07.3月上旬の活動記録
 1日は娘を保育園に預けて駅前庁舎に入り、追加議案のため9時半より議会運営委員会に出席する。追加議案は下表の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案45 視聴覚ライブラリーの設置管理条例の制定 教育 教育民生
議案46 工事請負契約の締結(小中学校のエアコン設置) 教育 教育民生
 10時より本会議が始まり議員生活36年を経て引退する共産党の佐藤議員の第144回目の質問が始まった。
共産党 佐藤多美男議員
 最後だからと気負わず、オスプレイと新火葬場という追いかけているテーマを取り上げていた所は佐藤さんらしい。質問開始と同時に試験飛行の情報が事務局からもたらされるなど情勢が刻々と変化する中の質問であったため、場合によっては18日に開催する基地対策特別委員会に持ち越す内容かなと思いながら話を聞いていた。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 八幡台のバスに力点を置いた質問で、膨大なアンケートを実施した努力は高く評価したい。アンケート母集団と意見の整理がスッキリしていたらなお良かったであろう。路線バスへの補助金を出す基準が朗かでないことを示したことも見事であった。
 午前中に一般質問が終わり、午後から本会議が再開され大綱質疑が行われる。通告している質問者は一般質問と同じ佐藤さんと田中さんだけであった。大綱質疑の後、予算審査特別委員会が設置され、メンバーには石井徳、近藤、三上、住ノ江、大村、鈴木、白坂の各議員と座親総務委員長が指名された。議案を委員会に付託して本会議が終了し、開催された委員会では私が副委員長に指名された。予算審査特別委員会の大多数が総務常任委員会のメンバーだという事と、期数の多い議員が多数選ばれている事で、どの様な議論が進むのか楽しみである。
 最後に今期の記念となる写真撮影が行われた。体調不良で欠席している議員はいるが、この4年間に辞職した議員は居なかった。これは4年前に続いてのことで珍しいことのようである。写真は斉藤議長のカメラで撮影されたデータを送ってもらったものを加工した。
 
 夕方に帰宅して後援会の役員に資料を届けに行き、午後6時からは木更津法人会木更津北支部の役員会に出席し、木更津税務署より消費税の軽減税率のルールについて勉強した。その後は引き続き懇親会が開催され、様々に意見交換を行った。
 
 2日は10時からアカデミアホールでもりがく総決起集会が開催されるので早めに現地に着くと市議は檀上に上がれと言われ、撮影することも出来ずに雛壇に並ぶ。谷中後援会長の挨拶、浜田代議士を始めとした多くの方からの推薦の挨拶等が続き、本人より決意表明が行われた。
 
 シュプレヒコールで解散となり、知人の元に後援会報を配りながら帰路につき、午後は良い日射しで暖かだったので自転車で中里地区を中心に後援会報を配布し、夜はジェスパルの役員会議後の懇親会に参加させていただいた。
 
 3日は9時から岩根西中学校体育館を使用し、まちづくり協議会防災部会による避難訓練が開催されるので出席する。生憎の雨であったが地域の方や中学生も多く出席して、段ボールトイレの製作や新聞紙での応急手当など数多くの訓練メニューを受けていた。
 私は9時15分に会場を抜け出し、中郷小学校で地域住民に先駆けて行われる議員向けの内覧会へ行く。木を基調とした平屋の校舎は清々しく、体育館も綺麗であった。図書室は図書館の分室として地域解放が出来るようにすれば良いのにと思いながら岩根西中に戻った。
 校舎の方ではジェスパルと消防団によって炊き出しが行われており、米と水を入れた袋を茹でることによって炊かれた御飯が数多く用意されていた。私は訓練の様子を見ながら自らも勉強し、津波より危険な要素が多い高潮についても危機感を抱いていた。
 正午に訓練が終わって自宅に戻り、少し娘と遊んでから中郷中学校に向かい、跡地を活用する優先交渉権を得たローバーズの説明会を聴きに行く。市議会議員は私の他に、平野・石井徳という羅針盤のメンバーだけが参加しており、午後2時より説明が始められた。
 「人と地域をスポーツで繋ぐ」をテーマに、サッカーを中心にしたスポーツ施設として活用することに対し、夏祭りでの敷地提供といった協力や施設の地域への開放などの質問は行われたものの、中郷地域の方々は今回の利用形態に対して感謝の姿勢を示しているように感じられた。今後は市によるプレハブ校舎の撤去や旧耐震校舎の解体などが行われるが、少しでも早く運用が開始され、賑わうことを願いたい。
 自宅に戻り事務所で作業を始めたが、HPの更新を行う前に夕食の時間となり、この日は妻が娘を見続けていたので洗濯物の片付け等の時間が取れなかったというので、娘を風呂に入れてから寝かしつけ、私も一緒に寝てしまった。
 
