58.8月上旬の活動記録
 1日は久津間会場のラジオ体操に参加する。娘を保育園に送った後、市内で所用を済ませながら下水道や上水道、議会事務局等で各種の打合せを行う。夜は青年会議所の納涼例会にOBとして出席し、世代を越えた友人達と美味しい酒を酌み交わした。
 
 2日は目覚めると雨のためラジオ体操には行かず、中耳炎を発症している娘を病院に連れていき、その後は駅前庁舎に登庁して基地対策の打合せを行いながら9月議会の質問の整理を開始する。夜は航空自衛隊の盆踊り大会に出席し、自衛隊の方や地域の役員さんと情報交換を行った。
 
 3日は目覚めると6:35に成ってしまっていたのでラジオ体操には行かず、娘を保育園に送ってから帰宅し自宅事務所でHPの更新や9月議会に向けた準備を行う。昨日から暑さが収まってるのが有り難い。
 
 4日は岩根4丁目会場のラジオ体操に参加する。娘を保育園に送った後、市内で所用を済ませながら消防本部や議会事務局で打合せを行う。議会質問の項目整理を進めながら甲子園の抽選を見ていると、木更津総合の初戦が行政視察に、第2戦は港まつりに重なる事が解り、応援をどうするか悩んでいた。
 
 5日は岩根西中学校会場のラジオ体操に参加する。視察等による休みがあったこともあり、やっと各地を一周できたことに安堵して帰宅する。午前中は中耳炎に成っている娘を病院に連れていき、帰りがけにイオンモールで開催しているカブトムシ相撲の会場に立ち寄るが日射しの暑さに負けて早々に退散した。
 午後2時からは君津高校同窓会総会に出席し、3期生が中心になった集まりの中で、来年の学年同窓会で6年後の案内をしなければと考えながら、久々にあった先輩方と懇親を深めてきた。
 
 6日は出発が早いのでラジオ体操を休み、妻子を車に乗せアクアラインを渡る。子育て用品を貸していただいた妻の友人宅や買い物する妻のリクエストにより都内の各所で所用を済ませてから朝霞市に向かう。
 金曜日から行われている夏祭りである『彩夏祭』には妻の実家もブース出店しているので日帰りで見に行ったわけであるが、自衛隊の協力の下、欅並木で行われる「よさこいソーラン」は一見の価値があるし、屋台を排除して地域の方々が数多くのブースを出店している設営方法には感心させられた。
 
 7日は岩根小学校会場のラジオ体操に参加し、10時から議会基本条例策定特別委員会へ出席する。各条文について議論を深める。現行制度の変更が必要そうな項目もあり、なかなか悩ましい問題もあるが着実に進んでいる。明後日からは委員会で行政視察である。
 午後からは教育部と打合せを行った後、自宅に戻ってHPの更新等を行い、夕方から市内で所用を済ませて回った。
 
 8日は風邪気味の娘を保育園に送って自宅に戻り議会質問に向けた取りまとめを始めていると熱が上がったので迎えに来て下さいと保育園から連絡がある。家中の者が出払ってしまっていたので保育園から連れて帰って、妻の帰る夕方まで子守をして過ごさせてもらった。
 
 9日は早朝に着替えを詰め込み、体調の回復した娘を保育園に預けてから行政視察に向かうため駅前庁舎の前で待つバスに乗る。初日だけの委員外議員視察には滝口・渡辺・竹内の3人が参加していた。8:35に駅前を出発し渋滞もなく進み、予定より早く市役所に到着したので予定より早めに研修に入らせていただいた。
 
1.千葉県千葉市
 市制施行 大正10年1月1日
 人口 975,175人(平成29年7月1日現在の住民基本台帳登録数)
 面積 271.76km2
 平成29年度一般会計予算額 4,415億円
 財政力指数 0.953 (平成26〜28年度平均)
 視察項目 議会基本条例の策定経過について
 千葉市では平成20年度から「議会改革検討協議会」を設けて議会改革に取り組み、平成27年から「議会改革協議会(定員13人)」と名を改めた組織において協議を進め、平成29年3月議会において議会基本条例を可決し同年4月1日より施行してる。特徴は過去の改革を網羅しているシンプルな構造である。
 基本条例は全会派一致を原則としているので「議会報告会」のように現在取り組んでいない項目には触れておらず、記載方法も断定的な表現を避けて同意を執りやすくしている。予算決算を50人の議員全員で行う特別委員会を設ける事や、庁舎の建て替えに併せ委員会審議の中継を検討する等、本市とは違う取組も確認できたが、議会基本条例の制定を機に何かを変えるのではなく、変わってきたことを整理して共有するという基本条例の在り方も一つの手段かと思われた。
 千葉市は政令指定都市だけに議会事務局は3課で構成され職員数は局長以下29人、議会費の予算は13億31百万円である。また議会図書室も充実されるなど、この差は如何ともし難いが木更津市はペーパレスを先行させるなど改革の点では負けていないかと感じた。
 
 視察を終え千葉市内で昼食を執り、快速から新幹線を乗り継いで名古屋駅に降りる。ホテルについて夕食まで若干の時間があったので近所を散歩したが台風5号が通過した澄んだ空から差し込む日射しは強く、1時間程度の散歩でもすっかり汗ばんでしまった。
 
 10日は朝8時40分にフロントへ集合する予定なのだが、この日の高校野球第一試合に木更津総合が出場するので直前までテレビを見る。知立市に移動の車中でも試合経過を気にしていたが5-1で終盤に入ったのでエース山下を信頼し、勝った気持ちで視察研修を始めた。
 
2.愛知県知立市
 市制施行 昭和45年12月1日
 人口 71,568人(平成29年7月1日現在の住民基本台帳登録数)
 面積 16.31km2
 平成29年度一般会計予算額 230億5千万円
 財政力指数 0.97 (平成25〜27年度平均)
 視察項目 議会基本条例の策定経過について
 知立市では平成22年12月に「議会改革特別委員会」を設置し、翌年11月に市民アンケートを実施するとともに31回の委員会と多くの部会を開催し、平成25年3月議会で議会基本条例を制定した。今回の視察も特別委員会の田中委員長、中島副委員長と政策部会長だった風間議員が対応していただいた。
 知立市の特徴は@条例に主権在民を明確にした事、A市のまちづくり基本条例を最高位に置いた事、B議会改革の取組を続けることを明記した事、であり地方自治法や憲法の理念に遡って異議を明確にするなど、アカデミックな条例となっている。また千葉市では基本計画を議決事件とする事を本文に記載していた事に対し、知立市では別に条例で定め、実際には5年以上の長期計画となる16プランに拡大していた。
 議会報告会も毎定例会後に開催し22回を数えているが参加者の固定化や一部の者の意見表明の場に成るなど今後の改革の必要性は感じているようだ。形だけの条例ではなく「生きた条例」として議会をより進んだ位置に持っていこうとしている知立市議会の取組には感嘆させていただいた。
 
 取組の先進性から正午近くまで質問が続いた。視察が終わったところで甲子園の結果を見ると9回表に航空石川に逆転されて木更津総合が初戦敗退したことを知る。充実した視察で高まっていたテンションが一気に低くなり、昼食も黙々と食べ、電車で坦々と木更津に帰ってきた。
 
 
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2017年8月中旬の記録