69.11月下旬の活動記録 |
21日は朝から市役所に行き、午前中に議会質問とは関係ないセクションで調査をして、午後から翌日に通告する予定の項目について打合せを実施する。その後、市内で所用を済ませた後、江川区長の年末の挨拶に同行してから17時半に帰宅しメールをチェックする。
その後、再度市内に出かけて忘年会の会場で打合せを行った後、市民会館の会議室に行き19時からの説明会に出席する。信頼の問題は姿勢や態度に現れる、という事を基本にしていたら、こんなに長引いたり揉めたりしないだろうと思いながら21時半までの議論を聞いていた。
22日は議会質問通告の日なので8:55に議会事務局に行き13人目の通告を行う。通告の内容は下記の通りである。 |
個人質問通告書(平成23年12月定例会) |
平成23年11月22日 |
|
木更津市議会議長 岡田 壽彦 様 |
質問議員氏名( 9番) 近藤 忍 |
|
下記のとおり発言したいので、会議規則第62条第2項の規定により通告します。 |
|
大綱・要旨項目 |
質問事項1 |
大綱(大項目) |
自衛隊周辺土地の有効利用について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1)江川総合運動公園整備の進捗状況 |
@現在、調査は何処まで進んでいるのか |
教育部 |
A詳細設計や工事完成の時期の見通しは |
B基本計画の内容通りに整備が出来るか |
C施設建設に市の負担が生じる可能性は |
D進入路や域内道を先行整備すべきでは |
(2)広域防災拠点誘致の市の取組状況 |
@広域防災拠点を誘致する考えは有るか |
企画部 |
A防災拠点機能に対する自衛隊の意見は |
B防災拠点に対する今後の取組はどうか |
(3)自衛隊周辺土地の周囲の整備方針 |
@有効活用されない周辺地をどうするか |
質問事項2 |
大綱(大項目) |
市街化調整区域の土地利用について |
要旨(中項目) |
要旨(小項目) |
関係部等 |
(1)土地利用方針を決定後の運用状況 |
@制度運用後に具体的な動きは有ったか |
都市整備部 |
A従来の制度を何時頃まで継続するのか |
B今回の制度を条例化すべきではないか |
|
|
9時前に通告したのは私までの13人であったので、質問順位を決める抽選を行った結果、12番籤となった。抽選に参加する必要も無いような後半の番号を引くと気が抜けるが、ともあれ通常で有れば3日目にあたる8日(木)の2番目として11時からの質問者となる予定がハッキリした。
通告を終えたら、前日に事前通告していたため直ぐに帰宅して、近隣で生じている問題の対応に関係者の元を回る。昼食後、1件の打合せ後に議会事務局に顔を出すと19人が通告したことを知る。前回の20人より減ってはいるが、今回は前回のように代表質問が無いため、個人質問としては過去最高数である。会派室で打合せを行った後、午後3時から行われる農業委員会に出席するため第2庁舎に向かい、午後4時半過ぎまで会議を行う。
23日は勤労感謝の日で、特に公務も無かったが天気予報が悪かったので内業と決めていると朝から快晴である。しばらく仕事をしていたが午前中に近くの地域役員の方と打合せを行うついでに、変貌する岩根と金田を自転車で見て回ることにした。 |
建設中の巌根駅前派出所 |
意見箱付きの金田の工事看板 |
建築が進むアウトレットモール |
金田の各所で道路切替が進む |
|
金田の迷宮度は一層高まり、散歩していた地元のおばさんに『あんか、ちっとこねぇとわかんなくなっちまうな[何か少し来ないと解らなく成ってしまいますね]』と言うと『あんがよ、めえひんちありいててもわかんねよ[いや、毎日歩いていても解りませんよ]』と答えられた。迷子になりかけるのは私だけではないようだ。自転車の機動性を活かして路地を走り回ると、工事の課題点が多く見えて帰宅した。
夕方になって、犬の散歩に早めに行くとポツポツと雨が来た。天気予報は間違って無く、山に行かなくて正解だったのかもしれないと思いながら祭日の一日を終えた。
