42.2月下旬の活動記録
21日は仕事を片づけた後、HPの更新を行い、午後から市役所に行って農業委員会の総会に出席する。雑談の中で矢那や馬来田にはまだ雪が残っており生活に支障が出ていると聞いた。またこの日の議案の後に今年の農業委員会の改選に伴う投票所について、選挙管理委員会より今まで市内16箇所に設置した投票所を8箇所に集約する意向調査が示された。選挙の合理化は私の持論で、農業委員会の選挙では岩根地区が1箇所に集約しながら鎌足地区は3箇所、金田地区は4箇所など、論理的な整合が解らない事案が多いと考えていた。今回の集約は波岡と木更津を農家が少ないという理由で集約しているがちょっと極端に思える。逆に同じ考えを普通選挙でも出来ないものかと考えていた。
22日は朝には少し雲があったが晴れてきたので雪の状況でも見に行こうかと富来田や矢那を走った。前夜に見た山梨の報道に比べると孤立しないだけ良いと思うが未だに雪が目につく。もっと雪の多そうな場所を求めて鹿野山に回ってみると神野寺にはまだまだ雪が残っていた。
ドライブから帰り、書類の整理や事務所の清掃など、雑務を行っている内に土曜日の休暇が終わっていった。
23日は朝のうちに岩根東区長会の研修旅行の出発を見送って自宅で雑用を処理して、10時から出島で開催されている『南房総U-1グランプリ&木更津マルシェ』を見るため会場近くまで家族に送って貰う。
午前中にもかかわらず来客数が多い。出店数は当初予定より減っているため、午後まで販売が続くかなと心配になりつつ会場を見て回る。マルシェの側も江川漁組や木更津農協だけでなく多くの知人が出店していたが、正午から開催される祝賀会が間近に迫っていたので何も食べられずに会場を後にした。
歩いてベイプラザホテルに向かいながら、大型の補正予算を計上した中ノ島の状況を見ようと橋の往復をするなどしてから、鈴木音彌氏の「瑞宝双光賞」受賞祝賀会に出席する。4月末には我が父の祝賀会をすると考えながら、会場の進行を参考にしていた。
24日は午前中に市役所で打合せを行い、午後から江川漁協で会議に出席した後で市民会館に行き『渡辺よしくに総決起大会』に出席する。
市議会議員は最初から最後まで壇上に上がっているため写真が撮影できない事に気がつき、友人に撮影して貰った写真が右の物である。自民党木更津支部・浜田後援会・渡邊後援会の共催による大会に公明党や連合の支援も集まり、会場は多くの地域や団体の方で立ち見が出るほどだった。
大雪が降ったとき、近所が協力しあって除雪するような木更津を造っていきたい、という抱負には感銘を覚えるばかりである。これから4週間を切った日々で、多くの支援を広げねばと思うばかりである。
25日より本会議が再開され代表質問が始まる。今回は質問者が15人で収まったので、代表質問は通常日程の初日3人・翌日1人であり、早出残業は組まれずに済んでいる。では、今回も個人的に印象に残った答弁を記載する。
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自民クラブ代表 三上和俊議員
水越市長が迎える最後の議会の先陣として登壇し、水越市政の12年の総括を質問された。借入金を圧縮する中で持ち家奨励制度や子育て環境の整備で転入人口を増加させ、金田開発と道路網の整備で都市を発展させ、残土対策を進め環境を守る等、5年連続地価下落率日本一等の困難の中で見事な舵取りだったと改めて思わされた。
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羅針盤代表 齊藤高根議員
大綱を9個も揃えたので代表質問といえ時間不足で踏み込みが足りない部分を感じた。そのため、問題の着眼点は興味を引くところだったのだが、自治基本条例と市民協動のまちづくり条例の因果関係や骨格予算措置の本質などが見えてこなかった事が残念で、予算委員会で後を引き継ぐしかないと思った。
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公明党代表 住ノ江雄次議員
高齢者や障害者に対して施設整備を進めているが、現在も入居待機者が数多く存在することが明かとなった。地域の関係者が総合的に取り組む『地域包括ケアシステム』を通じて、どの様な形になろうとしているのか、福祉部門が苦手な私にはよく勉強せねばならない問題点と思った。
3人の質問に共通していることは中郷小中学校の問題である。水越市長の最後に難しいことを残していくのは残念であろうと思う。ともあれ議会が終わると午後4時半を過ぎ、アカデミアで千葉県君津農業事務所が開催していた『きみつ農業いきいき交流会2014』が終了してしまった。これは農業委員会委員兼農協理事として出席したかったのであるが、議会と重複なのであきらめ、庁内で各種の打合せを済ませて帰宅した。
26日は午前中に代表質問、午後から一般質問になる日程である。
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一新の会代表 大野俊幸議員
大野総務部長・森経済部長・鴇田都市整備部部参事・川島水道部長といった間もなく退職される方に質疑を行った。森経済部長の地域経済に対して考える言葉の中にスペシャリストの職員配置などとともに、漁業組合の統合が示されていたが、関係者として考えさせられる問題である。
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自民クラブ 重城正義議員
職員の再任用制度に関する質問に対し、対象者30人中15人が希望している事が示された。部長級は6人の全てが希望せず、技能職は7人の全てが希望するという状況は、現在の仕事と再任用後の業務の差が大きいほど抵抗が大きいのだなと改めて考えた。
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共産党 鈴木秀子議員
