07.3月上旬の活動記録
 1日より議会が再開され代表質問が始まる。私は朝から打合せがあったので西側エレベーターで登庁すると窓から富士山が良く見えた。
 
 窓の透明度が低いことや、非常階段に出られないことが残念と思いながら会派室に入り、総務常任委員会に向けた諸調整を執行部と行う。その後、金曜日に追加上程される議案書を入手して目を通し、10時より代表質問を聞く。代表質問は各会派に1:30の枠があるので午前1人、午後2人である。今回も個人的に印象に残った答弁を記載する。
羅針盤代表 斉藤高根議員
 大綱は9点と、何時に増して多い。厚木市では火葬場の建設に対し当初は6割が反対していたものが説明会を重ねることにより8割が賛成となり供用後は苦情が出ていないことや、金田総合BTの供用は6月に成ること、中郷中学校については来春から全校で19人しか居なくなるので統合に向けた動きを進めること等、気になる点も数多くある。それでも今回の質疑は野村財務部長・久良知総務部長・小山環境部長・鹿間教育部長・篠田消防長・田丸水道部長・奥出福祉部長といった退職者の思いを聞く場として個人的には感慨深い質問であった。
公明党代表 渡辺厚子議員
 大綱は4点である。コミュニティスクールの学校陰影協議会と我が市が平成14年から行ってきた学校評議員の違いや農福連携による障害者の就農など気になる点も多いが最後の質問である「2025年未来予想図検討会」に注目した。20〜40歳代の中堅職員が自らの申し出で参加した会で「地域のあり方」と「子どもを産み、育てられる地域」の2部会で検討を行い1月26日に提言したものである。内容は
HPに公表されているのでよく目を通さねばと思った。
一新の会代表 大村富良議員
 大綱は7点である。公共施設マネジメントで23%削減が必要という事になったという答弁があったが詳細は7日の総務常任委員会で聞けるのでこの場では省略。タブレット端末を使ったペーパレス会議は幹部職員で実施してきたが拡大の方向と説明があった。議会の取り組みも急ぐべきと個人的には考える。金田BT周辺の駐車場は市営第一が184台、第二が110台、民間が570台の合計860台で、概ね7割の利用状況らしい。第一を100台分挿花させるが新規路線の就航により増える需要は民間に任せるよう政策誘導するようだ
 代表3人の質問が終わり、議長室で税法の改正に伴い年度替わりに税条例の専決処分を行う件の概要説明を正副議長と座親総務副委員長と供に聞く。国会通過時点では3月議会が閉会しているため専決処分を行い、6月議会で承認を求めることになるが概要については議会最終日に全員協議会を開催して説明するという事である。国の法令改正なので臨時議会を開くほどのことで無いことは理解するが、通年議会を採用した場合は召集すれば足りる話であるし、その場で新組織の説明がされても良いのにと考えつつ話を聞いた。
 
 2日は早朝にHPの更新を行い、10時から最後の代表質問を聞く。
自由民主クラブ代表 重城正義議員
 大綱は3点と少ないが枕が長い。それはさておき子供の貧困・貧困の連鎖対策で集中相談体制を作ることや学校・地域による学習支援を行うことなどの質疑が行われた後、現在の福祉は真に必要な所に届くように効率的配分が必要であり、個人への給付が中心である現状を共助・互助の推進に向かわせたいという福祉部長の言葉が耳に残った。
 お昼を挟み午後からは個人質問になる。個人質問は1:00の枠なので午後から3人になる。因みに翌日は午前2人、午後3人である。
共産党 佐藤多美男議員
 資材置き場から矢那川ダムに流れ込む水路の底が白く濁っている事を取り上げた質問を行っていた。鉄鉱石から製鉄する際に発生する高炉スラグによるものだと多くの現場経験で直感する。市内の道路路盤の殆どはこれを使っている事だろう。質問終了後に地元議員に聞くと袖ケ浦との市境で色々難しいこともあるようだ。
共産党 鈴木秀子議員
 木更津市は12月末で228人の保育園待機児童が居て小学校に進学した後の4月1日でも100人程度の待機は残るようだ。来春には認定こども園も開所され、既存保育園も保育士の待遇改善で人を増やして定員を増やし、既存民間保育園の分園や事業所内保育など様々な施策を進めていくようだ。それ以上に気になったのは「若葉町に下水は何時」という質問で、巌根駅周辺と聞くのが筋だろうと内心で突っ込んでいた。
羅針盤 永原利浩議員
 空き家に対する質問で全体数は3800戸程度であるが倒壊の危険性が高いものは40戸である事が明らかになった。市は様々な手続きを経て持ち主に撤去を求めるようだが、市民としては危険なものを一刻も早く撤去する事を望んでおり、行政として何を優先するのかという視点は良い。
 本会議終了後、総務の数人で陳情の対策を相談。その後は議長室で総務常任委員会協議会に提案する消防庁舎・行革推進計画・公共施設総合管理計画の概要を正副議長と座親総務副委員長と供に聞く。どれも重要な話なので委員会協議会は長引きそうだなと思っていた。帰宅後はHPを若干更新した。
 
