34.12月上旬の活動記録
 1日は一般質問の最終日である。
公明党 岡田貴志議員
 自動走行バスの実証実験が始まるなど、技術革新が確実に進んでいる中で地域の公共交通の在り方の質疑が行われた。年度末までには議会への説明があり、来年度以降は実効性のある計画を策定するという事だが、どこまで抜本的な見直しが行えるのか注視したい。
一新の会 大村富良議員
 11月12日の神津島行き高速ジェット船は満席で、翌日も9割程度の混雑で人気であったようだ。商工会議所より内港からの発着にするよう要望がされているが、現在は水深が浅くて難しいため県に働きかけていくとの事であるが、具体的には護岸を更新し浚渫するのだろうか。
 午前中で一般質問が終わり、午後は大綱質疑の後に委員会付託が行われ、本会議は終了となった。駅前庁舎で様々な打合せを行った後に帰宅してから江川漁業協同組合へ行き資格審査委員会へ出席する。正組合員が減少することと、今年の海苔は大変難しく成りそうなことを理解して会議は狩猟した。夕方からは巌根駅周辺で、地域の課題の打合せを遅くまで行った。
 
 2日は朝から空気が澄んでいたので妻子を連れて海岸に写真を撮りに行く。その後は失策で失われたHPの復旧作業に力を注ぎ、夕方は海上自衛隊による「海の音楽祭」に招待されていたものの、消防団幹部忘年会と日程が重なったので私の代わりに職員が出席した。
 議長が急遽出席できなくなり、市長は海の音楽祭で挨拶するため開会時間に遅れることとなり、私の挨拶から始まった消防の忘年会は、いつものように自分が分団長をしていた頃の友人と楽しい時を過ごしながら、つい長居をしてしまった。
 
 3日は午前中に都内に行く妻の替わりに子守を行い、午後は娘を私の母に預けて前日に鑑賞できなかった「海の音楽祭」を見に行く。
 年末らしい、幸せになるナンバーによって感動させていただいた。例年であると海上自衛隊の演奏に関して写真撮影は問題ないと思ったが、入口の自衛官が演奏中は駄目だと言うので休憩時間の写真でアップする。映像効果を考えると禁止が適当なのかも知れない。
 
 4日はナチュラルバルが開催される日であったが、妻が学生の頃に始め,今年で第22回目を迎える「Englishsh Speech Contest」のために東洋英和女学院大学に出かけた。娘も一緒だったので妻をコンテスト会場に残し、学内をベビーカーで散歩しながら秋を感じた。
 コンテストは夕方まで続くのであるが、私の都合で昼に会場を後にして一旦帰宅し、夕方から江川区の忘年会に出席する。来年早々に飛来するといわれるオスプレイについて、朝鮮戦争当時のジェット機による離発着訓練に比べれば、という声が多く聞かれたし、先月13日の反対集会における「江川代表」を誰も知らなかった。それでも万が一の事を考えて対策を考えねばと考えつつ、雑多な意見交換を楽しませていただいた。
 
 5日は10時から議会基本条例策定特別委員会が開催される。条項の順序等について議論を進める。「平成28年度市議会の活動に関する実態調査」によると813市区のうち444市区が既に基本条例を制定しており比率は54.6%に達したようだ。電子評決は60市区で行われ、56市区で会議資料のペーパレス化が進んでいる。我が市が制定する頃には時代の先を進んでいるものにしたいと考えている。会議終了後、委員会の進行について事務局と調整を行い、帰宅する。家の所用を済ませ、夕方の巌根駅から内房線に乗って君津駅まで移動する。
 ハミルトンホテル上総で開催される新日鐵住金かずさマジックの納会で、近隣の人々と交流を深める。プロに進む玉井大翔投手を始め、チームを離れる選手達の挨拶が心に残った。
 
