43.3月上旬の活動記録
 1日より3月定例議会の代表質問が始まる。議会前に市役所内で打合せを行った後、議場に入る。では例によって個人的に印象に残った答弁を記載する。
F未来代表 滝口敏夫議員
 教育関係で3点に注目。まず、学校適正規模答申議会の答申については本年4月に庁内検討委員会でまとめ、6月に教育委員会及び議会説明、8月にパブコメを行い10月に基本方針を定める予定である事。次に金鈴塚の復元品は6月より展示を始め、国宝化に向けて全市を挙げて国にアピールをする事、そして江川運動公園は8月頃までに造成基本計画が出来るのと共に来年度は調査を実施する事である。
 仮称請西保育園の整備について民営化の方向性がある中で市立とする必要性を執行部に質問したが、少なくとも私には明確な回答でなく、一問一答の時間が無くて追求できなかったことが残念であった。 
正栄会代表 前田清治議員
 無縁社会の対策としての見守り事業として現在は@民生委員、A緊急通報装置貸与、B週2回の配食で対応しているが来年度以降は緊急医療情報キットの配布を検討しているという事である。これは1月23日に中澤まゆみ先生が男女共同参画フォーラムで話していた事で、他にも倒れていない事を確認する手法なども考えねばならないだろう。
 それより前田議員が8期32年の最後をしめくくる最後の質問と言うことが感動的であった。初当選は32年前か・・・その時はまだ私は君津高校の1年生だなと思って聞いていた。
公明党代表 住ノ江雄次議員
 消防団は条例定数663人に対し601人しか居らず充足率は90.3%である。君津市95.5%、富津市97.1%、袖ケ浦市98.5%は元より県内48消防団組織の平均94.3%も下回っている。消防団員で自営業者は9%しかなくサラリーマンが80%を越えている状況では企業の理解無しに拡大は難しい。統合の議論は関係者と協議するという回答であったが、行政が音頭を執らないと難しい面もあり、辞めることが出来ない団員の苦労の上に今の組織があることも忘れてはならいだろう。
 この日の会派室は職員の地域手当の案件をどうするかという議論が交わされていた。色々な調整も行われつつあるようだが、来週月曜日の総務常任委員会の傍聴が楽しみな状況に成ってきた。
 帰宅してHPを更新していると消防車のサイレンが近く聞こえる。火災テレホンサービスでは久津間で一般建物火災と伝えてくる。江川・西岩根と6日毎に火災か!と緊張して出かける準備をしたが、どうやら火災報知器の誤作動だったようで、ひとまず胸をなで下ろした。
 
 2日は代表質問1名と一般質問3名である。
新栄会代表 野田芳久議員
 中の島大橋は建設後35年を経て来年度には補修の予算が計上されているが、本市の観光に活用すべきという指摘は賛成である。函館の夜景・新潟の万代橋・大阪の通天閣のように都市を象徴させる風景に出来ると私は思っている。その橋であるが、鳥居崎公園の整備等と合わせライトアップを検討すべきと言う提言で4期16年の最終質問が終わった。
共産党 山形誠子議員
 5期20年で80回目の質問と言うことなので皆勤なのは流石は共産党である。それはさておき一人親家庭で母子家庭にはある支援の多くが父子家庭では行えないのは国の制度の問題だとこの質問で知る。男女共同参画社会と言いながら意外なところにも性差が残っている。
正栄会 大村富良議員
 鎌足桜の繁殖力の弱さを補ったのは日本製紙鰍フアグリ事業部が持つ技術で、115本の枝から93本の苗木を育てることに成功し、今はその内の49本が矢那で育っているようだ。この答弁を行ったのが教育部長なのに基金条例は都市整備部の主管に成ることが解らない。
新栄会 白坂英義議員
 四市でKCSを運営しながらゴミ行政は各市で実施しており、ゴミ袋の価格が統一されていないことで行政境では安い方の自治体に越境したゴミが捨てられるなどの問題も生じている。執行部から現在出来ていない理由と新年度から具体的な働きかけを行うという回答があったが、四市の行政と市民と専門家から成る審議かを設置すべきではないかと思いながら聞いていた。
 議会が終わり、夕方から所用で市原に向かう途中で三中の様子を見に行った。短い工期で完成を迎えつつある事は外見からも判断できたが、やはり想像通りの個性的な外見に成っていた。学校校舎に個性が無いよりは良いかなと思いながら写真を撮っていると部活でランニングしている中学生が挨拶する。本市の生徒の姿勢は素晴らしいなと思った。
 
