X6.12月上旬の活動記録 |
1日は朝からHPの更新を済ませてから議会に出席する。この日から一般質問が開始される。今回も個人的な感想を記載する。
●自民クラブ 重城正義議員
新しい議場での最初の質問は『巌根駅』であった。市は平成32年度までにバリアフリー工事を済ませることを優先しているようだが、春のダイヤ改正後に若干昇降客も増加したし、岩根の人口維持と地価上昇で市の収入を増やすことも念頭に快速停止に向けた先行投資を期待したい。
●共産党 鈴木秀子議員
市の施策として給食費の無料化をしている自治体として兵庫県相生市や北海道三笠市が上げられた。両市とも規模が小さい自治体なので負担も少ないと思うが、木更津市では6億円以上必要になる制度なので簡単ではない。でも先行自治体を視察してみたいと思うところでもある。
●羅針盤 平野卓義議員
児童発達支援センターは最長で2年6ヶ月待たされた事例もあるように非常に子育て世代の需要が高く混んでいる。もっと拡充して『子供成長支援センター』を設置すればという視点には共感できる。自治体でも少子化にブレーキをかける事に取り組まねば国家の将来が心配である。
●市民ネットワーク 田中紀子議員
債権管理の先進都市である船橋の事例を紹介していたが、多重債務者には生活相談につなげるシステムが出来ているという話である。5年前に視察したときにはその話は聞かなかったと思いながら個人情報と名寄せの問題処理が先決ではと考えていた。
●一新の会 國吉俊夫議員
シングルマザー支援の質問に対し移住促進の視点からの取組事例として島根県の町があると答弁があった。調べてみると邑南町(2004年に石見町、瑞穂町、羽須美村が合併)で「日本一の子育て村」を標榜し『子育て費用の補助』『住宅の確保』『仕事のあっせん』『相談窓口の設置』を行っていた。私も中郷や富岡では検討に値すると考えている。
5人の質問が終わり、議案の修正と追加議案の上程が行われた。議案修正は上位法の施行日が決まったための修正で、それ以外に市道廃止の参考図の修正もあった。追加議案は先月17日の議会運営委員会で話があったものなので特に委員会を開催すること無く下記が追加された。 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
担当委員会 |
議案95 |
一般会計補正予算(5号) |
財務 |
教育民生 |
議案96 |
損害賠償額の決定及び和解について |
教育 |
教育民生 |
|
鎌足公民館の除草で車に損傷を与えたという事で2百万円以上の和解という内容は負託される教育民生での議論が気になるところである。
この追加でこの日の議会が終わり、明日の質疑について調整を行ってから午後7時開催の一般社団法人かずさ青年会議所の望年例会にOBとして出席した。翌日があるので抑えたつもりであったが、気持ちが良い夜を過ごした。
2日も朝から一般質問であり、私を含めて羅針盤が4人も続く。
●羅針盤 永原利浩議員
商店街の維持している街路灯は市も電気代の負担をしているが、照明機器をLEDに変えることで電気代が大幅に削減され、長い目で見れば改修費も元が取れる事を解りやすい実例資料で説明していた。防犯灯と制度が違ってもコスト削減は必要な話である。
●羅針盤 近藤 忍議員
詳細は後日アップするが、1時間で収まるように短縮と早口に成ったことは反省材料である。やはり大綱は2点に留めたいものだ。
●羅針盤 草刈慎祐議員
私の市役所移転質疑に続く産業創業支援センター・市民活動支援センターの開設質疑を楽しみにしていたのだが、質疑中の体調不良で早めに打ちきりとなったことは残念である。前夜の望年例会の影響ではないようだが、体調管理を万全にせねばとこちらも自戒する。
●羅針盤 斉藤高根議員
君津中央病院の時間外選定療養費として5,400円を請求する制度に対し、子供の患者数が211人から168人に減少して小児科医の激務は軽減されたようだ。受診を見合わせて重症になるような事態はまだ発生しておらず、権利を主張するモンスターマザーが居なくなるといった効果は出ているらしい。それでも制度の運用は注意が必要だと思う件である。