 6日は10時から総務常任委員会を開催する。本日の議案と協議会での審議事項は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情11 國吉俊夫議員の懲罰を求める陳情 -
議案65 一般会計補正予算(3号) 財務
議案79 市税条例の一部改正 財務
議案74 オーガニックなまちづくり条例の制定 企画
議案75 市民憲章制定を議決事件とする条例の制定 企画
議案77 手数料条例の一部改正 総務
議案73 任期付職員の採用等に関する条例の制定 総務
議案76 職員給与条例の一部改正 総務
議案78 都市公園条例等の一部改正 総務
議案86 工事請負契約の締結(潮見庁舎解体) 総務
協議会 No.1 公共施設再配置計画の意見公募 総務
No.2 中期財政計画の見直し 財務
No.3 市民憲章の改定に係る意見公募 企画
No.4 韓国塊山郡及びインドネシアボゴール市との友好協定 企画
No.5 第2次情報化推進プランの意見公募 企画
No.6 平成28年度行政視察の報告 議会
 陳情11号は前回の議会で継続としたものであるが当事者同志での和解が成立せず今議会での審議になる。議員が議場外で行った行為に対する懲罰を行うことが出来ないので否決となった。オーガニック条例や市民憲章といった市の基本に関するもの、保育士を始め臨時職としては採用が困難な職種の確保のための任期付き職員の設定、議案78号の所管事項が市民会館使用料の変更、旧庁舎の解体工事の契約締結の承認といった、重要な事項が議案として続いた後、協議会でも公共施設再配置や中期財政計画という市政運営の要になる議論が続いたので、会議の終了は午後4時を回ってしまった。
 一旦帰宅して車を自宅に停め、妻に送ってもらい青年会議所の望年例会に出席する。いよいよテーブルが最前列に成ったことに驚きながら諸先輩や後輩、現役との交流を進めたが、連日でもあるため夜は速やかに帰宅させていただいた。
 
 7日は10時より教育民生常任委員会が開催されるので傍聴に行く。付託議案と協議会事項は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情14 子供と妊婦の受動喫煙を防止する取組を求める陳情 市民
議案65 一般会計補正予算(3号) 財務
議案66 国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 市民
議案67 後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 市民
議案68 介護保険特別会計補正予算(第2号) 福祉
議案81 地域密着型サービス事業者の基準等条例の一部改正 福祉
議案78 都市公園条例等の一部改正 市民等
議案84 市民活動支援センターの指定管理者の指定 市民
議案80 国民健康保険税条例の一部改正 市民
協議会 No.1 第10次交通安全計画の意見公募 市民
No.2 がん検診受診者負担金の見直し 市民
No.3 第3期地域福祉計画の意見公募 福祉
No.4 保育園民営化方針の意見公募 福祉
No.5 小中学校適正規模適性配置実施計画の意見公募 教育
No.6 中郷小学校校舎と祇園小学校プールの建設工事 教育
No.7 平成28年度行政視察の報告 議会
 陳情14号は君津市で要望されていたものが木更津市議会にも提案されたものである。煙草の害については理解され趣旨採択とされた。議案78号の所管事項で体育館や野球場、福祉会館といった多くの施設の使用料が変更され、市民活動支援センターが指定管理に出される等の議案の審議が終わった後、協議会で吾妻・久津間・中郷・鎌足という4保育園の民営化を進めるという方針や小中学校適正規模適性配置の中で中郷中学校と富岡小学校の統合廃止を進めると言った重要な議論が続く。中郷小学校は平成31年4月から新しい校舎を供用させる予定であるとしながら、来年度の中郷中学校の新入生が5人以下の場合には平成29年度末に廃止する事も有り得るので、平成30年度は廃止された中郷中学校の校舎の中に中郷小学校の生徒が残るという事態に成る可能性があることなど、今後も目を離せない事態が続くことになる。
 この日も午後4時まで会議が続いた。午後3時頃から千葉県議会で
森県議の一般質問があったのであるが協議会での説明事項の傍聴を優先したため聴きに行くことが出来ず残念だったと思いながら退庁して自宅に向かうと雲の加減が気になって帰宅せずに江川海岸に向かう。
 