 3日は岩根西中学校で「3年生を送る会」が開催される案内も届いているが終日一般質問が続くので欠席の返事をして、朝から会派室で議案の整理を行った後、個人質問を聞く。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 人件費を含めた給食のコスト比較の質問に対し、センターでは317円、親子方式では353円、自校式では2025円になる事が示された。自校式は生徒数の少ない富岡小と中郷中なので割高に成るのは仕方ないが極端である。第2給食センターは計画に乗らないようだが、富岡小や中郷小を少なくとも親子方式に改めるべきだと思う。なお、八幡台小の問題は羽鳥野の一部を波岡小学区に変更することで解決するのにと思う。
羅針盤 草刈慎祐議員
 前議会の私の千束台への人口集積に伴う学校現場への質問が行われた。具体的には第二中が狭小なところに増築校舎を建てて大丈夫かという件であるが、南側への拡張は検討したことも無いようで、質問が深化しなかった事が残念である。
一新の会 石川哲久議員
 住宅施策や都市施策について建設省や大阪府で実務を担当してきた知識の豊富さは垣間見れているが、一問一答によって問題の所在や行政の在り方、対策についてを議場で共有する手段として一般質問を使うという訳でなく、意見が並べられて終わった感じがした。 
公明党 岡田貴志議員
 ゴミを持って外出できない高齢者や障害者に対する「ふれあい収集」という考えやそれを実践している太田中学校の取り組みは、今後の見守り事業の日常活動として参考になる質問であった。またAED講習については10名で消防本部に申し込めば対応してくれるようなので議会でも検討しようか考えさせられた。
元気力発電所 高橋てる子議員
 市民力日本一を目指す手法が解らないという質疑の中で、行政が市民と情報を共有しあい、解りやすい指標を元に事業の評価が行えて、市民に理解してもらうことが重要ではないかという説は一理ある。利用者の極めて少ない路線バスの存続など、行政だけが判断責任を瀬負うのでなく共通見解とする事はこれからの行政運営で必要であろう。
 この日の質問が終わると直ぐに議会運営委員会が開催され、明日の本会議終了後に3件の追加議案が上程されることが示された。来週からは委員会審査が引き続くハードな日々になりそうだ。
 
 4日は一般質問が午前中に下記の2人で終わり、議案の追加上程、大綱質疑、予算審査特別委員会の設置と委員会付託の予定である。
新栄会 座親政彦議員
 子供の携帯異存が進んでいるとは感じていたが、毎日4時間以上携帯を使う子供の割合は全国平均で小6が3.1%、中3が9.9%で有ることに対し我が市の小6は5.1%、中3では20.7%に達していることの回答があった。高校進学前の貴重な時間ではもっと部活に励むとか本を読んで人生を深めて欲しいと思う。事前調査の整理が良好で聞き易い質問だった。
一新の会 篠崎哲也議員
 夜間に軽症の子供を救急に連れてきた場合に請求する時間外選定医療費の導入後、655人の搬送者に対し298人から徴集している事が解った。今後は開業医の紹介が無く君津中央病院を訪れた場合は選定療養費として5400円を徴収するようであるが、診察・入院供に減少している中での取り組みに違和感を感じている篠崎議員の考えに同感である。
 午前中で個人質問が終わり、午後から本会議が開催され下記の3議案が追加上程される。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案35 一般会計補正予算(第7号) 財務 総務
議案36 学校給食費検討委員会条例の制定 教育 教育民生
議案37 損害賠償の額の決定及び和解 都市 建設経済
 これらを含んだ大綱質疑が2名の議員から行われた後、予算審査特別委員会が設置され、各議案を常任委員会と予算審査特別委員会に付託して本会議が終了となった。直ちに予算審査特別委員会が開催され慣例により総務委員長である私が委員長となり國吉議員を副委員長に指名し、追加資料の配付や注意事項の説明などを行って、この日の委員会は終了となった。若干の調整を行ってから退庁し、午後4時過ぎに農協本店に行き、平成27年度決算や総代会資料などを議決する理事会に出席する。これが理事として望む最後の理事会だと考えると感慨深い。最後の理事会なので懇親会が予定されたが、別の会合があって参加できなかったのが残念でもあった。
 
