90.6月下旬の活動記録
 20日の午前は自分が委員長を務める建設常任委員会である。委員会に出席する都市整備部の職員も昨日から今日に掛けて台風待機を行って、寝不足で出席するのだろうと思う。私も朝から近所を回ってみると折れた枝が道路を半分塞いでいるところ等を目撃した。街路樹の被害は11箇所だったらしい。
 
委員会に付託された議案と協議会における案件は下表の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部


議案53 住民基本台帳法等の改正による関係条例の一部改正 都市整備
議案56 都市公園条例の一部改正 都市整備
議案62 市道路線の廃止 都市整備
議案63 市道路線の認定 都市整備
行政視察について


1 都市計画用途地域等の指定方針
 及び指定基準の制定について
都市整備
2 金田地区の水道整備について 水道
 議案53は本日の午前午後に所管課分の審議が分割で行われるが、これは3ヶ月を超える中長期の在留外国人及び在日韓国人のような特別永住者を住民基本台帳の適用範囲に加えることで外国籍在留者の役所手続きの簡素化と国際結婚でも同一の住民票になるなど統計処理の利便向上を目指した法改正による条例の改正なので特に異論の出るはずが無く通過。議案56は市のイメージアップにつながる映像事業等で公園を使用する場合の使用料の免除及び市営プールにおける就学前児童の無料化を行うもので、昨年の委員会で多くの委員から検討を要求していた改正なのでスムーズに議案が通過した。議案62と63の市道路線案件については過去に原因があった事の整理が含まれ、何故今頃という議論も出たが内容には問題がないので通過。付託事項が終わった後で来月4日に釧路市で津波漂流物対策施設(通称:津波スクリーン)、5日に帯広市で水道事業のバックアップ料金制度を視察することが決定された。
 協議会の最初の案件は地方分権によって都市計画用途地域の指定が木更津市の権限となったので基準等を制定するためパブコメに掛けるに先立ち、委員会及び議会全員協議会で説明するものだが、何人の議員がこの意味を理解することが出来るのか疑問の案件である。今日最も議論が集まったのは最後の事案の金田の水道事業である。MOPが開業して最初の検針の結果、使用水量の6割が井戸を利用しており、高額な工事費を費やした本市の水道からは4割しか購入していなかったという内容で、今後の企業も同じ傾向が予想されるため、金田配水池については設計見直し作業に入ると言うことである。議員の多くからはMOPに抗議を行うべきだというような意見も出されるが、制度としてどうするか考える必要があり、来月の帯広へ向けた課題が明確になった。
 
 1階の食堂で昼食を取り、午後の教育民生常任委員会の審議を傍聴する。議案は下記の通りで、説明部の入れ替えを極力少なくするため議案番号順でない審議が行われた。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部


陳情05 義務教育国庫負担堅持に関する陳情
陳情06 国の教育予算拡充に関する陳情
議案59 工事請負契約(東清小)の締結 教育
議案60 工事請負契約(第二中)の締結 教育
議案61 工事請負契約(金田中)の締結 教育
議案51 一般会計補正予算(第1号) 財務等
議案53 住民基本台帳法等の改正による関係条例の一部改正 市民・福祉
議案50 専決処分の承認(国保税条例の一部改正)) 市民
議案64 工事請負契約(請西保育園)の締結 福祉


1 請西保育園新築工事の近隣説明会の結果について 福祉
2 財団法人富来田保育園について 福祉
 陳情05と06は毎年提出され可決される案件である。議案59〜61と議案64は予定価格が1億5千万円を超える案件は議会承認が必要なので上程されている案件である。住民基本台帳法の改正による議案53や、国保税の一部改正の議案50と供に大きな議論も無く可決となる。議案51の補正予算は子ども手当が児童手当に変更になった費目の変更や県補助金を受けた児童相談や健康管理のシステム化、及び清見台・波岡・鎌足・富岡の各小学校と中郷・富来田の中学校の屋内運動場について耐震設計等の委託を行う物である。この説明のため建築物別のIs値一覧が配布されたが、鎌足小と富岡小の屋内運動場の値がともに0.06という低さには絶句した。
 協議会の最初の議案は、請西保育園の説明会を実施したところ近隣住民から多くの反対意見が出されているという報告である。もちろん早く子供を預けたいという声もあるようだが、昨年度の設計中に周辺の意見を聞いていないという事業の進め方は、私が工事を進めるために近隣の意見を吸い上げる手法と大きく違い、これが役所の仕事なのかなと思わされた。もう一つの案件は富来田保育園の現経営者が手を引き、長浦保育園等を運営している福祉法人恵福祉会に経営を引き継ぐとともに、新たな場所に建設を行うというものである。これは純粋に民設民営になるようだが、請西の公設民営に比べ、経営上はハンデを負うことに成らないのだろうかと考えていた。
 この夜は建設常任委員会の情報交換会を実施し、その後に個人的に西口活性化を目指して飲み歩き、深夜遅くに自宅に帰って気が付くと携帯電話を無くしている事に気が付いた。
 
 21日は午前中に議員定数等特別委員会が開催され、アンケート調査報告書の説明があると聞いていたが、携帯電話を探し、使用停止を申し込んだり、警察に紛失届けを出したり、補償制度を利用して交換の電話機を申し込む等の手続きに時間を費やし、傍聴には行けなかった。
 午後4時からは農業委員会の第12回総会に出席し、その足で委員会主催の『さなぶり』に出席する。さなぶりとは田植終了の祝いを意味で、その伝統を受けた懇親会である。この会合で千葉県都市農業委員会連絡協議会による安藤会長と山口職務代理者へ永年功労者表彰が行われた。
 