 駐車場には既に多くの車が停まっていった。防潮堤に登ると海面は見事な鏡面状態に成っていた。無風とは言えここまで波が入らないことは珍しい。感動しながら沈み行く夕日を撮影し続けた。帰宅後は溜まっているHPの更新作業を行う。各委員会での審議事項の表を作るだけでも大変であり、夜遅くまで仕事を続ける事になった。
 
 8日は10時から建設経済常任委員会が開催されるので傍聴に行く。付託議案と協議会事項は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案65 一般会計補正予算(3号) 財務
議案69 公設卸売市場特別会計補正予算(第1号) 経済
議案70 公共下水道特別会計補正予算(第2号) 都市
議案78 都市公園条例等の一部改正 都市
議案83 地区計画区域の建築物制限条例の一部改正 都市
議案85 鳥居崎海浜公園内プールの指定管理者の指定 都市
議案87 市道路線の廃止 都市
議案88 市道路線の認定 都市
議案82 工場立地法準則条例の一部改正 経済
発議案 木更津産米を食べよう条例の制定 経済
協議会 No.1 道路舗装維持修繕計画 都市
No.2 都市計画の変更 都市
No.3 農業委員等条例の制定に係る意見公募 農業
No.4 小櫃川水道水源保全の意見公募結果 環境
No.5 霊園条例及び同規則の一部改正に係る意見公募 環境
No.6 土砂埋立等防止条例の一部改正に係る意見公募 環境
No.7 一般廃棄物処理計画の改定に係る意見公募 環境
No.8 火葬場整備運営事業基本構想とPFI調査報告書 環境
No.9 平成28年度行政視察の報告 議会
 今議会は何処の委員会も付託案件だけでなく協議会事項も多い。その上に発議案の審議まであるので大変である。今回の道路認定と廃止に関して、久々に現場を確認してこなかったが説明用写真が配布されていた。廃止道路について議会の承認を得る前に撤去するのは如何なものかと意見が出されたが、道路法が新たな道路の起終点について議会承認を求めているものの、移管される道路は完成後だが市が事業化する道路は着手前、廃止も区画整理事業によるものは事業によって跡形も無くなった後になるなど、認定時期は状況によって異なるものだと簡単な説明が有れば伸びない議論なのにと思いながら審議は傍聴していた。協議会では農業委員会の在り方が変わることや霊園を指定管理に回すことも気になったが、何より火葬場の事業が明確に成っていく過程が気になる。補正予算で用地測量を計上しているが、平成33年12月の開業に向けた課題は工事用道路や地元同意など数多く、今後も目が離せない。
 この日も予想通り会議は午後4時を回って終了となる。青年会議所の望年例会と重なったために日にちを移動した総務常任委員会の情報交換会がこの夜に開催されるので、そのまま駅前庁舎で夕方になるのを待ち、会場へと移動していった。
 
 9日は10時から地方創生特別委員会が開催されるので、前日のダメージは若干有るが傍聴に行く。内容は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 No.1 平成28年度行政視察について 議会
協議会 No.1 路線バスの基本方針見直しの検討状況について 企画
No.2 行政視察に係る調査事項(一宮市・安城市・あま市) 企画
 木更津市地域公共交通活性化協議会は10月27日に第1回会議を開催し、今後2回の会議を経て年度内に基本方針を示していく考えと説明があった。バスの存続を前提としたものでは無いという事であるがバス会社とタクシー協会、国や県の機関等が中心になり、女性や交通弱者が不在の会議で大丈夫かという指摘がされていた。上手く物言わぬ市民の声を吸い上げる事やPDCAサイクルの確立等が今後の課題であろう。
 傍聴後に市内で所用を済ませて帰宅。礼服に着替えて小櫃堰土地改良区の鈴木理事長の葬儀に列席する。我が父の次に理事長を務めていただいた方であり、袖ケ浦市議の頃からお世話になることも多く有ったので、冥福を祈りたい。
 
 10日は良い天気であるが、特別の公務がないと妻に言うと終日子育てのお手伝いをすることになる。イクメンとしての日々である。
 
 
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2016年12月中旬の記録