不妊治療の助成について、袖ケ浦市と君津市が自治体独自の制度を設けて、双方とも年に15件程度の受給者がいる事が解った。精神的・肉体的にも大変な行為なので、せめて高額医療行為という金銭的な面を楽にして少子化対策を進めるという事は考えるべき問題だろう。
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市民ネット 田中紀子議員
学校規模適正化に関する審議会と市のスタンスという極めて注目すべき内容の資料が配布されたが、大綱を3項目ほど設定していたため、期待したほどの深い議論には成らなかった。審議会で長時間を要した議論が軽視されている実態を追求して欲しいと個人的には思った。
5人の質問が終わり、会派室で簡単な打合せを終えると午後5時になっている。木更津農協本店で開催している理事会は欠席で届けていたが、農協に電話したところ丁度会議が終了した所であった。渡辺選挙事務所を経由して農協に行き理事会の説明を受け、市内で所用を済ませて帰宅した。予算の勉強がなかなか進まない。
27日は朝から個人質問が続く。この日は他に重なる会議もないので少し気分が楽になりながら質疑を聞く。
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会派羅針盤 宮木康弘議員
4月に開校する真舟小学校は、学校ボランティア登録者が35人と少なく、さらにPTAの担い手が出てこないため開講後に会合を重ね秋以降に設立を目指すようだ。家庭・学校・地域でのトライアングル子育てを担う自治会も、請西南では3丁目と5丁目で準備会が出来たものの他の3町内は難しいようだ。学校施設が素晴らしいだけに、歯がゆく感じる。
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共産党 佐藤多美男議員
連日議論が出ている中郷小学校について、当初の施工不良に起因した損害額について質問があり、執行部が速やかに答えられず、議長により進行を停止するという運営が行われた。この問題は議会のみ成らず市民からの注目も大きいので、執行部による情報開示を求める佐藤議員の考え方には賛同できる点が多い。
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新栄会 白坂英義議員
防犯に関する質疑があり、市内の犯罪件数は平成14年の3764件から減少を続け平成23年には1825件に成った。しかしその後に増加に転じ、平成25年は2014件まで増えてしまっている。防犯パトロールや防犯カメラの設置補助といった対策の必要性は増加している。
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新栄会 座親政彦議員
本市の情報化推進プランに基づき、執行部でもタブレットを用いたペーパレス会議を試行したという答弁には正直驚いた。議会にも膨大な書類が出回り、特に座親議員が指摘する分厚い行政マネジメント評価シート等は早々にペーパレス化してもらいたいので、早い進展が望まれる。
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一新の会 大村富良議員
金田に関してバスターミナル・西地区の都市計画変更・配水場・公民館・東地区の公園という5項目で質問が行われた。バスターミナルの平成26年度予算だけでも約5.1億円と、金田に投資するメニューは山盛りである。午前中の佐藤議員の発言である「金田にばかり」という状況は回避せねばという気持ちに成った。
議会終了後、会派で政務調査費で購入する書籍等について打合せを行い、帰宅後に予算書の勉強と合わせ、HPの更新を行った。
28日は個人質問の最終日となり、3人が質問を行う。
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一新の会 国吉俊夫議員
今年のNewYear駅伝で山形県南陽市が注目を集めた事例と、そのメンバーの中に拓大紅綾高校卒業生が居たことを取り上げ、駅伝選手のようにスポーツ枠採用を行い、都市の知名度を上げる考えは無いかという質問があった。聞きながら障害者に優しい市を目指す意味でもパラリンピック有望候補などを採用するのは悪くないと考えていた。
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元気力発電所 高橋てる子議員
中長期の見通しにおける建設事業の特殊要因を質問し、庁舎や学校などで184億円が計上されていることと、それとは別に長寿命化計画に沿って43億円が必要なことも明かとなった。また扶助費の延びは実績を大きく下回る2%の予測なので、巌根駅や金田公民館など多くの行政需要に応えることには厳しさが見えてくる。
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公明党 渡辺厚子議員
ガン予防の質問に対し、来年度は乳ガンと子宮ガンを一度に検診できるレディースパックや胃ガン・肺ガン・大腸ガンを一度に診察する総合ガン検診等のコースを設けるという回答があった。早期発見で対策を行えば対策がとれる病気に成っているので、受診率向上を目指したい
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質疑が終わり、議案第13号から議案第28号に関する大綱質疑が行われ、佐藤・永原・鈴木の3名が質疑を行った後に、議会最終日まで休会となった。その後、直ぐに会議室で予算審査特別委員会が開催され、追加資料の配付や正副委員長の互選が行われた。特別委員会に会派から選出された私は、追加資料として2年前に作成した
土地の借地
がどの様に来年度予算の中で変更となっているか整理して貰うことを要求した。
委員会解散後、庁内で来週の委員会運営や、その他の打合せを終え、帰宅して予算の質問項目を整理し始めた。
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2014年3月上旬の記録