 22日は午前中に資料の片付けを行っている内に宅急便が届き、その携帯電話を持ってドコモショップに行く。そもそも5月8日に申し込んだ携帯が6月13日まで36日間も待たされたのに、15日に手に入れて20日に紛失して21日に届出を行い22日に交代の物が届くという状況が何とも理解できない。ともあれ3時間以上の時間を要して停止の解除や新規開設、15日まで使っていた電話からデータ移動など行う。
 夜の7時から翌週に迫ったアカデミアピアノコンクールの実行委員会に出席する。夏至の翌日なので午後7時といっても夕方の明るさで、アカデミアの施設も夕方の薄明かりに映えていた。この夜の委員会は午後9時まで続き、帰ればよいのに街中に立ち寄ってしまった。
 
 23日は午前中に高柳で問題の相談に乗り、午後3時から西山区と江川区との合同懇親会に出席する。今年は江川区の役員が改選の年で、来春は西山区が改選になる。毎年顔を合わせる意味は有るようだ。さらに夜8時から毎年恒例となっている某懇親会に出席し、自宅に帰ったときには午前0時を回っていたが携帯は無くしていなかった。
 
 24日は10時からの江川あけぼの会の総会に出席して市政報告や質問への回答を行い、午後2時からは江川消防団の歓送迎会に出席する。団員は先週の操法大会後の手入れを行うとともに消防自動車の錆の部分にペンキを塗るなどの手入れを行っていた。先日の台風など、異常気象時には待機と警戒巡回をしっかり行っており、この日の挨拶でも感謝を行った。帰って溜まっていたHPの活動記録の更新が終わったのは深夜遅くになっていた。
 
 25日の月曜日は友人と茨城県へドライブしてくる。天気が良ければ常陸男体山に登って議会中の運動不足を解消する計画であったが、小雨が降る中で計画を変更し、メジャーとは言えないような観光スポットを幾つかハシゴしつつ、新車の走行性能などを確認してきた。
 
 26日は議会最終日の前日で、昼前から市役所に行くと、アクアラインマラソンに備え地元の造園業組合の方々が市役所前の植裁を奇麗にしている所に出会った。庁舎更新までの彩りになれば有り難いと、その作業を見ながら思っていた。
 会派室に入り、翌日の委員会審査報告書の内容や、地域の諸案件など細かなものを処理した後、午後2時から会派代表者会議を行い、翌日上程する市庁舎整備特別委員会の運営方法や70周年式典における議会関係者の表彰方針などの確認を行い帰宅した。
 
 27日は議会最終日である。各委員会より審査報告が行われた後、討論が行われ、執行部上程案件は全て全員一致で可決承認された。そこで休会が入り、議会運営委員会が開催され、議員による発議案5件を追加することとなった。議案は下表の通りである。
番号 件名
発議04 市庁舎整備特別委員会の設置について
発議05 議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
発議06 基地対策予算の増額等を求める意見書について
発議07 義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書について
発議08 国における平成25年度教育予算拡充に関する意見書について
 発議案04と05は特別委員会の設置による議案、06は6日に行われた基地対策特別委員会による発議、07と08は可決された陳情に対して教育民生常任委員会が発議するもので、これら5件も全会一致で可決され6月議会は終了した。
 議会終了後に議員全員協議会が開催され、下記の4件について報告が行われた。
番号 件名 担当
1 平成24年度行政評価結果について 企画
2 潟Wェイコム千葉への出資について 企画
3 都市計画用途地域等の指定方針及び指定基準の制定について 都市整備
4 議員定数に関する市民意識調査の結果について 議員定数
 1と2は総務常任委員会で、3は建設常任委員会で報告されたもので、4は21日の委員会で説明があったものである。この4についての説明者は議員定数等調査特別委員会委員長の滝口議員であり、執行部からの一方的な説明が多い協議会にあっては新鮮な気分を覚えた。
 議員全員会が終了したところで、先ほど可決された市庁舎整備特別委員会の初会合が議場にて行われ、投票による選挙の結果、委員長に三上議員を、副委員長に私が選任されてこの日の日程は終了された。07と08は可決された陳情に対して教育民生常任委員会が発議するもので、これら5件も全会一致で可決され、実質的に6月議会は終了した。
 昼食を取った後、会派室で若干の打合せを行って帰宅。夜には幹部職員を招いて議員会が開催される。4月の人事異動で多くの新部長が誕生した事や議会事務局もメンバー交代があったことに対し、議会が終了した後での情報交換会であった。
 
 28日は議会の質問の全文アップやHPの更新を目指して作業を進めるが、様々な所要が入り作業が進まず、一日内業を行っていたが、深夜になってもアップすることが出来なかった。
 
 29日は前日に続きHPの更新を行うが、車の1ヶ月点検や市内での打合せが入り、昼食時になってやっと更新を行うことが出来た。午後からは野球部の練習、夜には音楽コンクールの準備が入り、議会が終わったと言っても時間に追われる日々である。
 
 30日は朝からアカデミアホールに行き「第8回かずさアカデミア音楽コンクール」の予選会に集計スタッフとして参加する。9名が棄権をしたのでこの日は48名による第1次予選が行われ、19名が翌日の第二次予選に進むことになった。梅雨の中休みの快適な天気の中で、日没まで屋内に籠もっている日であった。
 休憩時間にスマートフォンでフェイスブックを見ていたら君津で後輩が経営する焼き肉屋で『レバ刺』を提供している文章を目にしてしまった。アカデミアから帰宅したのは夜8時に成っていたが、予約を入れて出かけた。店は大変な混雑で、皆が食べ納めをしているようだった。
 
 
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2012年7月上旬の記録