41.2月中旬の活動記録 |
11日は目覚めると雪になりそうな冷たい雨である。後援会の挨拶周りに出かける予定を中止し、暖房を効かせた部屋で内業を進める。それでも夕方から地元の会合に出席し、2次会・3次会と深夜まで付き合ってしまった。
12日は前日に比べれると良い天候なので午前中から地域の挨拶周りに走り回る。1日に数十人と合うと、なかなか疲れるもので、選挙モードが近づいている事を実感する。
13日は朝から富士山や雪を被った丹沢が良く見える快晴である。そんな中で地元の神社のご神木の枝落としするためのお払いに参列する。神事の後は海岸まで出て対岸の山並みを楽しんだ後、昨日に引き続き地元後援会の挨拶周りを続けると供に、巌根駅関連の打合せも実施する。
夕方から万石集会所に行き、市街化調整区域における土地利用方針の説明会に地元議員として参加した。市からは小川部長を始め4人の職員が参加して様々な意見交換を行った。小櫃川堤防の問題など市の範疇で済まない事も多く、県議会との協力も欠かせないと実感する。
14日は早朝にHPを更新し、10時から議員全員協議会に出席する。議案は下記の5項目である。 |
No |
議題 |
担当 |
1 |
平成23年度当初予算の概要 |
財務部 |
2 |
公的資金補償金免除繰上償還の承認 |
財務部 |
3 |
福祉会館使用許可審査基準等の改正 |
福祉部 |
4 |
福祉会館使用料免除等の基準の改正 |
福祉部 |
5 |
小中学校適正規模等審議会の答申 |
教育部 |
|
来年度予算は一般会計9.6%upの360億円、特別会計4.2%upの329億円、併せて689億円という史上最大規模の物となった。これは収入で市税・地方交付税・国庫支出金・県支出金がそれぞれ5億円程度増額に成ることが見込めること、支出で子ども手当や高齢者福祉等の扶助費が増大した結果として民生費が約15億円増加する事が顕著であるが、巌根駅の@ホーム延伸事業費2億円、A西口広場改修費5千万円、B接続道路改良費8570万円の3点セット約3億4千万円も計上された。金田事業のために必要とは言え、他地区の議員の理解を得ねば成らない。それ以外に土地開発公社の買い戻しとして5億円や利子補給等も計上されているが、予算の詳細については予算委員会の傍聴で記載する。
繰上償還については、旧資金運用部や旧公営企業金融公庫等より平成5年頃までに貸し付けられた金利5%以上の地方債約6億4千万円を返還する事により利子削減の効果額が約1億2千万円生じるものであり、この承認には、本市の財政経営健全化計画が必要である。
福祉会館関係は、例えばPTAの使用は規則では有料になるが市の使用と見なして無料にするなど拡大解釈で運用してきた物を実体に合わせる物であるが、これ以外にも一度決まったことを変更する抵抗の多さや速度の無さは常々感じるところである。
小中学校適正規模等審議会の答申は、相変わらず抜粋版が無くて不満に思う物であるが、中郷中を清川中に統合することや、岩根中に岩根西中を統合する事など、場合によると今後の市政の大きな争点に成りそうな話題が数多く盛り込まれていたので近日中に思うことにまとめる。
これらの報告の後、議会事務局から18日の議会初日に清和短大のハンドベル部による議場コンサートや、第17期議員の記念写真撮影などの案内があり全員協議会は終了した。
企画部等で打合せの後、議会全員協議会の資料を入手して今議会に上程される案件の概要を読むと、今年度補正予算として祇園小と高柳小の耐震補強工事を始めとする約14億円の補正予算が委員会負託無しに上程されることや、次年度案件として職員に地域手当を3%で復活させることなど、色々問題の多い事案を知ってしまう。これも詳細は後日に。
昼食後、各所で打合せを終えて帰宅。近所の挨拶周りをしている内に降り始めた雨は夜中に雪に変わっていた。
15日は朝から地域で挨拶周りを行い、午後1時過ぎに巌根駅西口広場に公衆便所を整備して貰う要望書を地域の区長と供に市長に提出する。巌根駅関連の市長要望は、私が議員になってから3件目である。それでも翌年度には関連事業を含め、金田事業に間に合わす為の多くの予算措置が為されているのが有り難い。
要望書の提出後は君津に移り、市外支援者と打合せを夜遅くまで行い代行で帰宅するのであった。
16日は仕事を片づけつつ支援企業に挨拶に回り、夕方に自宅を出て大学時代の友人が待つ前橋まで移動した。懇親会が始まると間もなく自宅の近所で火災の情報が届く。遠く離れどうにも成らない歯がゆさを感じるが、人災は生じていないし延焼もない事を確認し、地域の方に対応をお願いする。
17日はダルマ受取までの時間を群馬の山で過ごし、必勝ダルマを受け取った後は小林山達磨寺に詣でた。数多くのダルマが陳列してあり、福田・中曽根・小渕の歴代首相の巨大なダルマに圧倒されるが、私のダルマは極めてお手軽な大きさで納得している。
18日は議会の初日である。朝から強風が吹き荒れていたが、議場の中では清和短大によるハンドベルコンサートが開会前に行われ、議会には爽やかな空気が吹き抜けた感じである。因みに写真は準備中の所を撮っているので議席に議員が居ないのだが、演奏中は傍聴者も多く、このような企画も悪くはないと思う。
そして午前10時になり3月定例会議が開始される。議案は昨年の3月議会より8件多い、下記33件と陳情請願各1件が上程された。 |
|
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
担当委員会 |
平
成
22
年
度
関
係 |
議案01 |
一般会計補正予算(第4号) |
財務 |
− |
議案02 |
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) |
市民 |
− |
議案03 |
後期高齢者特別会計補正予算(第3号) |
市民 |
− |
議案04 |
老人保険特別会計補正予算(第2号) |