 3日は全て個人質問である。
F未来 平野卓義議員
 アクアラインマラソンについて質問。既に準備委員会が開催され、3月16日には設立総会と実行委員会が開催される予定で、水越市長は副実行委員長に就任する予定のようだ。市制施行70周年事業を行う見込みである市民の日の11月3日周辺でイベントは実施され、1万5千人が参加し、潮浜から出発し海ほたるで折り返し袖ケ浦海浜公園を回って潮浜に帰るというルートを検討しているようだ。平野議員は東京マラソンに参加し多くのランナーに感想を聞いてきたという姿勢は素晴らしい。
正栄会 國吉俊夫議員
 アクアライン平行鉄道について質問。本市の5年間の転入者で5割は県内、4割は県外の国内、1割は海外からであり、国内のうち東京・神奈川・埼玉は県外の半分である約2割なので、アクアライン効果は2割に過ぎないという視点である。でも実数約6,800人は少なくないと私は思う。技術的な質問に対し最小トンネルをJRの複線断面で答えるのでなく、大江戸線のように軌道リニアの小断面で答弁すべきだろうと、マニアックなことを考えて聞いていた。
共産党 佐藤多美男議員
 7期28年で112回目の質問と言うことなので、山形議員を上回る皆勤は流石である。感心したので『思うこと』に議会質問の状況を書いておこう。それはさておき企業誘致奨励金と労働争議の関係を議会で問いただす視点も流石は佐藤議員である。私は裁判の結果を見てから考えることにしたい。
F未来 鶴岡大治議員
 四市合併について合併中核市研究会の検討時間を聞いたところ、研究会が13日で約14時間、ワーキンググループの検討は19日で約32時間も行われていることが解った。鶴岡議員が調査研究の段階から具体的に動くべきではという問いの中で、水越市長が議員も動いて下さいという回答があった。やはり議会は討論が白熱すると面白い。
F未来 斉藤高根議員
 三日月福祉基金を活用し切れていない事を指摘したところ、老人福祉センターの座椅子や緊急医療情報キット等に検討するという回答であったがまだ具体化には至っていないようだ。活用されてこその基金という考えは共感できる。個人的には金田事業における下水道のランニングコストの方が気になったので、今度調査することにしよう。
 
この日の夜は質問者の慰労を行いながら、今議会の議案の件など、様々な打合せを行った。 
   
 4日の3名で個人質問が終わる。
F未来 三上和俊議員
 市街化調整区域の土地利用方針の説明会は市主催と地域要望を含めて15回開催され、のべ326人に説明を行ったと言うことである。パブコメ期間も当初の1ヶ月から3ヶ月に延ばすなど担当課の苦労と誠意が見える。意見は21通出されたようで、新年度には修正案を再度パブコメに掛けると共に都市計画審議会を経て9月議会で再度の説明があるようだ。現集落整備を含んだ地区計画で有れば行政支援も考えるという回答が一歩踏み込んで記憶に残った。
元気力 高橋てる子議員
 高橋議員の質問で祇園保育園は本年4月から1月までの間で児童が居なくても開けていた土曜日が26日もあったことが明らかになった。児童福祉法で開園が定められていても、集約するなど、もっと弾力的な運用が出来ないのかと不思議でならない。祇園保育園を請西に統合させる案も施設の古さ以外に考えることが多そうだ。
正栄会 大野俊幸議員
 議会最後になる一般質問で、今月限りで定年退職になる金綱企画部長・江野沢経済部長・山田環境部長・伊藤水道部長・石井総務部長に忌憚のない思いを述べて貰っていた。質疑としてはどうかと思うが粋な計らいだと好感を持って聞いていたし、各部長の市役所に対する思い入れが伝わり胸が熱くなった。
 一般質問が終わると本来は平成23年度議案に対する大綱質疑になるはずであるが、地域手当を3%で復活させる案件の16号議案が市長により取り消さた(議会事務局に聞いてみると取り下げは過去に事例が無いと言うことである)。それに代わり、新たに市長・副市長・教育庁の3役はもう1年だけ地域手当を支給せず、職員だけ3%で1年間支給する2案件が追加上程された。それらを含めた全議案への大綱質疑が行われた後、委員会負託を決定すると共に予算審査特別委員会の設置を決めて議会は18日まで休会に入った。
 休会に入ったと言っても直ちに全員協議会が開催され、@4次3計の修正点、A土地開発公社健全化計画、B年度当初における税法の変更点などの説明が行われた。その中で、葛西臨海公園の大観覧車を運営する泉陽興業鰍ェ金田東地区で大観覧車とアミューズメント施設を計画する事業者に選考されたことの発表があった。引渡予定が平成25年5月末と遅いことと、仙台港で聞いた周辺民家のプライバシー問題も気になるところであるが非常に楽しみな話題である。その後、午後4時に役所を出て、市内で所用を済ませて帰宅した。
 
