34.12月上旬の活動記録
1日も前日に続き個人質問の日である。今回は議会広報紙に写真を掲載するため議会事務局により議場撮影を行っている。下記の写真はこの日の最後の斉藤議員の質問風景である。では例により私的に印象に残った答弁の記載を続ける。
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正栄会 篠崎哲也議員
平成21年度に児童虐待相談件数103件を数え、県下7位であった本市の今年度は11月末で115件に達し昨年を越えており、千葉市を除く千葉県内で船橋市・松戸市に次ぐ3位という不本意な状況である。なぜ本市で多くなっているのか解らないが、相談を受ける職員組織の強化が必要であろう。
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共産党 佐藤多美男議員
二中の移転に関して、桜井小学校用地へ検討できないかという質問に対し、中学校の方が広い面積を必要とするので問題が生じるという回答があった。何れにしろ子供の少ない学校の対策より、請西小学校のように手狭になる学校の対応を急ぐという事であったが、そうであれば小学校数が増えるだけという期間が有ることが個人的には腑に落ちない。真舟小学校は必要と思うが、同時に東清小学校の統合も行い、総数の増がないようにするべきではないだろうか。
昼食を鋏み、午後の部に入る。
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公明党 岡田貴志議員
AEDが市内の全小中学校に配置が終わり、44施設で使用できるようになっているが、バッテリーは5年で、人に接触させるパットは2年で交換が必要であり、そのメンテナンスを怠ると緊急時に役に立たない。さらにパットは使用後に交換が必要で、1日に同じ機材で2人を救う場合は交換のパットが必要であるが、どうも対応は充分でないようだ。私も交換が必要だという事は岡田議員が質問するまで知らなかった。
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共産党 山形誠子議員
木更津市が市民2000人に行ったゴミ処理に関するアンケート(回答率は50.5%)で、有料ゴミ袋を負担だと回答した市民が57.9%居るという質問に対し、市の回答は『料金は負担に思うが有料化はやむを得ない』という現制度を理解する意見を含めると64.2%の市民が有料に賛成という結論であるというものであった。資料を都合良く引用することは気をつけなければと自らの戒めになる討議であった。
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F未来 斉藤高根議員
保育園と幼稚園だけでなく、放課後児童クラブと放課後子供教室も厚生労働省とも文部科学省の縦割りの中で積極的に連携は無いようだ。児童クラブは18箇所で運営されているが、金田・鎌足・東清・中郷・富岡・南清の6小学校区では未設置である。南清では立ち上げに向けて市もサポートしているようだがあくまで民設民営の方向のようだ。
この夕方に翌日の回答が帰ってきたり、一部は届かなかったり、調整不足のまま翌日の本番に向かうことになる。
2日は私の質問の日である。10時からの鶴岡議員と意図的に質問を被らせているので、その質疑にも注意を払う必要があり集中を一層高めて議場に入る。
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F未来 鶴岡大治議員
現在の財政調整基金残高が約32億円も有る上に、本来は限度額まで借り入れることが財政上有利になる臨時財政対策債の余裕が4億4千万円も残っており、これを3月議会で補正計上する事や、次期3か年計画での不足額が11億円程度で有ることなど、現在の貯金になっているだけのお金を明らかにして貰う質疑が、例によって鶴岡流の論理的展開で行われた。
鶴岡議員の質問を受け、現在の財政余力で土地開発公社高金利分を返済することを提案する質問に立ったのであるが、その内容については『議会質問』に掲載するのでここでは省略する。そして昼食の時間にカメラの充電器を取りに自宅に帰って午後を迎える。
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新栄会 白坂英義議員