福祉 |
− |
議案05 |
介護保険特別会計補正予算(第3号) |
福祉 |
− |
議案06 |
公設市場特別会計補正予算(第2号) |
経済 |
− |
議案07 |
公共下水道特別会計補正予算(第3号) |
都市 |
− |
議案08 |
駐車場事業特別会計補正予算(第1号) |
都市 |
− |
平
成
23
年
度
関
係 |
議案09 |
一般会計予算 |
財務 |
予算審議 |
議案10 |
国民健康保険特別会計予算 |
市民 |
予算審議 |
議案11 |
後期高齢者医療特別会計予算 |
市民 |
予算審議 |
議案12 |
介護保険特別会計予算 |
福祉 |
予算審議 |
議案13 |
公設市場特別会計予算 |
経済 |
予算審議 |
議案14 |
公共下水道特別会計予算 |
都市 |
予算審議 |
議案15 |
駐車場事業特別会計予算 |
都市 |
予算審議 |
議案16 |
職員の給与に関する条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案17 |
産業振興基金条例の制定 |
経済 |
経済環境 |
議案18 |
鎌足桜保護育成基金条例の制定 |
都市 |
建設 |
議案19 |
西口再開発ビル修繕基金条例の廃止 |
経済 |
経済環境 |
議案20 |
第65回国基金条例の廃止 |
国体 |
教育民生 |
議案21 |
公告式条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案22 |
手数料条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案23 |
特別職で非常勤の報酬等に関する条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案24 |
行政組織条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案25 |
個人情報保護条例・情報公開条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案26 |
産業立地促進条例の一部改正 |
企画 |
総務 |
議案27 |
市税条例の一部改正 |
財務 |
総務 |
議案28 |
国民健康保険条例の一部改正 |
市民 |
教育民生 |
議案29 |
自転車駐車場条例の一部改正 |
市民 |
教育民生 |
議案30 |
駐車場条例の一部改正 |
都市 |
建設 |
議案31 |
消防指令事務協議会規約の制定協議 |
消防 |
総務 |
議案32 |
市町村総合事務組合規約の制定協議 |
総務 |
総務 |
議案33 |
水道事業会計予算 |
水道 |
予算審議 |
|
請願01 |
TPP交渉参加反対の請願 |
経済 |
経済環境 |
陳情01 |
容器包装リサイクル法の見直しを求める陳情 |
環境 |
経済環境 |
|
平成22年度案件である補正予算は委員会付託が無く、22日の本会議で一括審議が行われる。補正予算の中には単に精算行為によるものだけでなく、下表のように新規業務や金額変更の大きい項目もあるし、老人特別会計の廃止処理も行われるので、委員会付託として議論すべきではと思うが、議会運営委員会に会派として委員を出している以上、日程に反対するのは筋が違うと思われるので、22日に向けて粛々と質問の準備を始めねばならない。
|
区分 |
項目 |
金額 |
一
般
会
計 |
歳出 |
土地開発公社経営健全化に伴う土地購入費 |
600,000千円 |
国民健康保険特別会計繰出金 |
414,577千円 |
生活保護事業費 |
100,000千円 |
祇園・高柳小学校校舎増築事業費 |
544,092千円 |
図書館施設改修事業費 |
40,000千円 |
公民館施設整備事業外4事業 |
63,700千円 |
金田西区画整理事業負担金 |
- 153,785千円 |
第65回国民体育大会開催事業費 |
- 42,150千円 |
歳入 |
きめ細かな交付金 |
48,250千円 |
住民生活に光を当てる交付金 |
11,725千円 |
土地売却収入 |
14,237千円 |
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ともあれこの日は市長による施政方針演説と議案上程で午前中一杯の時間を要して議会が終わる。
午後からは建設常任委員会協議会で、金田東地区における地元企業の参入状況が低い点をUR同席の元で行う。URの大規模発注により工事単価が下がり市の負担金が軽減されているというメリットもあるが、下請けを含み地元企業に仕事が回らず、多額の市費を使いながら地元が潤わないことに多くの異論が聞こえている(森本組が受注したことの異論は別の次元で聞こえてくる)。ゼネコンには公的な立場を理解した行動を執って貰いたい。また、地元企業優先の中で特定企業に集中することも避ける配慮が必要である。
その後、市役所内部で打合せを行い帰宅した。やらねばならないことは数多くあるのだが、予算書を読むだけで疲れて寝てしまった。
19日は午前中に地元の老人クラブである『江川あけぼの会』で市政報告を行い、午後から地元挨拶周りの後、HPの更新を行い、夕方からジェスパルの新年会に出席する。多くの人々と意見交換の場を持てるのは良いのだが、急に時間が無くなってきた感じが強くする。
20日は午前中から地元挨拶周りを行い、昼前には地域の集会に顔を出し、夕方には西山区と万石区の合同新年会に出席する。ほろ酔いで帰宅した後、火曜日に審議される補正予算書を読み、理解できない点を列挙し始めている内に日付が変わっていた。
→2011年2月下旬の記録
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