 5日は朝8時に広報無線が津波警報の訓練を伝えてきたので木更津市と津波避難ビルの協定を結んでいる海上自衛隊の倉庫に避難した。いつもは学校なので目新しさもあって多くの人が来るかと考えたが予想外に少なかった。一息入れてからバスでメイン会場の岩根西中学校に移動する。
 岩根西中会場には多くの避難者が来られており、自衛隊からの避難者を交えておよそ200人程度に成ったようである。主催者からの挨拶や木更津工専の鬼塚教授の講話や市役所防災対策室の星野室長から話を聞いた後、地域別に分けた班事に各種プログラムが実施された。

煙体験

はしご車体験

心肺蘇生法訓練

消化器訓練

応急搬送法訓練

地震体験(起震車)
 岩根東地区の方々を含んだ2グループはHUG訓練(避難所運営ゲーム)を教室で実施しており、ジェスパルは薪による炊き出しを実施していて、市や消防団の協力により総合的な訓練を行われている事に感心し、岩根西地区まちづくり協議会の防災部会には敬服する限りである。
 訓練終了後は片付けを手伝って帰宅した。午後からは自宅の雑務を済ませていると若干風邪気味で有ることに気が着き、早めに就寝した。
 
 6日は江川子供会の主催する資源ゴミ回収なので、自宅に溜めていた紙類を岩根西公民館に運び、他の人々の荷下ろしなどを手伝った。残念ながら会員不足で子供会活動はこの3月末までに成り、これが最後の回収作業になる。老人クラブの加入率も向上せず、既存組織の先細りは深刻である。
 帰宅してから江川土木委員会の引継の打合せに参加。昼過ぎに帰宅してから予算資料の整理とHPの更新を行った。
 
 7日は総務常任委員会である。陳情が入る上に付託された議案が多くて長丁場に成ることを覚悟して、お昼にバーベキュー弁当を頼んで委員会を開始する。議題は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情04 外航クルーズ船誘致に関する陳情 総務
議案35 一般会計補正予算(第7号) 企画
議案26 固定資産評価審査委員会条例の一部改正 財務
議案18 教育に関する事務の職務権限の特例条例の策定 総務
議案20 職員の給与条例の一部改正 総務
議案21 手数料条例の一部改正 総務
議案22 特別職で常勤の報酬及び費用弁償条例の一部改正 総務
議案23 行政組織条例の一部改正 総務
議案24 特別職で常勤の期末手当の特例条例の一部改正 総務
議案25 特別職で常勤の地域手当の特例条例の一部改正 総務
議案32 火災予防条例の一部改正 消防
協議会 (1) 消防本部庁舎の基本設計について 消防
(2) 平成28年度行革推進計画の策定について 総務
(3) 公共施設等総合管理計画の意見公募について 総務
 陳情4号については700港を見てきた陳情者から世界の状況等を聞き、執行部から港の現状を聞くなどした後、3項目の陳情のうち視察団と港の改修を除き誘致に関する部分を一部採択した。議案35号の補正予算は約1億円を投じてセキュリティを高める議案で執行にあたっては厳密な予算査定が求められると思う件である。議案20号の質疑で君津市と富津市では市議会議員の期末手当を引き上げなかった事が解ったが木更津は人事委員会勧告に従っている。議案22号は非常勤特別公務員のうち消防団・公民館長・介護職等の報酬を上げるものだが上げ幅をもっと大きくと思う。議案23号はスポーツ振興課を市民部に移し都市部の住宅政策を2課に分けて空き家対策を負わせるなどの組織変更である。職員数は弾力運用で一時的に千人を超えるようだ。議案24号と25号は市長・副市長・教育長の期末手当10%カットと地域手当の無支給を続けるもので、正規に受け取ればという反対意見も出された。
 協議会の(1)は消防本部庁舎を新築するための基本計画であるが並行して消防組織の再編が議論されるべきと思うし、(3)の公共施設等総合管理計画で23%の資産を減らす必要があるという中で規模の大きさに整合性の問題を感じざるを得ない。総合管理計画は総論であり具体論に突入すると多くの抵抗勢力が発生しそうな案件で、その執行に協力する側に回る責任も感じねばと思う。委員会終了後は多くの幹部退職者を抱える総務常任委員会として、退職慰労も兼ねた情報交換会を開催した。
 
