35.12月中旬の活動記録
 11日は朝から自分の質問をインターネット画像で見ながら文章化とHPへのアップを行い、午後からは9月12日に亡くなられた石川昌名誉市民の市民葬に列席する。写真は式典開催前に撮影した物であるが、景気が良かった頃に行われた諸政策を思い返しながら会場で瞑想をしていた。
 夕方に帰宅し、市内で雑務を済ませてからHPの更新作業を行う。日が暮れると寒さも厳しくなり、防寒着を着ながらパソコンに向かっていた。
 
 12日は早朝から事務所で作業を行う。とても寒い朝で、海岸に近い我が家でも初氷が観測された。10時からは広域行政等特別委員会が開催される。私は翌日の委員会の準備のために登庁するものの傍聴はしなかった。参考程度に議題は次の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 No.1 平成28年度行政視察について 議会
協議会 No.2 行政視察に係る調査事項(掛川市・豊田市) 企画
 午後からは朝日庁舎で諸調整を行って帰宅。夕方からは年に一度だけ顔を合わせる「かずさアカデミア音楽コンクール実行委員会」の忘年会に参加する。メンバーの結束を維持すると供に、何時か情勢が変わってコンクールが再開される場合にはノウハウを伝えようと継続している集まりで、懐かしい人達と気持ちよく杯を交わしていた。
 
 13日は10時から基地対策特別委員会を開催する。翌月から整備拠点として木更津駐屯地が使用されることに先立ち、環境や安全を担保するための協定案が示されると有って、報道3社を含む多くの傍聴者が来られている中で委員会は開始される。冒頭で報道に写真撮影の時間を確保してから会議を進めることにした。なお、内容は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
協議会 No.1 オスプレイの定期機体整備に係る協定について 企画
委員会 No.2 平成28年度行政視察について 議会
現地調査 No.3 定期機体整備に係る格納庫等の調査 駐屯地
 今回も防衛省関係者が5人も市議会を訪れ最終調整中にある文章の概要を示していただいた。「MV−22オスプレイのPMI(定期機体整備)の作業における木更津駐屯地使用に関する覚書」と題された資料は、防衛省防衛装備庁・米軍整備担当司令官・富士重工業の3者で結ばれる覚書であり木更津市は関係者に入っていないが、防衛省が地域の声を代弁するという趣旨のものである。「協定」でなく「覚書」とした事を始め、およそ1時間半に渡って数多くの質疑が交わされた。今回の原案は回収されたが締結後は原文を含め示していただけるという約束なので、今月中に締結したものを良く咀嚼し、来年の運用を待って必要な改善点は要望していこうと考え協議会は終了した。委員会に入り、来年1月31日に岩国市役所と海上自衛隊岩国基地を視察する事を決めて午前中の会議は終了となる。終わり際にNHKのカメラが委員長の意見を求めたので協定(覚書)を公開することと運用にあたって問題が生じた場合は適宜対応していただきたいことをコメントした。
 午後からは間もなく運用を始めるK格納庫の現地調査を行う。内部の公表は配慮して欲しいとの要望を受け、ここでは格納庫前の写真を上るが、15日に消防検査も行われる格納庫は概ね工事も完成し、富士重工が必要な機械を持ち込むばかりとなっていた。騒音が生じた場合の遮音壁等が課題と感じた。
 この日は結婚2周年記念の日であったので夕方は娘と供に焼肉店で少しの贅沢をして帰宅。風呂から上がって録画していたNHKニュースを見るとコメントが若干カットされていた。そのままテレビを見ていると沖縄でオスプレイが落ちたとの報道があり、最新情報を注視する。
 