24日は10時より議会運営委員会が開催され12月議会の上程議案と審議日程が決まる。人事院勧告を受けた職員給与の削減とか4億円を超える生活保護の補正、指定管理者の選定などの特記したい案件は有るがそれは審議の過程で記載する。
市役所に残り午後からは会派会議を行い、様々な事を調整する。
その後、会派室のパソコンで作業を行った後、地元に帰って「千代嵐後援会」の打合せや調整を行う。9日目の取組で右足首を骨折して今場所の残りを全て欠場する事で負け越しが決まっている上に、骨折が全治1ヶ月なので来月23日の後援会発会式はやっと治ったばかりという状況であることなどが心配されるが、それでも出身地の岩根を中心に盛り上げようという話になる。
打合せを終えて高柳から江川に向かっていくと夕焼けに浮かぶ富士山が大きい。自宅を素通りして江川海岸まで行き、日没後の写真を撮りながら、初冬の山に行きたいと思っていた。
25日は朝から巌根駅整備の説明や千代嵐後援会の案内文章の回覧等で地域の役員の方々と相次いで打合せを行う。午後から市役所に行き建設常任委員会協議事項の調整を行い、12月議会の質問調整を行った後に議案書を入手して帰宅する。
自宅で30分ほどメールの返信などをした後、市内で所用を済ませ、農協本店会議室に行き6時からの自民党木更津支部主催による時局講演会を聴く。講師は高崎経済大学の八木秀次教授で、世帯単位から個人単位に移った日本の問題点を示していたが、現実との乖離を消化できなかった。
26日は先週の雨で順延となった「第8回こどもまつり」と「きさらづ福祉まつり2011」が同じ時間帯で開会される日程の中、来賓としての出席がない私は自転車に乗って街中に出かけた。
こどもまつりが開催されている街中には沢山の親子が集まっており、観客だけでなく物販を楽しんでいる親子が居るなど、手作りのイベントの質感がとても暖かい。写真はリヤカーによる「猫バス」である。偶然にまつりの事務局長でもある鶴岡市議に出会い、解説を聞くことが出来た。
こどもまつりの会場を慌ただしく後にして福祉会館に向かい「きさらづ福祉まつり2011」で行われる「かずさ災害支援ネットワーク」による東日本大震災災害支援活動体験談を聴きに行く。11:20と聞いていたので11:10に行ったところ、既に報告が始まっていた。話しも映像も良い内容で有った。
報告会を聞き終えた後は再びこどもまつりの会場に戻り、賑わいを見守った後、12月議会に提案されている市道認定路線の状況を確認して帰宅した。事務所で議会質問の整理を行い、日没時には犬の散歩を行った後、後援会長の町内が行う忘年会にオブザーバー出席し、議会報告を行いながら懇親を深めて帰宅した。
27日の日曜日は朝7時から農業委員会の視察である。この日に行われる「食材まつり」を私を含めた農業委員が見れない日程というのは如何なものかと思いつつ浜松に向かう。翌日の午後2時から下水道で会議があるので視察には初日のみの参加であるが、農場に行くのは2日目であるので、私は農業委員の方々と懇親を深めるだけの日程である。
なお、この視察は農業委員手当を積み立てて自主的に実施するもので、公費は使用されていない事を記載し、懇親だけになった事の後ろめたさを払拭しておく。とはいえ途中によった龍潭寺で小堀遠州作と言われる庭園に対し、造園家の山田委員から解説を受けられたり、勉強になっている事も多かったことも付け加えたい。
28日は朝食を取ってから皆と別れ、路線バスで浜松駅に出て9:10の新幹線から10:45の品川発アクアラインバスに接続して帰宅。昼食を取ってから下水処理場に向かい2時からの『下水処理場漁業関係委員会』に出席する。議会から建設常任委員長の私と経済環境委員長の國吉議員、学識経験者として荒井商工会議所会頭と区長会連合会の伊藤副会長、小櫃川以南の4漁協と市の経済部長が構成メンバーで、下水道の放流水が漁場に影響を与えるか、という観点で設けられている会議であり、この日の報告は水質による影響は無いと考えられるというものであった。
会議終了後、市役所に行き質問等に対する打合せを行って帰宅した。