●元気力発電所 高橋てる子議員
来年度予算の編成に当たり事務事業の見直しより一律10%カットのシーリング方式を採用したことに異論を唱える質問であった。その中で人事評価の見直しや公共サービスの担い手を市民に託すという視点には賛同できる部分も多い。
この日の質問が終わり、週末の総務委員会の進行について担当部局からの説明を聞いてから帰宅。会派の質問者の全てが終わったので私的な慰労会でもと考えたが体調不良者の事を考え中止した。
3日も引き続き一般質問の日である。
●共産党 佐藤多美男議員
大久保自治会から全議員対して届けられた火葬場の反対意見を採り上げ、住民アンケートの是非や今までの経過などを質問していた。袖ケ浦市の参加も表明された重要な問題なので、会議後に所管委員会での調査を斉藤委員長に求めると議案で考えているとの事であった。
●一新の会 大村富良議員
近隣市で既に行われている窓口業務の休日開庁について、新庁舎に移転した本市でも行えないものかと質問があった。我が会派羅針盤での要望事項の一つでもあるが、近隣市の状況を配付資料としてくれたら良い質問だったのにと思った。
●公明党 竹内伸江議員
各学校から提出される『不具合報告』について昨年は412件の提出があり、そのうち348件が解決され、予算等の関係や原因不明などで64件が解決されない状況という報告が有った。老朽化も進む中、公共建築の取扱は急務だなと感じていた。
●新栄会 座親政彦議員
公共施設マネジメントについて市民1300人にアンケート依頼をしたところ、561人(43.1%)から回答があり取りまとめて1月末に公表と回答があった。マネジメントの計画素案は3月議会に示され、再配置計画を4月から作成し12月議会に示すようだが、この間の委員会としての関わり方は重要であると質疑を聞きながら考えていた。
●公明党 渡辺厚子議員
木更津市立図書館では『木更津点訳の会』の60年に渡る活動で県内図書館より多くの点字本が所蔵されており、『音訳の会しおさい』による録音図書の充実も進んでいるとの事である。同じ図書館を扱った質問でも私の質問に比べると福祉愛が溢れていると感じながら聞いていた。
この日の質問が終わり、急いで千葉まで移動して所要を済ませた後に木更津に戻り、現在休止中である『かずさアカデミア音楽コンクール』実行委員会の忘年会に出席する。何時か再開する日のために人間関係を維持していこうと約束しあいながら夜が更けていった。
4日は一般質問の最終日で、最後の一人の質問を聞く。
●自民クラブ 三上和俊議員
馬来田の道の駅について質問があり、来年9月工事着手で平成29年度早期の開業予定という答弁があった。ただし現在募集要項や要求水準書を作成中でこれから運営業者選定に入るらしい。道路休憩施設には県の費用が入り、国庫補助事業と成るようだが、造って良かったと言えるものが出来るか、議会の真価も問われていると思う。
質問が終わり、直ぐさま議案の大綱質疑が行われ、3人の質疑の後に各所管委員会へ付託されて本会議は15日までの休会に入った。会派全員で街中に昼食を食べに出かけ、午後から委員長として基地対策特別委員会の委員に集まってもらい、今議会における委員会の対応や行政視察の質問項目の是非などの意見交換を行った。
一旦帰宅して資料整理などを行い、袖ケ浦駅北口のイルミネーションを見学してから、仕事から帰る妻を金田BTで拾ってアカデミアホールに着くと『海の音楽祭』は終わりを向かえようとしている頃であった。2日間の開催になるため1日当たりが短い構成だったようだが、始めて聞く妻は喜んでくれていた。
5日は朝8時から各種団体が集まって巌根駅前花壇の植え替えを行うというので手伝いに行く。多くの住民が集まってくれたお陰で作業時間も短く終了し、来春までの彩りが楽しみに成る。昼から永原市議が中心になって進めているイベント応援まで時間が有るから市道案件を調査する。
今議会には廃止1路線と認定5路線が上程され、所管委員会は建設経済常任委員会である。総務に移動した身ではあるが、技術者として現場確認を怠ることも失礼なので自転車で全路線を確認する。 |