 14日は議会最終日である。前夜に沖縄で落ちたオスプレイへの対応が必要なので寝不足のまま、早めに市役所に行って担当課と諸調整を行う。9時からの議会運営委員会は発議案の追加と1月25日の小松島市議会と26日の洲本市議会への行政視察が議題であったが、最後に斉藤議員より冒頭でオスプレイ事故の状況報告が求められたので、私からも議会対応を検討させている旨の説明を行った。会派室に戻って防衛省のHPを見ても第2報以降の更新がないまま10時からの本会議を迎える。この日に追加された発議案は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる)
発議11 市議会議員の議員報酬条例の一部改正について
発議12 木更津産米を食べよう条例の制定
 最初に諸報告として各常任委員会が行った行政視察の報告を行い、次に陳情11号を除く委員会付託案件について委員長報告の後に審議・討論・採決を行う。次に付託省略案件である人事案件2議案の審議・討論・採決を行った後、陳情11号について委員長報告の後に審議・討論・採決を行う。今回は委員長報告として都合3回の登壇があった。その後発議案2件の審議・討論・採決が行われるが、私は議員報酬のうち期末手当を0.1ヶ月上げる案件には反対した。これで本会議で採決すべき案件は全て終了したが閉会とせずに議長から暫時休憩が伝えられた。
 休会中に正副議長と議会運営委員会と基地対策特別委員会の両正副委員長の合計6人と議会事務局が集まり、昨夜の事故を受けた市議会の対応について企画部を交えて情報交換を行い、市長と議長の連名で防衛大臣等に対して要請文を出すことと、その原文を議場で議員に示し取扱は委員会付託とせずに議長一任とすることを昼休み中に決定する。
 午後の会議再開の冒頭で市長より
要請書を提出する事と議会と連名で行いたい事を伝えていただき、議場で各議員から意義のないことを確認した上で直ぐに企画部長に北関東防衛局へ向かわせて慌ただしい本会議は終了した。
 引き続き、議員全員協議会が下記の14議案で行われる。私は常任委員会で全て傍聴していたので説明を聞きながら、膨大な資料がどの程度の枚数なのか確認作業を進めていた。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 説明文 本文・資料
No.01 公共施設再配置計画の意見公募 総務 3 115
No.02 市民憲章の改定に係る意見公募 企画 3 2
No.03 第2次情報化推進プランの意見公募 企画 45
No.04 中期財政計画の見直し 財務 2 20
No.05 第10次交通安全計画の意見公募 市民 5 50
No.06 がん検診受診者負担金の見直し 市民 3 3
No.07 第3期地域福祉計画の意見公募 福祉 3 95
No.08 保育園民営化方針の意見公募 福祉 3 13
No.09 霊園条例及び同規則の一部改正に係る意見公募 環境 1 27
No.10 一般廃棄物処理計画の改定に係る意見公募 環境 2 113
No.11 火葬場整備運営事業基本構想とPFI調査報告書 環境 5 175
No.12 小中学校適正規模適性配置実施計画の意見公募 教育 2 10
No.13 中郷小学校校舎と祇園小学校プールの建設工事 教育 2 7
No.14 農業委員等条例の制定に係る意見公募 農業委 3 12
合計 37 687
 説明文と本文や資料に、式次第の1枚を合わせると725枚のコピーが行われている事が解った。総務行革課に試算してもらうと、議場配付資料で人件費を除いても10万円程度のコストが掛かっているようであり、いよいよペーパレス議会を進めなければ成るまいと改めて感じていた。
 議会全員協議会の後で報道関係の方が話を聞きたいと言うので、要請書と同じように原因究明と事故対策が終わるまで機体整備は開始されないだろう事と、昨年5月にハワイで発生した事故が防衛省から説明があったのが12月になったように直ぐには結果は出ないものと想定されることから来月からの運用開始は難しいと個人的に推察している事を伝えておいた。その後、基地対策特別委員会の行政視察に係る諸調整などを行ってから帰宅し、夜は会派で12月議会の反省会を実施した。
 
 15日は娘の8ヶ月祝いで朝から子守を行い、私的な仕事を早めに片づけて夕方から市原市民の森のイルミネーション見学と小湊鉄道のイルミネーション列車の月崎〜養老渓谷往復(440円)の乗車に出かける。私鉄沿線での対応に比べるとJR久留里線での危機感の少なさを改めて感じさせられてしまう。
 
 16日は議会資料を片づけた後でHPの更新を行う。午後から市役所に行き情報収集等に務めるが、現在の所覚書の締結や機体整備の運用開始について変更すると言った情報は寄せられていないようだ。
 帰宅して夕食を取ってから岩根西公民館に行き、青少年育成岩根西地区住民会議により開催される講演を聴く。講師は千葉県警の星野氏で、LINEやTwitterで生じる問題や子ども達への悪影響について、地域住民と供に勉強する。高校生のスマホ所持の高さ等に驚く。
 
 17日はとても良い天気の日であるが、成長した娘が使わなく成ったもの等を片づけ、翌週からお出かけする準備を夕方まで自宅内で行う。日没後に早めの夕食を執り、今シーズン最初の冬花火を見に行く。
 
 出島の駐車場には停まりきれないほどの車が次々と訪れ、すっかり冬の風物詩になったと感じる。花火は18:30から僅か5分間では有るが、構成も充実しており素晴らしいものであった。観賞後は市内で買い物をしてから帰宅し、作業の続きを行った。
 
 18日は朝から議会だよりの原稿を作成し、その後HPの更新を行ってから「平成28年度木更津市芸術鑑賞事業」に行き音楽を聴く。
 今月2・3日にアカデミアで開催された海上自衛隊横須賀音楽隊による海の音楽祭と比べると市民体育館は底冷えがしてパイプ椅子も座り心地が悪いのは仕方ないが、陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏は甲乙つけがたいほど素晴らしく、寒さや座りにくいことを忘れて豊かな時間を過ごさせていただいた。
 帰宅してHPの追加更新や仕事の整理を行い、夕方からは旅行の準備を遅くまで行った。
 
 19日は妻子を連れて金田BTを8:21に出るアクアラインバスに乗り、羽田空港を9:55に飛ぶ全日空機で佐賀空港に到着しレンタカーを借りて
家族旅行を始める。初日は伊万里の大川内山や佐世保の九十九島を見学してからハウステンボスに入り、夜遅くまで「光の王国」を堪能した。
 
 20日は朝から雨であるが、ハウステンボスの見学を行う内に青空も見え始める。平日なのに多くの人が集まっており、HISが経営を立て直したという姿を実感する。午後4時半にハウステンボスを出て長崎市に向かい、稲佐山から夜景を堪能した後は中華街でなく、地元で評判の居酒屋で食事をした。
 
 
 →
2016年12月下旬の記録