全国の小中学校における公務用パソコン設置率98.3%に対して本市の場合は15.0%と極端に低い状況にある。そのために個人所有を持ち込んで仕事をしているが、セキュリティなどの問題も残る。生徒の授業用のパソコンも全国の6.4人に1台、文部科学省の目標値の3.6人に1台に比べ、本市では7.9人に1台と少ない値であるが、より重要なのはパソコンに精通した教職員の確保や研修であろう。それは学校現場に関わらず市役所にも当てはまることだと思って聞いていた。
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F未来 清水宗一議員
羽田空港の国際化に伴い本市の騒音被害も増えている。成田市周辺の3市3町では成田特別措置法により補助の嵩上げが有り、様々な整備が進んでいる上に、固定資産税や航空機燃料税等の税収も入り、雇用にも著しい貢献が有るのだから、本市でも騒音を受けるだけになるのでは無く、何かを受けれる策が必要だろうというのは解る。でも我が家では飛行機の騒音があまり気にならないのは、自衛隊のヘリコプターに慣れているからだろうか。
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新栄会 野田芳久議員
中野畑沢線の桜井工区の整備が済めば、街中の残距離は1.3kmになる。このうち国道から潮見木高線までの用地取得率は51%であるが、潮見木高線から富士見通りまでの700mでは全く用地取得は行われていない。概算事業費が90億円となると、たとえ計画に残していても自分の目の黒いうちには整備が行われないのだろうなと思いながら聞いていた。
質議が終わり、簡単な打合せの後、夕方より消防を経由して市民会館で行われる海上自衛隊主催による海の音楽祭を聴きに行く。
こ 総合高校の和太鼓や横須賀音楽隊による素晴らしい吹奏楽を聞き続けていたいところであったが、さらにこの日は岩根西区長会の忘年会があり、第2部で中座してそちらに向かった。会場で議会質問を終えてきたことを話すと、案内が欲しいと言われた。嬉しい話である。
3日は個人質問の最終日である。
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元気力 高橋てる子議員
本市の男女共同参画の平成14年からの目標に、審議会の委員における女性比率を30%以上にすることが有ったが、未だに27%程度で達成していない。市が行うフォーラムで毎回300人程度に情報を伝達するだけでは世の中は進まない。市役所の幹部職員でも課長1名だけが女性であるが、来年定年退職を迎えない5級以上の21名の女性職員には、是非とも管理職を受けて貰いたい、という提案には賛成である。本来は女性部長も居て良いはずである。
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F未来 三上和俊議員
国道16号パイパスの高柳区間は農道と立体交差することで沿道利用が出来ていない。交通量の多い地帯だから君津の八重原周辺のように商業施設が建ち商業の活性化が図れるのではという質問に対し、測道を設けることで対応できると回答があった。確かに相模原や町田の辺りでは測道利用である。今の問題は測道の一方通行が通過交通を減らすためか、幅員を含め、沿道利用に適していないことである。千葉国道事務所で整備してくれれば良いが・・・。
ここで昼食が入り、最後の質問者を残すのみとなる。
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正栄会 大野俊幸議員
木更津市における中心市街地は港から太田まで約300haも広がりを見せているが、住宅地を多く含んでいる。千葉市でも150haである事を考えると集中による効果を高めるためにも見直しが必要ではないか、という提案は興味深い。都市計画道路や容積率などマスタープランを含めた都市計画の多くが時代の変化により見直しを迫られているのであろう。
質問が終わり、議案の上程が成された。大綱質議の後に委員か付託がなされ、議会は15日までの休憩にはいるのであった。会派室で諸般の打合せや新年会の日程調整などを行い解散。市内で所用を済ませ、夜は同僚議員と質問の打ち上げを行った。
4日は午前中に仕事を片づけ、昼から内房レーシングが参戦している『Tokyo Bay エンデューロ 2010』を観戦しに袖ケ浦フォレスト・レースウェイまで出かける。自転車が風を切って走る姿は気持ちよい。
終わりまで見ずに退席し、音信山林道を走ってから帰宅し、町内会の常会に出席し、さらにその後は内房の忘年会にも顔を出した。12月は日程が混んでくる事を実感してきた。
5日は友人と山梨に登山に行く予定だったが、彼の体調不良により中止となり、のんびりした休日を過ごしながらHPの更新を行った。