 4日は娘を保育園に送ってから市内で打合せを行い、昼前に帰宅してHPの更新を行う。午後からも市内に出かけて所用を済ませ、夕方は委員会の資料を読み込むとともに、後援会の資料整理を黙々と行った。
 
 5日から委員会審査が始まる。娘を保育園に送ってから駅前庁舎に行き、資料の確認をしてから委員会室に入り総務常任委員会の審査に臨む。今回の付託案件は下表に示すように陳情1件、議案14件の計15件に加え、協議会も陳情以外に3つの案件が有るので長時間の審議に成る事を覚悟する。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部


陳情02 会計年度任用職員の財政措置を求める意見書の陳情 総務
議案17 職員倫理条例の制定 総務
議案16 水道事業統合広域化関係条例の整理条例の制定 総務
議案20 職員の給与条例の一部改正 総務
議案22 付属機関設置条例の一部改正 総務
議案23 特別職で非常勤の報酬及び費用弁償条例の一部改正 総務
議案26 職員の勤務時間・休暇等条例の一部改正 総務
議案21 道路占用料徴収条例等の一部改正 総務
議案43 君津広域水道企業団の解散に関する協議 企画
議案44 君津広域水道企業団の財産処分に関する協議 企画
議案27 米軍の軽自動車税の特例条例の一部改正 財務
議案28 市税条例の一部改正 財務
議案35 火災予防条例の一部改正 消防
議案24 行政組織条例の一部改正 総務
議案25 職員定数条例の一部改正 総務


No.01 第6次行政改革大綱の策定 総務
No.02 平成31年度行政改革推進計画の策定 総務
No.03 第2次基本計画 企画
 陳情2号は非正規職員や特別職職員の一部等が会計年度任用職員に移行することに伴い各種労働環境の整備を求める意見書を提出するよう求める陳情で、木更津市役所の想定ではフルタイム職員が約50人、短期職員が約290人、非常勤職員約2,200人の内、消防団や市政協力員等を除く約160人が会計年度任用職員に移行するとの事である。私は正規職員が基本だという陳情項目の含意を質疑し、審査の結果、現在国において制度設計を進めている中なので、陳情は相応しく無いという事で委員会では否決することになった。
 議案17号は担当職員とその上司がともに倫理違反を犯した場合の対応の不備や市民からの情報によって市長が審査会を設置できる規定が無いことなど、今後の改善を期待しつつ倫理条例を設けようとしている姿勢を評価して賛成討論を行った。議案16号は水道事業の統合に伴い5条例の廃止と10条例の一部改正を一括上程する案件。議案20号は係長制を復活し副課長と副参事を廃止する案件。議案23号と24号は審査会等の付属機関を増やすことと審議会議員を含めた非常勤職員の報酬を決める案件。議案26号は職員の残業時間の制限を変更する案件で10人の職員が360年間時間を超えて残業していることが質問で明らかになった。そういえば道路公団に入った頃は15時間を超えるサービス残業が平均して月に80時間程度だった事を思い出させた。
 議案21号は消費税を10%に変更することに伴う5条例の一部改正が一括上程される案件。議案43号と44号は君津広域水道企業団の廃止に伴う協議とその財産をかずさ水道広域連合に移管する案件。議案27号と議案28号は法人税と軽自動車税の変更に伴う案件。議案24号は営繕課を総務部に移すという議案であるがFMの進め方や「室長」の扱いに対する質問をさせていただいた。議案25号は水道広域連合に派遣する31人の職員を員数にカウントするという案件だが、広域連合でプロパーを採用する事で市長部局に戻ることによって生じる余剰人員枠は削減していく方針だと答弁を得た。協議会の案件は前の議会で聞いていた話を微修正しただけなので異論は出ずく午後4時前に審査が終わった。
 想定より早く委員会が終了したので朝日庁舎に移動して予算に関する打合せをしてから買い物をして帰宅し、娘と一緒に早く就寝した。
 