市道2481号線 |
市道2482号線 |
市道3319号線 |
市道7936号線 |
市道7936号線 |
市道? |
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市道の確認を終えたら、その足で馬来田まで走る。途中で久留里線の先に聳える富士山や久留里線のラッピング車両を見て、馬来田駅では観光ブルーベリー園協議会が企画した『馬の駅長さん』を見て、最後に『くり伝』のリレーを見送る。 |
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渡辺市長を始めとしたランナーの方々や沿線3市のゆるキャラ、JRの関係者や富来田地区の皆様を始め、多くの関係が集まる中で、木更津行き13:11の久留里線の警笛でスタートする駅伝を東横田まで伴走して見守り、そこで帰宅して溜まったHPの更新作業を開始した。
6日は師走に入ったので妻と大掃除を開始し、昼には家族全員で食事に行き、農協富来田支店で開催されている農協感謝祭を見て帰宅。HPの更新を仕上げ、夜には江川区の忘年会に出席した。
7日からは連続して委員会である。初日は午後から広域行政等特別委員会が開催されるので傍聴に行く。議題は次の通りである。 |
区分 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
協議会 |
1 |
君津中央病院企業団の第4時3か年経営計画 |
市民 |
委員会 |
1 |
行政視察(兵庫県小野市の北播磨総合医療センター) |
- |
|
最初に企業団議員でもある石井勝議員から問題点の報告があった後に企業団職員から経営計画の説明があった。医療設備が時代遅れになると医師の集まりが悪くなる等の問題も解るが、本会計を削る中で企業団の負担金が増え続ける状況に多くの議員から意見が出された。企業団議員を増やしてチェックが行き届くようにしたいという気持ちは水道企業団議会でも同様に考えている。傍聴を終えて翌日の委員会の調整をして帰宅した。
8日は私の所属する総務常任委員会が10時から開催される。議題は次の通りである。 |
区分 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
委員会 |
請願02 |
所得税法第56条廃止を求める意見書提出の請願 |
財務 |
議案74 |
一般会計補正予算(4号) |
財務 |
議案94 |
広域市町村圏事務組合規約の一部改正協議 |
企画 |
議案79 |
行政不服審査法施行条例の制定 |
総務 |
議案82 |
職員給与条例の一部改正 |
総務 |
議案83 |
職員の旅費・勤務時間等の条例の一部改正 |
総務 |
議案84 |
職員定数条例の一部改正 |
総務 |
議案89 |
市民会館の指定管理者の指定 |
総務 |
議案78 |
行政不服審査法関係条例の整備に関する条例の制定 |
総務 |
議案85 |
市税条例の一部改正 |
財務 |
協議会 |
1 |
中期財政計画の見直し |
財務 |
2 |
人事院勧告等に伴う本市の給与改定 |
総務 |
3 |
平成27度行政視察(焼津・高浜・瀬戸)の報告 |
- |
|
最初に請願から始まり白色申告と青色申告の制度などについて議論が続き問題点の状況も理解したが所得分配による課税逃れ対策等を含め国による検討も進んでいるようなので賛同が無く否決された段階で1時間半以上が経過してしまったので補正予算の審議を午後に回し協議会の最後の項目を先に議論した。遅ればせながら議会のHPにて行政視察結果報告を行うことに先立ち各議員の意見を聞いた。
午後からは議案の審議を続けたが、行政不服審査法に関して議会関連条例の変更も必要だと指摘した三上議員の経験は流石だと感心させられた。協議会事項である県の人事委員会勧告で県の職員が地域手当を0.8%上げることに伴い現行の3.5%を遡及して4.3%に上げ、来春からは5%とする議案を3月議会で上げるという案件は頭が痛い。予算をマイナス10%のシーリングしながら人件費を増やすのは如何なものかと思うところである。夜は総務委員会の情報交換会に出席して帰宅した。