 この場には12名が参加されていたが、市全体では多くの職員が一度に退職することになる。来春からの人事には頭を悩ませていることだろうと思うが、それを議員が知るのは議会終了後の23日頃に成るだろう。
 
 8日は教育民生常任委員会が開催されるので朝から傍聴に出かける。いつもは付託事項の多い常任委員会であるが今回は比較的少なく、下表に示す議題で議事進行がされた。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案19 消費生活センターの組織運営条例の制定 市民
議案27 障害者福祉センター設置管理条例の一部改正 福祉
議案33 障害者福祉センターの指定管理者の指定 福祉
議案36 学校給食費検討委員会条例の制定 教育
協議会 (1) 学校給食を活用した地域活性化事業について 教育
(2) 全国大会出場奨励金事業について 教育
(3) 教育委員会所管の放射線量の状況について 教育
(4) 「第3次健康きさらづ21」について 市民
(5) 仮称金田地域交流センターの基本設計募について 市民
 議案27号と33号の障害者福祉センターは平成18年まで福祉会館で行っていた介護保険適用にならない年齢のリハビリを社会福祉協議会が福祉会館で行うもので指定管理料は0円という話である。現在も千葉まで通っている人も居るので潜在的需要は多いようだ。協議会の(2)はスポーツ系の大会出場者に奨励金を出す制度整備であるが聞くところによると甲子園は別枠のようである。(5)は金田に33階建て、約9億円の地域交流センターを造る議案であるが前日の消防庁舎と同様にブレーキを踏みながらアクセルを踏み込むような状況は如何かと思う。協議会終了後、現地調査が行われることになっていたが金田の現場はよく解っているので同行せずに帰宅し、雑用を片づけた。
 
 9日は建設経済常任委員会である。陳情と発議案2件があるので長丁場に成ることを覚悟して傍聴する。議題は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情01 4市共同火葬場の白紙撤回を求める陳情 環境
議案28 産業立地促進条例の一部改正 経済
議案31 建築審査会条例の一部改正 都市
議案35 一般会計補正予算(第7号) 都市
議案37 損害賠償の額の決定及び和解 都市
議案29 都市公園条例の一部改正 都市
議案30 金田駐車場設置管理条例の一部改正 都市
協議会 (1) 都市計画道路見直し案の意見公募について 都市
(2) ベンチ寄附事業について 都市
(3) 無電柱化の促進法整備を求める意見書について 都市
(4) 水道事業統合広域化基本計画概要について 水道
(5) 水産振興計画の意見公募結果について 経済
(6) 「お米を食べよう条例」の制定について 経済
 陳情は地域に話が来る前に四市の事業が進んでいる事に対するボタンの掛け違い論に端を発した白紙撤回論である。大久保の人達は袖ケ浦市内に作れず三船山で使用延長が出来なかったものを一手に木更津市が引き受けるという事に違和感が出るのは有る程度解るが、説明会の記録を見ると一部の強力な反対者に誘導され冷静な話が出来ていない感じが伝わってくる。神奈川県厚木市でも当初は反対であったものが運営後には苦情が出ない施設になっていることを考えると理解を得るための話し合いと環境部署だけでないバックアップが重要になってくるだろう。議案35号と37号は清見台で道路陥没して電気工事の作業車に損傷を負わせたものだが、下水管による都市部の地下空洞化が木更津でも発生している事例で、今後も他所で発生の可能性が拭えない。
 協議会の(1)は様々に意見があるが今月末から始まる意見公募制度を利用する。(2)は名前入りのベンチを公園内に設置寄附できるようする制度で楽しそうだが議員は寄付行為に成るので参加できないことが残念である。(3)と(6)は発議案であるが、前者は賛同が得られたことに対し後者は次の議会まで執行部と摺り合わせが必要になった。多くの議論が出され、議論の場としての議会だったなと感じさせられた。
 傍聴終了後、翌日の予算審査の準備を事務局と打ち合わせて雨の中を帰宅。溜まってきたHPの更新作業を済ませてから再度予算関連資料に目を通して予習をした。
 
 
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2016年3月中旬の記録