29日は9月議会質問で取り上げた第3中学校校庭のクレー舗装について施工状況を確認する。材料には特殊性を感じるが現場にプラントを設けるわけでもなく、施工は通常の技術レベルで対応可能なので特に高い評価点は必要ないのではと思いながら現場を見てきた。
市役所で作業を行った後に午後から帰宅し、翌日以降の議会に備え事務仕事をひたすら片づけ続けた。
30日より12月議会が開催される。議会日程は次の通りである。 |
日時 |
曜日 |
時間 |
項目 |
質問者 |
備考 |
11月30日 |
水 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の上程
議案の審議 |
11:00 |
協議会 |
− |
議員全員協議会 |
11:30 |
委員会 |
− |
基地対策特別委員会 |
11:30 |
− |
木更津活性化特別委員会 |
12月06日 |
火 |
10:00 |
個人質問 |
大村 富良 |
一新の会 |
11:00 |
平野 卓義 |
会派羅針盤 |
13:00 |
篠崎 哲也 |
一新の会 |
14:00 |
佐藤 多美男 |
日本共産党 |
15:20 |
重城 正義 |
自由民主クラブ |
12月07日 |
水 |
10:00 |
國吉 俊夫 |
一新の会 |
11:00 |
永原 利浩 |
会派羅針盤 |
13:00 |
田中 紀子 |
市民ネット |
14:00 |
鈴木 秀子 |
日本共産党 |
15:20 |
鶴岡 大治 |
会派羅針盤 |
12月08日 |
木 |
10:00 |
宮木 康弘 |
会派羅針盤 |
11:00 |
近藤 忍 |
会派羅針盤 |
13:00 |
座親 政彦 |
新栄会 |
14:00 |
清水 宗一 |
自由民主クラブ |
15:20 |
白坂 英義 |
新栄会 |
12月09日 |
金 |
10:00 |
高橋てる子 |
元気力発電所 |
11:00 |
渡辺 厚子 |
公明党 |
13:00 |
三上 和俊 |
自由民主クラブ |
14:00 |
大野 俊幸 |
一新の会 |
15:00 |
本会議 |
− |
議案と請願の質疑 |
12月13日 |
火 |
10:00 |
委員会 |
− |
経済環境常任委員会 |
13:00 |
− |
総務常任委員会 |
12月14日 |
水 |
10:00 |
− |
建設常任委員会 |
13:00 |
− |
教育民生常任委員会 |
12月15日 |
木 |
10:00 |
− |
議員定数等調査特別委員会 |
12月19日 |
月 |
10:00 |
本会議 |
− |
議案と請願、陳情の審議 |
11:00 |
協議会 |
− |
議員全員協議会 |
|
今議会に上程されたものは27件の議案と3件の陳情である。案件は下記の通りであり、この内、最初の議案72号は12月1日より適用するため、委員会への負託が無く、直接本会議場で審議することが24日の議会運営委員会で決まっている。 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
担当委員会 |
議案72 |
職員の給与に関する条例の一部改正 |
総務 |
− |
議案73 |
一般会計補正予算(第3号) |
財務 |
全体 |
議案74 |
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) |
市民 |
教育民生 |
議案75 |
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) |
市民 |
教育民生 |
議案76 |
介護保険特別会計補正予算(第2号) |
福祉 |
教育民生 |
議案77 |
公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号) |
経済 |
経済環境 |
議案78 |
公共下水道特別会計補正予算(第2号) |
都市 |
建設 |
議案79 |
人権擁護委員の推薦 |
総務 |
− |
議案80 |
人権擁護委員の推薦 |
総務 |
− |
議案81 |
国保出産費資金貸付基金条例の廃止 |
