50.5月中旬の活動記録
11日は良く晴れた日で、娘を保育園に送ってからは外出もせず事務所で議会質問に向けた原稿の作成や関連資料の確認に費やす。
夕方になって散歩がてら江川運動場の工事を見に行く。水路を締め切り排水用の扉門が設置されていたが満潮時なので水面より低い。敷地は高いので水没するような事はないと思うが排水障害が心配になった。
12日は娘を保育園に送った足で駅前庁舎に登庁し、会派室で質問項目のチェックを行う。10時からは
議会基本条例策定特別委員会
が開催され、前文の修正を議論し始めたところで清和大学の清水教授がお越しに成られたので条例の原案を元にした法制上の問題点の説明を受けた。次回はその点や、白坂委員長・國吉・田中・近藤の修正案を元に正副委員長と議会事務局・市の法規担当で調整した案が提示され、それを元に議論を進める予定を立てて午前中で会議は終了した。
昼食を食べながら会派会議を開催し行政視察や6月議会質問の会派内調整等を行う。その後、
建設経済常任委員会
の所管事項調査に同行し現在の木更津市営火葬場の老朽化の状況と新規建設予定地等の現地確認をしてから駅前庁舎に戻り、質問の対象となる部署との調整を開始した。
13日は午前中にHPの更新作業を行う。昼からは出かける妻に代わって子供の世話を行い、夕方からは岩根西公民館運営協力委員会総会後の懇親会に出席し、地域の方々の意見を伺った。
14日は母の日で、妻子と私の母を連れて妻の実家に行き、妻の母も乗せて武蔵丘陵森林公園に行ってピクニックを楽しむ。学生の頃には比較的近くに住んでいながら初めて行ったが国営公園の立派さと近所に有ればと思わさせられる広くて綺麗な公園だった。実家に義母を送って夜に帰宅した。
15日は朝から土木課で地元の区長さんと地区の要望を相談に行き、その後は6月議会質問に向けて各部署との事前調整を進める。今回は重複質問が調整される制度を採用しているので当初の質問項目を多めに設定している。従って質問の対応者も多くなって何かと大変である。夕方に帰宅してHPの更新を行った。
16日は午前中に市内で雑務を処理して昼食を執り、ふと千束台の進捗が気になって隣接する場所から見ると舗装の上に区画線が表示されており、今年度中に街開きをするという情報は確かなようだと納得した。
午後から朝日庁舎で6月議会の質問調整を行う。通告は26日なのであるが、通告しても答弁が行えないような、または既に明確なことを聞くような、意味を成さない質問を避けるために事前確認をするのである。その後、自宅に戻って諸調整を行い、夕方は木更津法人会木更津北支部の役員会に出席し、支部総会や巌根駅の協議会について話し合った。
17日は午前中に『巌根駅に快速電車を停めよう!推進協議会』の資料作成やHPの更新を行い、午後からは地域の雑件を処理する。夜には巌根駅に関する有識者会合を設け、週末に備えた打合せを行った。
18日は娘を保育園に送った帰りに車を車検に出し、近所に法人会関係の書類を配布してから出張の準備をする。10時過ぎに迎えに来た永原議員の車に乗って金田BTへ向かい、アクアラインバスで東京へ出て明治大学を会場に開催される
日本自治創造学会研修大会
に出席する。今年のテーマは『人口減・高齢化を乗り越える』である。資料に同封された出席者名簿を見ると地方議員を中心に全国から400名を越える参加者が有り、近隣市からは富津市議会の4人の名前も見られた。研修大会のスケジュールは下記の通りである。
時間
演題
講師
18日
13:00
地方議員のマナーと
新たな議会の責務
穂坂 邦夫
日本自治創造学会理事長
13:40
人口減に挑む
―解決への処方箋―
吉川 洋
立正大学教授
14:50
自治体のスマート改革
−東京と大阪の経験を踏まえて−
上山 信一
慶應義塾大学教授
15:50
パネルディスカッション
人口減少と高齢化を乗り越える
−自治体と地方議会の挑戦−
牛山 久仁彦
金井 利之
土居 丈朗
宮台 真司
佐々木 信夫
明治大学教授
東京大学大学院教授
慶應義塾大学教授
首都大学東京享受
中央大学教授
19日
9:30
財政と民主主義の将来
−トランプ大統領の影響−
小林 慶一郎
慶應義塾大学教授
10:25
人口減少社会における
地域づくりの展望
牧 慎太郎
総務省地域力創造adviser
11:15
自治体改革の実現力
元吉 由紀子
自治体改善研究所代表
13:00
人口減における
自治体イノベーション
今井 照
福島大学教授
13:55
地方議会の役割と再生
−メディアと市民の視点から−
谷 隆徳
日本経済新聞論説委員
14:50
閉会挨拶
荒田 英知
日本自治創造学会幹事
人口減少は必然なのでそれを前提にどの様な都市経営をするべきか、という多方面からの意見が聞けてとても参考になった。特にパネルディスカッションに社会学や行政学、経済学等の論客を揃えた布陣はとても勉強になった。ただ都市間競争をしても疲弊するだけだという意見に対しては別の視点を持ちながら6月議会に望むことになる。
初日を終えて木更津に帰ることも時間的には可能なのであるが、翌朝のために、この夜は築地近くのホテルに宿泊した。
19日は早朝から最近移転が話題になっている築地場外市場や築地市場を見学する。多くの外国人を含んだ観光客で賑わっていたが、建築物の老朽化は否めず、万が一火災でも派生した際には多くの負傷者が出そうな街だと思いながら場外の食堂で朝食を食べ、2日目の研修に向かう。
今後の人口減少が大問題という勘違いが進んでいるが、今世紀末の人口は前世紀初頭の大正時代の人口に戻るだけで、団塊の世代が後期高齢者になる2025年から2040年頃は厳しいもののその後は高齢者も減少に向かい、高齢者の定義を75歳以上と考えられる世界になりイノベーションが進めば、世界的には人口爆発で資源を奪い合う中で安定に向かうのも悪くない、といった意見の講師の話も聞けることは幸せだった。
充実した時間を終えてアクアラインバスで帰宅し、車検が終わっている車を受け取りに出かけた。本来だとこの日の夜に消防団幹部と消防職員の会合が予定されていたのだが諸般の事情で中止になったため、夜は自宅で娘の世話を手伝い、前夜の不在を埋め合わせようとした。
20日は午前中に調整や打合せをして完成させた資料を基に、夕方から岩根西公民館に行き『
巌根駅に快速電車を停めよう!推進協議会
』の準備のため椅子や机の準備を行う。17時に総会は開始され、地域の区長さんを中心に多くの人が集まり、市の企画課から取組の経緯を聞き、今後の活動方針を考えた。
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2017年5月下旬の記録