである。
議会事務局から消防本部に歩いている途中で紅葉の写真を撮っている斉藤議員に出会ったので「通告を済ませてきましたよ。」と告げてすれ違う。消防本部では消防団や車両に関する質疑を行った後、企画部で打合せをしてから会派室に帰り、会派会議を10時半より開始する。
会派会議の主題は本年度提出する会派提言の内容について4日の会議に続く2回目の内容確認と、過日行われた会派代表者会議の内容報告、そしてここで内容を記載することが出来ない事案についての議論で、午後3時までの長時間会合になってしまった。
会議終了後、総務部秘書課と都市部の数カ所で打合せを行い日没後に帰宅した。
16日は10時から総務常任委員会協議会に出席し、『4次3計』に対する協議を傍聴する。意外なことであるが市の基本となる長期計画に対し議会が意見を述べる機会は過去になかったという事であり、2時間近い議論が行われた。
午後からは館山にある南総文化ホールで南房総市を当番市として開催される千葉県南12市議会議長会議員研修会に出席し、政治アナリストの伊藤惇夫氏による「流動化する日本政治の行方」と題する講演会を聞く。自民党・新進党・民主党など多くの政党で事務局を勤めた講師の話は現在の政治状況把握になった。
17日は9時前に市役所に行き、定例議会への質問通告の抽選を見守る。今回の質問は鶴岡議員と共通資料を使うため、午前の10時・11時の組み合わせか午後の13時・14時の組み合わせを取らねば成らず、抽選には参加できないのである。ただ、抽選が8名で行われたため、他に2名の通告が済まないと予定の組み合わせと成らないため、さらに少しの時間の待機を行い、9時17分に通告を済ませることが出来た。通告の内容は下記の通りである。 |
個人質問通告書(平成22年12月定例会) |
平成22年11月17日 |
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木更津市議会議長 荻野 一男 様 |
質問議員氏名( 2番) 近藤 忍 |
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下記のとおり発言したいので、会議規則第62条第2項の規定により通告します。 |
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大綱・要旨項目 |
質問事項1 |
大綱(大項目) |
土地開発公社について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1)土地開発公社の
諸課題 |
@借金の返済に融資可能か
A借金の返済時期の目標は
B土地の先行取得の再開は
C将来は解散を目指すのか |
財務部
企画部
〃
〃 |
質問事項2 |
大綱(大項目) |
耐震対策について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1)学校の耐震対策 |
@政府による景気対策の影響は
A今後の耐震診断の発注計画は
B適正規模等審議会との関係は |
教育部
〃
〃 |
(2)市役所の耐震対策 |
@市役所耐震対策の年度計画は |
総務部 |
(3)住宅の耐震対策 |
@民間住宅の耐震対策進捗率は
A政府提言に対応する事業費は |
都市整備部
〃 |
質問事項3 |
大綱(大項目) |
巌根駅快速停車について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1) 快速停車の進捗状況 |
@負担金の提示は有ったか
A快速停車の実施見込みは
B4次3計での予算計画は |
企画部
〃
〃 |
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通告順序は12番目になるので3日目となる12月2日の11時からの質問となった。通告を終えた後、会派室で質問を整理していると、今日の午後に行われる『4次3計』の協議に対し私が通告した質問に対する回答の事前説明に訪れる部署が続く。ちなみに通告した質問の要約は下記の11項目である。
@3次3計からの事業の存続についての仕分け基準は
A計画策定で過年度の経過や推移を反映すべきでは
B「勤労者対策の充実」の具体的な施策は
C「防犯体制の充実」で自主防犯団体を増やす具体的な事業は
D「生活環境の充実」の政策目標値は下水道供用面積とすべきでは
E「ごみ処理の適正化」でKCSの処理コストの低減対策は
F「商工業の振興」で商業年間販売額が高くなる施策の検討は
G「交通体系の整備」で新たな公共交通の検討は
H「行政改革の推進」で職員数は削減を進めないのか
I市役所の土日開庁に向けた取り組みはどうなっているのか