6日は午前中の仕事の後、昼から『東京湾アクアラインの料金引下げの恒久化に向けた総決起集会』に出席する。会場の雰囲気を取りたかったので席は後ろの方に取った。急な会合であったにも関わらず大勢の出席者で会場には立ち見の人々が溢れていた。
その後、市役所内で打合せを済ませ、夕方は市原に出かけた。
7日から委員会での審議が始まり、午前中は総務常任委員会を傍聴する。付託案件は一般会計予算の補正と手数料条例の一部改正だけであり、特記するような事はない。その後の協議会で@入札制度の一部改正、A平成22年度行政評価結果、B第4次総合3か年計画、C第4次地域情報化計画、D共同運用消防指令センターの管理運用方式、という5項目の協議が行われる。資料の合計厚さが4cm近くになる分量に驚かされ、事前配布が無ければ議論も難しいだろうと思うと同時に、地域情報化を進めるならペーパレスも進めて貰いたいと傍聴席で思っていたら三上議員が同様の話をしていた。ネットワーク配線の問題などを執行部は上げていたが、設備のない会議室でもペーパレス会議を10年以上前から実施している青年会議所の理事会でも見てきて貰いたいものである。
食堂で定食を食べ、午後からは経済環境常任委員会の傍聴を行う。音信山(おとづれやま)に安定型産業廃棄物処分場を許可しないように県に意見書を求める請願の審議が最初に行われる。全議員が請願に賛成であるのに過去の経緯や保安林や環境との問題等の認識を掘り下げるため2時間に渡る議論が行われた。その後、付託案件の一般会計補正予算と公設市場特別会計補正予算の審議が行われ、協議会に移ってから@一般廃棄物処理機本計画の素案、AKCSの有効利用、Bアクア木更津の売買契約書の一部変更、Cアクア木更津ビル賃料の収入未済額、という4項目の協議が行われる。アクア木更津に関しては売却終了後も解決すべき問題が多い事を改めて思う。
夕方には八宝苑で行われる青年会議所の望年例会に出席し、懐かしい顔ぶれと酒を酌み交わす。ただ、現役の顔と名前の一致しないものが増えてくる事を若干寂しく思う。
8日も委員会の日であり、最初は自分の所属する建設常任委員会である。会議室からも富士山が良く見えるが警察庁舎が丹沢の山並みを隠していることが不満である。取り敢えず携帯のカメラで写真を撮る。
それはさておき、委員会への付託案件は一般会計補正予算、下水道特別会計補正予算、小櫃堰公園指定管理者、市道路線認定の4項目である。下水道特別会計で執行残金の減額補正を行うなら既成市街地の面整備を進めるべきだと質問したが、地元説明や関連埋設物等の調整で新規対応が困難であるという回答であった。出来るかどうか解らない範囲まで準備しておくと言うのも妙な話だが弾力的運用を考えるべきか悩むところである。公園の指定管理に関して高橋議員より利益になる部分もあっても良いのではという提案が成されたが、飲食物の販売権を付与する事で公園の賑わいにも繋がるから検討に値する事かもしれない。協議会では@千束台の現状、A2部統合で誕生した都市整備部の検証、B入札制度の一部改正の3項目の議論が行われる。千束台には市の関与が深まらざるを得ない状況まで追い込まれつつあるが、何より裁判を早く終結することである。個人的な見解としては当事者である森本組や大豊建設は裁判終了まで千葉県内で指名停止にするべきだと思うのだが実体は難しいようだ。
建設常任委員会が正午を大きく回ってしまったので昼休みが20分しか無くなり、午後からの教育民生常任委員会の傍聴に移る。付託案件は一般会計補正予算、国保・後期高齢者医療・介護保険の各特別会計の補正予算の4項目であり、協議会では桜井保育園における個人情報流出の報告だけで、教育民生常任委員会としては珍しく審議時間2時間以内で終了した。
夕方には建設常任委員会と担当部局による情報交換会を行う。時間も早めに解散となったので一人で最近足が遠のいている店に顔を出し、連日長時間のアルコール摂取を行ってしまった。
9日は午前中に仕事を片づけ、午後から市役所で打ち合わせ。その後は午後3時より渡邊県議の事務所で中郷の役員や齊藤市議も加わり来春の小櫃川桜祭りの事務的な打合せを実施する。その後は君津で所用を済ませ、帰宅後にHPの更新を始めるが連日の疲れで午前1時前に寝てしまった。
10日は前夜に終わらなかったHPの更新や個人的な事務処理を行い、午後から選挙管理委員会に行き看板掲示の手続きを取る。その後は市内の年末挨拶周りや掲示看板の許可証の交換などを行う。夕焼けが美しそうだったので江川海岸に出て新日鐵の工場萌え写真を撮った。
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2010年12月中旬の記録