 6日は午前4時に起床して選挙資料の整理と部屋の整頓を行い、眠気が戻る頃に娘を保育園に送って、駅前庁舎の会派室で予算書の検討を行い、10時から教育民生常任委員会の傍聴を行う。付託案件は下表に示すように、この委員会としては案件が少ない。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部


陳情03 幼児無償化拡充と財政措置を求める意見書の陳情 子供
議案36 公民館設置運営条例の一部改正 教育
議案37 市民学習会館設置運営条例の一部改正 教育
議案45 視聴覚ライブラリーの設置管理条例の制定 教育
議案46 工事請負契約の締結(小中学校のエアコン設置) 教育


No.01 第2期教育振興基本計画の策定 教育
No.02 市町村圏事務組合教育委員会の廃止に係る事業 教育
No.03 予防接種の拡大・延長 子供
No.04 行政ポイント制度の実施 市民
 陳情3号の説明者は前日の総務委員会と同じ自治労連の篠原さんで、保育の無償化に伴う自治体財政の負担を軽減する事等の意見書を提出するよう求める陳情で、その影響人員は木更津市内で約3,300人という説明があった。兵庫県明石市の行った保育料無償化では保育需要が急増し、設備を増やしたが需要を満たせず待機児童数が全国一となり、預けることが出来なかった家庭に不満を残す結果となった。今度は全国で社会実験が行われるのかと思いつつ審議を聞いていた。
 議案36号と37号は金田公民館の廃止に伴う条例を変更する案件。議案45号は広域市町村圏事務組合教育委員会の廃止に伴い、視聴覚ライブラリーを木更津市が引き取って運営するための案件。16mmフィルムが約千本、DVDが約600、ビデオテープが約1200という膨大な資料を学び支援センターで保管し朝日庁舎の生涯学習課で貸し出し事務を行うという事である。平成29年度中は四市で1,032件・約39千人が利用した事務を本市が引き受け近隣市へも貸し出すという事なので、そのコストは予算委員会で質問すべきかと感じた。議案46号は市内の27小中学校の371教室に約13億円を投じてエアコンを設置する契約を承認する案件で単純計算すると一教室当たり350万円であるが受電設備の変更やガス配管の設置などの費用を含んでの数値だと説明すべきと議長から指摘があった。確かに現場を想像できない議員は勘違いするだろうと思うので適切な補足だと思う。個人的には誰も質問していない項目だが前渡金の残りとなる約8億円を地元の中小企業が負担するリスクも心配するような質問が有るべきだと感じていた。
 協議会の案件のNo.2は広域市町村圏の根本的な課題の協議かと思って聞いたところ、結核対策委員会の対応なので、議案名もその様にすればと感じて他の議案のタイトルも見ると次の「予防接種について」も含め何を説明したのか解らない案件が多い事に気が付いた。タイトルを元に検索してもヒットしづらい悪しき事例と思う。No.4は市の行事等で行政ポイントをアクアコインとして提供する事の説明で、来年度にポイントとして310万円分、事務経費も含め524万5千円を準備している事の説明であった。予算委員会の事前審査に成らないように質問は控えられたが、どの様な事業にどの程度のポイントを提供するのか、予算委員会に出る私へのバトンが渡されたように感じていた。
 予想通り、午前中に会議が終わったので会派の仲間で昼食を摂ってから帰宅し、HPの更新を行うとともに近隣の知人に挨拶へ向かい、夜は自転車スポーツを再開するモチベーションが高まる会合に出席し、今年の「ツールドちば」は10月12日と13日に双方とも木更津発着で開催されることを知り、地元のイベントに出るのも面白そうだと感じた。
 
 7日も娘を保育園に送り、駅前庁舎の会議室で予算の説明を受けるが議事録に残すように質問せざるを得ない内容に気が重くなる。会派室でお茶を飲み10時から建設経済常任委員会の傍聴を開始する。案件は下表に示すとおり協議会案件が多いので長期戦を覚悟する。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部


議案38 権利の放棄(水道料金債権) 水道
議案32 地域汚水処理場条例等の一部改正 都市
議案33 下水道処理場条例等の一部改正 都市
議案42 下水道使用料等の徴収委託に関する協議 都市
議案39 業務委託変更契約の締結(金田西雨水ポンプ場) 都市
議案40 業務委託変更契約の締結(下水処理場) 都市
議案31 都市公園条例等の一部改正 都市
議案34 地区計画区域の建築制限条例の一部改正 都市
議案19 森林環境整備基金条例の策定 経済
議案30 公設地方卸売市場条例の一部改正 経済
発議案 農業振興地域の土地利用の緩和を求める意見書 経済
議案18 廃棄物処理運営事業者選定委員会設置条例の策定 環境
議案29 廃棄物減量化等条例の一部改正 環境
議案41 6市1町広域廃棄物処理事業協議会規約の協議 環境