市民 |
教育民生 |
議案82 |
非常勤特別職の報酬条例の一部改正 |
総務 |
総務 |
議案83 |
市税条例の一部改正 |
財務 |
総務 |
議案84 |
住基カード利用条例の一部改正 |
市民 |
教育民生 |
議案85 |
小櫃川流域水道水源保護条例の一部改正 |
環境 |
経済環境 |
議案86 |
公用車の交通事故の損害賠償の和解 |
市民 |
教育民生 |
議案87 |
市民会館の指定管理者の指定 |
総務 |
総務 |
議案88 |
自転車駐輪場の指定管理者の指定 |
市民 |
教育民生 |
議案89 |
健康増進センターの指定管理者の指定 |
市民 |
教育民生 |
議案90 |
福祉会館の指定管理者の指定 |
福祉 |
教育民生 |
議案91 |
あけぼの園の指定管理者の指定 |
福祉 |
教育民生 |
議案92 |
老人福祉センターの指定管理者の指定 |
福祉 |
教育民生 |
議案93 |
火葬場の指定管理者の指定 |
環境 |
経済環境 |
議案94 |
鳥居崎水泳プールの指定管理者の指定 |
都市 |
建設 |
議案95 |
市営体育施設の指定管理者の指定 |
教育 |
教育民生 |
議案96 |
少年自然の家の指定管理者の指定 |
教育 |
教育民生 |
議案97 |
市道路線の認定 |
都市 |
建設 |
議案98 |
広域市町村圏事務組合規約の一部改正協議 |
企画 |
総務 |
陳情11 |
防災等予算拡充と出先機関存続を求める陳情 |
|
総務 |
陳情12 |
防災対策の体勢機能の拡充を求める陳情 |
|
総務 |
陳情13 |
国道127号線を国で管理することを求める陳情 |
|
建設 |
|
議案72号の審議に対し、宮木議員から人事院勧告(-0.23%)や県人事委員会の勧告(-0.27%)に対する遵守事項の強制力の有無、年当初に遡及して減額しない理由等の質疑が行われ、既に高齢職員への減額措置を行っている為に今回は-0.17%の減額を12月から実施するという回答が有った。共産党より職員給与は高くあるべきだという反対討論もあったが賛成多数で可決し、この日の議会は終了した。
終了と同時に議員全員協議会が開催され、下記の2案件に対する説明が行われた。 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
1 |
第1次・第2次一括法の施行に伴う関係条例の整備等について |
総務 |
2 |
基幹系システム(税関系)切り替え時期の変更について |
企画 |
|
1番目の一括法とは、地方分権一括法のことであり、今まで県の権限だったものの幾つかが市の権限に移され、それに伴い条例整備が必要という案件である。詳細は『思うこと』に記載する。2番目は諸事情により税関系のパッケージシステム移行が遅れ、ホストコンピューターの使用関連費用が1年程度余分に生じるという案件である。
協議会は説明だけで終わり、会議室と委員会室に分かれ基地対策と木更津活性化の両特別委員会が開催される。基地対策では木更津基地が特定防衛施設周辺整備調整交付金の対象になり、本年度より約5千万円が交付されること、その対象となる事業範囲は広いものの、現在未発注の事業で、基本的には今年度中に終了する事業とするが、事業計画を明らかにした基金を創って申請した場合は翌年度の事業でも交付可能であること、他の補助が付いた事業には使用できないこと等の説明が行われ、現在は消防車の更新に充てる考えのようだ。なお、そのための基金条例は総務常任委員会所管事項と成る。交付は普通交付金だけが支給され、ジェット機等を対象とする特別交付金は対象にならない。従ってヘリコプターの台数や離発着数が増加しても交付金は増えないようで、支給開始になったのは良いものの釈然としないものだ。委員会終了後、協議会が行われ、1月末にえびの市の基地及び議会特別委員会の視察が決定された。その後、市内で所用を済ませて帰宅し、活動記録の更新や雑務処理を進めるのだが、議会答弁の回答方針が示されず、調整は進まなかった。
→2011年12月上旬の記録 |