J意志決定の透明化に対する対策は
これを20分以内で全て質疑し終えるためには、かなり要点だけに絞った簡潔な質疑が必要となるのである。
午後2時10分から全員協議会が始まるので議場に入ると暖房機器の故障でストーブが置かれていた。ほんわかとした雰囲気の中で佐藤議員に次いで2番目の質問者として上記の質議を始める。3項目づつに区分し、それぞれを5分間で終了させるという時間管理を行ったが、あまりに早口で質疑の展開が早く、何が問題で何を変えるべきと言う話なのか理解したものは少なかったようで反省をする。要は「時間が足りない!」という点を主張したようなものである。ともあれ重要なことは素案の段階でよりよいものに変えていくことであり、私の質問の質は二の次だと自分を納得させる。
18日は前日の通告を受けて議会運営員会が11時から開催される。私は会派室で自分の原稿を直したりしている内に審議が終わり、議事日程は下表のようになった。 |
日時 |
曜日 |
時間 |
項目 |
質問者 |
備考 |
11月26日 |
金 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の上程
議案の審議 |
11月30日 |
火 |
10:00 |
個人質問 |
國吉 俊夫 |
正栄会 |
11:00 |
大村 富良 |
正栄会 |
13:00 |
平野 秀樹 |
正栄会 |
14:00 |
小林 紀之 |
F未来 |
15:20 |
平野 卓義 |
F未来 |
12月01日 |
水 |
10:00 |
篠崎 哲也 |
正栄会 |
11:00 |
佐藤多美男 |
共産党 |
13:00 |
岡田 貴志 |
公明党 |
14:00 |
山形 誠子 |
共産党 |
15:20 |
斉藤 高根 |
F未来 |
12月02日 |
木 |
10:00 |
鶴岡 大治 |
F未来 |
11:00 |
近藤 忍 |
F未来 |
13:00 |
白坂 英義 |
新栄会 |
14:00 |
清水 宗一 |
F未来 |
15:20 |
野田 芳久 |
新栄会 |
12月03日 |
金 |
10:00 |
高橋てる子 |
元気力 |
11:00 |
三上 和俊 |
F未来 |
13:00 |
大野 俊幸 |
正栄会 |
14:00 |
本会議 |
− |
議案と請願の質疑 |
12月07日 |
火 |
10:00 |
委員会 |
− |
総務常任委員会 |
13:00 |
− |
経済環境常任委員会 |
12月08日 |
水 |
10:00 |
− |
建設常任委員会 |
13:00 |
− |
教育民生常任委員会 |
12月15日 |
水 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の審議 |
(終了後) |
− |
議員全員協議会 |
(終了後) |
− |
議会広報委員会編集会議 |
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議案11件と誓願1件が上程され、そのうち職員の年末ボーナスに関する案件だけ議会初日に議決されるようだ。一般会計の補正予算は約4億8千万円の増額を予定しているようだが、詳細は上程後に記載する。
市役所の中で各種の打合せを行った後に帰宅し、夕方からホテルロイヤルヒルズ八宝苑で行われる『ボージョレー・ヌーボーと秋の収穫祭』に参加する。デュブッフやクリスト・バカレなどのボージョレー以外にアルノー等の新酒を飲んだが、講師の先生が「木更津の人は飲む」と言ったことを今年もまた実践したようだ。
19日は11時に会派室に行き、議会質問外の調査の件で環境部と打合せを終えた後、午後からは企画・財務・総務の3課合同に対し鶴岡議員と供に議会質問に向けた打合せを行う。同じテーマを分担するという作業も難しいと実感する。
夕方には自民党木更津支部が主宰する時局講演会に出席する。講師は石平(せきへい)氏という、1962年に中国四川省に生まれ北京大を卒業後26歳で来日、天安門事件を契機に中国共産党政府と決別し、2007年に45歳で日本国籍を取得した人である。産経新聞等にコラムを執筆しており、現在の中国を解りやすく説明して貰った。
20日は朝から自宅で内業や市内で所用を済ませた後、夕方から岩根西公民館で行われる『市街化調整区域における土地利用方針市民説明会』に調整区域を多く持つ区長を誘って主席する。この説明会はHPや市の広報で掲示していても知っていた者は少なく、もっと多くの方に説明した方がよいという意見も出されていた。
区域設定やガイドラインの詳細について幾つか意見もあるがここでは記載せず、今月末までと言われるパブリックコメントで手続きを取る事にしようと思う。
→2010年11月下旬の記録 |