No.1についてはオーガニックなまちづくりを進める木更津市としても若干コストアップになろうとも取り組もうとしているという回答である。木更津市内の林業家が少ないこと、欧州では高層建築の構造材に使用されているCLT(Cross Laminated Timber)という直交集成材の普及、燃料としての木質ペレットストーブを学校現場への展開など、現在の取り組み以上に可能性は多いだろうと傍聴席で考えていた。
No.2はPFI事業可能性調査については四市での均等割負担に合意し協定を締結したという報告であるが、用地購入やその評価額の算定を木更津市単独とする事以外、多くの課題で費用負担が決まっていない。人口の少ない富津市や袖ケ浦市は均等割より人口や利用者にウエイトを置こうとするし人口の多い木更津市と君津市は準備作業等は均等割が相応しいと主張するため、協議が10回を越えて長期化しているようだ。
傍聴を終えて会派室で翌日の研修日程等を確認して解散した。
10日は事務所で雑用を片づけた後、金田BTまで送ってもらいアクアラインバスで東京に出て平野議員・草刈議員・石井議員とともに議会へのタブレット導入に関する研修を受ける。最初に先進自治体である逗子市の菊池議長と長島議員が講演していただき自治体と議員がどう変わったのか説明していただき、その後にタブレットやソフトの特色を聞く。
逗子市では情報の伝達が容易になったため具体的な資料が多く情報提供されることや、プレスリリースが事前に入手できること、さらには議員がより深い質問をすることになったことなどを聞くと本市でも取り組むべき課題だと認識する。また予算書と決算書については紙資料を使うなど併用もしているようだ
システムについては2015年8月に参加したセミナーから18ヶ月が経過する中で、当時の29自治体から47自治体が採用し多くの意見を吸い上げる中で着実に進化している事が理解できた。議運で行った洲本市で話し合ったように本市でも導入する際には単にデータをメールで配信するだけでなく、会議を行うのに有効なシステムが望ましいだろう。
3時間半の研修を終え、新橋で意見交換をしてから帰宅した。
→2017年2月中旬の記録 |