 5日は冷え込んだ朝で隣の田圃の水面に氷が張っていた。日中は前回の選挙で協力をいただいた方に挨拶して回る。巌根駅の近くで他の議員に出会うと、皆が選挙に向けて動き始めた実感がする。夜は江川区の役員会に出席。事務作業の宿題も増え、HP更新の時間は深夜遅くになる。
 
 6日も朝から挨拶周りである。羽鳥野に行くと日本賃貸保証株式会社の本社建設工事が着実に進んでいた。木更津は確実に進化していることを実感する。夕方は地域の集会に参加し夜は書類処理に追われ連日の夜更かしである。
 
 7日より委員会が開催される。初日午前の総務委員会は下表のように審議内容が多いので9時から審議開始となる。
No 議案 内容(件名とは異なる) 関係部
1 議案26 産業立地促進条例の一部改正 企画
2 議案27 市税条例の一部改正 財務
3 議案31 消防指令事務協議会規約の制定協議 消防
4 議案21 公告式条例の一部改正 総務
5 議案22 手数料条例の一部改正 総務
6 議案23 特別職で非常勤の報酬等に関する条例の一部改正 総務
7 議案24 行政組織条例の一部改正 総務
8 議案25 個人情報保護条例・情報公開条例の一部改正 総務
9 議案32 市町村総合事務組合規約の制定協議 総務
10 議案34 職員の給与に関する条例の特例条例の制定 総務
11 議案35 特別職職員等の給与に関する条例の一部改正 総務
 No1は奨励金の対象範囲に金田東西を加え期間も平成25年度末まで延長するもの。No2は入湯税の免除者に大学以外の学校行事の参加者と引率者を拡大するもの。No3は20団体で指令センターを運営するためのもので委員より人口の変動に合わせた負担割合変更の制度を設けるように意見があった。No4は6箇所の掲示板を廃止するものでNo5は住基カードの発行手数料を平成25年度末まで無料とするもの。No6は非常勤特別職に『精神保健福祉相談員』と『下水道排水設備等検査嘱託員』を追加するもので1日9千円を積算根拠にした月額である。No7は行政組織から国体室を廃止し企画部に『市民協働の推進』を加えるもの。No9は個人情報保護等の対象文書を平成5年度から平成元年度まで拡大するもので今後の再拡大はないようだ。No10は他市で組織が無くなる事による変更で議論の余地がないので議決事項でなくても良い気がする。ともあれこのような10案件の審議が終わって休憩を挟み次の議案の審議へと進んだ。
 No11は職員の地域手当を3%で復活させるもので、活発な議論の後、鶴岡議員より修正案の提出が行われた(議会事務局に聞いてみると修正案の提出は10年半ぶりと言うことである)。修正案の内容は地域手当の無支給を1年延長するものであったが賛同が得られず否決され、執行部提出案が了承された。この場には山形・大村・斉藤・近藤と4名の傍聴議員が居たが発言機会は無く見守るだけであった。続くNo12は市長・副市長・教育長の地域手当の無支給を1年延長するもので、これは全員一致で賛成され、委員会負託案件は終わる。直ぐさま協議会に移行し、総務常任委員会所管部署の来年の事務事業の説明と、入札制度の改正(5,000万円以上が一般競争入札であったものを130万円以上に変更)の報告が行われた。入札制度については建設工事だけでなく測量や設計調査等の委託事業も見直すべきだと思うがこれも傍聴者ゆえ発言が出来ない。
 3時間を超える審議が終わり、1階の食堂で昼食を急いで食べ、午後からの経済環境常任委員会の傍聴に移る。案件は下表の通りである。
No 議案 内容(件名とは異なる) 関係部
1 請願01 TPP交渉参加反対の請願 経済
2 陳情01 容器包装リサイクル法の見直しを求める陳情 環境
3 議案17 産業振興基金条例の制定 経済
4 議案19 西口再開発ビル修繕基金条例の廃止 経済
 No1はJA木更津の梅澤組合長からTTPに反対を求めるもので、提出された書類では現況の関税制度でも国際化が進んでいることや今後予想される諸問題も多く示された。経済界側の議員にとって反対は不本意で有ったようだが、委員の全会一致で請願は採決された。No2は排出ゴミの削減制度を求めるもので時代の要求であり全員一致で採決される。
 No3はアクアビルの売却益を活用した基金の設置でNo4はビル売却に伴う修繕基金廃止の案件である。委員会負託案件が終わると協議会に移行し、委員会所管部署の来年の事務事業の説明と、アクア木更津ビルの賃料未収の問題が報告された。江野沢経済部長の任期中に処理したかったのであろうが、裁判等の推移で終わらなかったことが残念だろうと勝手に想像していた。
 委員会が終わり、急ぎ江川漁業協同組合の役員会議に出席し、統一地方選挙に向けて組合推薦議員とする決定を受ける。大変有り難い話であり、多くの人々の期待を受け続けている実感を深くする。
 