No.01 再生土による埋立の状況 環境
No.02 都市計画審議会に占める市議会議員数の検討 都市
No.03 用途廃止市営住宅入居者移転事業の策定 都市
No.04 市営住宅長寿命化計画の見直し 都市
No.05 パークベイプロジェクトの取組 経済
No.06 アクアコインの取組 経済
No.07 プレミアム付商品券事業 経済
No.08 地方公設卸売市場の経営展望 経済
No.09 木更津版DMO 経済
No.10 クルーズ船の誘致 経済
 議案38号で金額が大きいのは法人2社の問題とは解ったが今回放棄せず広域連合に移管する額は幾らか気になったが誰も質問しなかった。議案32号と議案33号は東清のコミプラと下水道の料金徴収を広域連合が行う水道料金の徴収に委託することと消費税変更に伴う案件で議案42号は徴収委託の事務手数料を協議する案件で一括上程すれば良さそうなものだと感じていた。議案39号は金田東ポンプ場の土壌から砒素が検出されたので掘削土の全てを高額な処分費と見ていたが6割は含有量が少なくて一般残土処理を行えたので約6億9千万円が減額となり入札差金も含めると65億2千万円の予算が48億9千万円で収まった事を議会承認する案件。議案40号は下水処理場の工事での入札差金で13億7千万円の予算が11億9千万円で収まった事を議会承認する案件である。合計で18億円の予算も浮いたことになるが歓喜の声も聞かれず坦々と議案処理が行われた。議案31号は@公募設置管理制度を導入することで今まで公園面積の2%までしか認められなかった建築物が12%まで拡大できる変更、A鳥居崎海浜公園プールを廃止、B小櫃堰公園の庭球場の利用時間を市長の承認が得られると9-17より拡大できる変更、C使用料に消費税増額を反映、D公園占用料金が4時間以下の場合は半額、という一括上程である。ここまでの審議で正午を回っていた。
 雨なので市役所の近くで昼飯を食べて午後からの傍聴を続ける。議案19号は国民一人千円の森林税の徴収を始める前に国から森林保全のために送られてくる予算を基金として保全する案件。議案30号は公設卸売市場の消費税対応案件であるが多くの物品が軽減税率を適用され税率が一定でない苦労が滲んでいた。ここまで議案の審議をしてきたが経済部が委員会室に残っている間に発議案の委員会協議が始められる。農振解除の手続き簡素化を求めるのか農振地域での土地活用の拡大を求めるのか、地域の合意基準をどうするのか、拡大解釈されて乱開発等に繋がる恐れはないか、4ha以下は県の権限なので県知事に要望すべきではないか、首都圏近郊地域に指定されている木更津市の土地利用要望が高い中で障害になっている事を伝えるべきではないか等の議員間討議が進み、文面は本会議最終日まで先送りになったものの要望を行うことについては委員会の賛同が得られた。
 経済部から環境部の案件に移る前に新火葬場が東亜建設工業Grに約64億9千万円で建設・運営される事に決まったことの報告があった。火葬炉のメーカーは富士建設工業で、運営は地元の千葉ネスコ、設計会社には金田地域交流センターを手がけた君津市の荒井設計事務所が名を連ねていた。議案18号は広域事業であるが他の5市1町では議案上程されず木更津市で人選を行うことを協議済みという答弁が成された。議案29号は廃棄物処理法の施行規則の一部改正省令に基づく条例改正で省令に振り回される自治体というのも如何かと思う。議案41号は広域廃棄物処理事業を協議会方式で行うことに対して6市1町の全議会が議決する案件である。これで委員会が終わり協議会になる。
 No.1は上烏田の再生土造成が計画と大きく異なると委員会が指摘し許可権者の県に対して環境部が問い合わせた報告であるが県の当事者意識の低さには驚かされる。No.2は都市計画審議会に加わる市議の比率を近隣市と近づけるように現行の5人を3人に変更する検討の報告で改選後には条例が提出されそうである。No.3は解体する市営住宅に住む35世帯の移転計画。No.4は市営住宅の長寿命化の見直し。No.5は鳥居崎と富士見通りと港湾埋立という計画の説明でありパークベイだけで一つの担当課が必要そうな規模なのに産業振興課は次のNo.6も担当である。この内容はアクアコインが@消費税アップに伴う還元制度の導入、Aプレミアム商品券への対応、B行政ポイント付与、C住民票等の申請手数料への対応、D職員給与の一部へも対応と言った拡大が進行中という報告である。さらにNo.7のプレミアム商品券も同課が担当で個人的には2016年4月15日生まれの娘が居るために私も対象者になっていることに改めて気が付いた。No.8は市場の将来像で再整備に29億円程度が必要だとしているが広域化の視点が無く、民有地である食品卸売りセンターの対応が欠落しており、生産者減少に対する認識が不足しているといった厳しい指摘が委員より成されていた。No.9はDMOの状況報告で現在は収入が少なくて自立していない状況に対し明確な収入拡大の方針が示されず多くの議論が出された。No.10は海外からの就航が決まらない中で今年も国内クルーズ船で9月20日から23日の3泊4日で石巻と大船渡への旅が行われる事が報告された。そのツアーはDMOの企画でない事は残念である。と、これらの協議が終わったのは19時に成っていた。最後まで傍聴していた議員は私一人であった。
 