9日は市内で買い物をしてから教育民生常任委員会を傍聴に行く。議題は次の通りである。 |
区分 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
委員会 |
陳情08 |
緊急に介護報酬の再改定を求める陳情 |
福祉 |
議案74 |
一般会計補正予算(4号) |
財務 |
議案95 |
一般会計補正予算(5号) |
財務 |
議案96 |
損害賠償の額の決定及び和解 |
教育 |
議案75 |
介護保険特別会計補正予算(第3号) |
福祉 |
議案87 |
保育の必要性の認定条例の一部改正 |
福祉 |
議案88 |
介護保険条例の一部改正 |
福祉 |
議案86 |
国民健康保険税条例の一部改正 |
市民 |
協議会 |
1 |
第3次健康きさらづ21に係る意見公募 |
市民 |
2 |
がん検診受診者負担金の見直し |
市民 |
|
陳情はアンケートにより県内の介護施設がおかれている厳しい状況を明確に示していたが、問題は介護制度をどの様に維持するかと言うことで賛成少数で否決された。補正予算では中郷小学校の解体に補助金を使うために来年度に先送りしたことなどが説明されたが、次の損害賠償の件の修理代207万円が気になった。保険で済むとは言え最近は自動車事故を含め、多くの事故事案が多いのが気になる。傍聴は午前中に終えて市内で所用を済ませ、夜は総務委員長として消防団幹部職員との忘年会に出席し、地元の4分団役員と遅くまで飲んで帰宅した。
10日は前日のダメージを振り払って駅前庁舎に行き建設経済常任委員会の傍聴をする。議題は次の通りである。 |
区分 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
関係部 |
委員会 |
議案74 |
一般会計補正予算(4号) |
財務 |
議案76 |
公共下水道特別会計補正予算(第2号) |
都市 |
議案80 |
景観条例の制定 |
都市 |
議案81 |
金田バスターミナル設置管理条例の制定 |
都市 |
議案90 |
業務委託契約の締結(金田西雨水ポンプ場) |
都市 |
議案91 |
業務委託契約の締結(下水処理場) |
都市 |
議案92 |
市道路線の廃止 |
都市 |
議案93 |
市道路線の認定 |
都市 |
協議会 |
1 |
火葬場整備運営事業に関する覚書の締結等 |
環境 |
2 |
第2次環境基本計画に係る意見公募 |
環境 |
3 |
水産振興計画に係る意見公募 |
経済 |
4 |
金田東の観覧車を含む商業施設の開業 |
経済 |
5 |
下水道事業の企業会計移行 |
都市 |
6 |
耐震改修促進計画の改定 |
都市 |
7 |
市有建築物等の基礎杭 |
都市 |
8 |
水道部所管建築物等の基礎杭 |
水道 |
9 |
市内放射性物質の現状と取組 |
環境 |
|
金田西ポンプ場は65億2千万円で下水道事業団に委託をするものであり巨額な契約という声も聞かれたが、個人的には年内に契約したことで消費税が8%で済んでおり、来春の10%との差額の2%でも1億3040万円の節税になっているな、と思いながら聞いていた。市道廃止は私が建設の委員長だったときに一斉に見直しをお願いしていながら、まだ残っている案件があったのかと反省する気持ちである。
協議事項案件は非常に多岐に渡っており、水産振興計画で市民の責務が抜けているといった石川議員の指摘に頷いたり、耐震改修即新計画では『重点的に整備すべき区域』を図化して示すことが重要だろうとか思いながら全ての審議を傍聴し終えたら外は真っ暗になっていた。この夜には宴席が無いので溜まったHPの更新作業を一気に行った。
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