 8日は午前中に私の所属する建設常任委員会が有り、出席する。今週の出席義務はこの半日だけなのであるが、負託案件の審議を見守るために5日間を通じた完全出席となる。それはさておき負託された案件は下記の2議案である。
No 議案 内容(件名とは異なる) 関係部
1 議案18 鎌足桜保護育成基金条例の制定 都市整備
2 議案30 西口駐車場管理条例の一部改正 都市整備
 No1は鎌足桜の保護育成のために基金を作ろうとするものであるが@基金の原資となる寄付金が少額で多くを一般会計からの繰り出しで賄うので有れば基金とせず毎年の事業費で対応できるのでは、A文化財である鎌足桜の育成を都市整備部が主管する根拠が不明確ではないか、B基金の使用用途はどの範囲を想定しているか、等の質疑を行ったところ、@基金設置は寄付の受け入れのためであり、A文化財としての鎌足桜をバックアップする木は1本有れば充分で植樹展開するためには公園を持つ都市整備部が事務局となることが適当で、B基金は主として植樹に回し日本製紙の特許を使用して育成された苗も2千円程度と通常の桜苗の市中相場の倍程度で入手可能である事などで、了解した。
 No2は西口立体駐車場を24時間営業とし、定期料金を1万円、24時間最大料金も800円に値下げさせるものである。@支出の増加と単価減少による収入の改善見込み、A周辺の活性化のために最初30分無料の時間を拡大する検討、B償還が終わった後の対応等の質疑を行い、@支出は270万円程度の増加となり利用者が現在の2割増加しないと赤字で現況程度の収入を得るためには4割の増加が必要であること、A30分無料を2時間に拡大すると6割(約26百万円/月)の収入減となり経営に影響が大きいこと、B償還が終わった平成24年からは指定管理の検討を進める事などの回答を得て了承した。
 負託案件の終了後、協議会になり、千束台への貸付金の償還期日延長の件と調整区域における土地利用方針の策定に向けた中間報告が行われた。千束台の件はどの様に解決するか、改選後の大きな政治問題に成るであろうし知恵が試される話になるだろう。
 協議会が終わり、午前午後を通して残るものが誰も居ないので、昼食を一人で食べ、午後の傍聴まで一休みする。教育民生常任委員会の負託案件は下表の通りである。
No 議案 内容(件名とは異なる) 関係部
1 議案20 国民体育大会基金条例の廃止 国体室
2 議案28 国民健康保険条例の一部改正 市民
3 議案29 自転車駐車場条例の一部改正 市民
 No1は国体終了に伴う廃止で、No2は出産一時金の付則対応を本則の変更とするもので、No3は巌根駅西口広場改修に伴う第2駐輪場の廃止であり、難しい議論も無く終了した。
 委員会終了後は自宅に帰って事務処理を行った後、建設常任委員会の所管範囲の管理職で3名の退職者の送別会に参加する。締めの挨拶は副委員長である私が行ったが、伊藤水道部長を始め、椎名さんも鈴木さんも羽鳥野造成でお世話になった方々なので寂しさも感極まる。
 
 9日から予算審査特別委員会が始まる。今回は予習不足で傍聴する事になってしまった。多くの議論が行われたが私の印象に残る事として、初日では、職員の年齢別人数構成や有給休暇の取得の低下、鬱で休職の員数、自衛隊基地の民間利用、バス路線補助金、市役所の駐車料金、自動交付機と住基カードの関係やコンビニ納付制度等が上げられる。
 委員会は5時直前に終了したので急ぎ農協本店に向かい、小櫃川桜まつり全体会議に若干遅刻して出席する。中野・万石・高柳・中郷の各会場における計画は具体的に進んでいたが、渡邊県議を始めとする顧問団で企画を進めねば成らない4会場のスタンプラリーの計画が最も遅れており、交通安全や景品交換の方法など、多くの質問を受け危惧を覚えると共に、来週当たりは具体的な検討を深めねばと思った。
 
 10日は民生費・衛生費・商工費等の審議である。緊急通報装置の使用状況、後期高齢者医療制度の廃止が遅れていることや国保の広域化が検討されていること、農道を市道に移管替えすると44万円/kmの交付税効果が有ることや、子宮頸ガンは3回のワクチン摂取を半年以内に済ませねば成らないのに品不足で新規摂取が困難なこと、君津中央病院は負担金を払っている地元四市以外の患者が多いこと等の議論が行われたが、(仮)請西保育園の説明の混迷が顕著であった。
 
 
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2011年3月中旬の記録