 8日は前日までの雨も上がり、娘を保育園に送って、9時半から江川運動場拡張工事の現地視察を行う。建築物や陸上競技場のスタンド等の工事が進み、完成イベントも想像できるように成ってきたが、既存公園との接続や周辺部の整備など対応すべき課題も目に付いた。
 富士山が見えるほどの良い天気であったが風が冷たいためか視察が早く終わり、各々の車で金田地域交流センターへ移動し、内覧会は予定より20分早い10時10分から説明が開始された。
 さながら町村役場の様な規模を持つ建築はレイアウトに必要以上のゆとりが感じられ、金田の住民だけで充分な稼働率を得ることが出来るだろうかと心配になる程である。また緊急避難所に成る屋上には手すりが無く、転落の危険性が感じられた。
 現在の住民だけで使うのではなく、金田地区に増加している新住民がこの施設を活用することで連携が生まれると良いし、公民館では無い点を活用して積極的な収益事業を展開する事も考えて行くべきだろう。これだけ立派な箱ものが出来たのだから、指定管理者がどの様に活用していくのか期待したい。
 内覧会が終わり金田東に済む姉の元を訪ねて珈琲をご馳走になり、午後からは江川漁業組合の資格審査委員会に出席し、組合員の死亡や移転による人数の減少に歯止めが無い状況に危機感を抱く。委員会が早く終了したので自転車で西岩根や岩根地区を中心に後援会報を配布して回り、夕方は仕事で遅くなる妻の代わりに娘を迎えに行き、パン屋さんで買い食いして帰って一緒に叱られた。
 
 9日は朝から岩根西中学校の卒業証書授与式に来賓として列席する。男子31人・女子39人の合計70人の卒業を見送ったが、今年は歌の力が素晴らしい卒業式であった。定年を迎える桑田校長先生も含め旅立ちを祝いたい。
 午後から南風が強くなってきたが、自転車で久津間地区を中心に後援会報を配布して回り、疲労困憊して帰宅すると今日が春一番だったと知る。夕食を摂って早めに風呂に入り、事務所で深夜まで予算書と格闘しつつHPを更新していると、石川議員が殺害されたというNHK報道が届き愕然とする。新聞社から深夜の問い合わせも続き、仕事も手に着かなくなって午前2時に成る頃に就寝したが、頭の中は混沌としていた。
 
 10日は石川哲久議員の殺害事件に伴い、多くの報道関係者から問い合わせが続く。私も8日の内覧会で一緒だったので現実味が無い中、特に思い当たることは無い旨の回答等を行い、朝日庁舎に向かう。
 10時から駅前庁舎の4階フロアを使用して行われる「木更津トラベル〜今・昔」という今年度採用職員によるイベントを見学し、11時開始の今年度最後となるナチュラルバルの会場でアクアコインをチャージしてから江川の大直食堂に直行し、土木委員会の引継に出席する。
 午後からは万石区で後援会報を配布して回るが、やはり多くの人が事件のことを気にしていた。市議会議員が殺害されたニュースがテレビで繰り返し流れているようだ。雨が振る前に自宅に戻ると石川議員殺害の容疑者が逮捕されたという報道が入り、またも報道の取材対応に追われながら事務所で予算審査の準備を進めた。
 
 
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2019年3月中旬の記録