26.9月中旬の活動記録
 11日は娘を保育園に送ってから事務所の掃除を行う。姉の住むエリアを含め市内では停電が続いている箇所も多いようだ。HPの更新作業を行おうとしたら、通信環境はまだ復旧していなかった。ガラスの破片を片づけ、ゴミを整理して業者と打ち合わせていると午後になる。
 2時直前に公設市場で市民向けに販売している状況を見に行き、シャッターの降りている朝日庁舎に立ち寄って土木課のにインフラの損傷状況を聴きに行くと樹木と電柱の倒壊や信号機のねじ曲がり等が多数発生しており、協力業者が幹線道路に回ってしまって手が足りないと知る。
 駅前庁舎に行くとコンビニを含めビルが再開していた。各所に情報収集を行いながら危機管理課に週末のボランティアセンターを開設しないかと聞くが予定はないといわれる。知人のSNSでは人出が必要になっている現場も多数見えており、需要が予想される上に運営の訓練になるからやるべきだと考えを伝える。夕方は娘を迎えに行き、イオンモールに買い物に行くと、駐車場の一角が電気復旧部隊の集結場所に成っている状況が見られた。
 
 12日も娘を送ってからイオンに回り工事車両を見ると東北電力や中部電力など、遠方からも応援が来ていることが解る。それでも市内全域の復旧は明日以降の見込みという発表に今回の災害の奥深さを感じる。12日は委員会が開催可能と思いながら13日まで延期したことが正解だったと実感する。
 自宅に帰り通信環境を確認してみるとやはり不通である。再起動など様々に試してみるが駄目で、回線の混雑しているサポートセンターに電話してガイダンスに従って黙々と入力した結果、システム障害が発生中と案内があって電話が切れた。仕方ないのでHPの記事だけ入力して作業を終え、車庫で剥がれかけている壁の補修作業と、支援者宅で破損した看板の復旧に汗を流した。夕方に作業着のまま議会事務局に行って諸調整を行い、その足で娘を迎えに行って帰宅した。
 
 13日は朝5時に起床して事務所に行くと通信環境が戻っていたので昨日の記事をアップしてから議会に向けた用意を行う。8時に娘を保育園に送ってから駅前庁舎に行き、9時から総務常任委員会に出席する。委員会と協議会の案件は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案76 一般会計補正予算(第4号) 財務
議案83 会計年度任用職員給与等条例の制定 総務
議案85 職員給与分限手続き等条例の一部改正 総務
議案86 手数料条例の一部改正 総務
- 行政視察について -
協議会 No.1 公共施設再配置基礎調査業務の中間報告 総務
No.2 国民保護計画の改定 総務
No.3 小中学校空調整備事業のスケジュール 総務
No.4 中心市街地活性化基本計画の意見公募 企画
 議案76号の補正予算では当初予算審議の時に計上しておくべきではないかと指摘していたJ:COMの配当収入973万6千円の補正があった。三上議員より永原議員からの一般質問で減資になったことも議事録に残すべきだと質問があり、私も事実誤認に気が着いていたから議長として口を挟むべきかと悩んだことを思い出した。議案83号では国が現在の臨時職員の多くを会計年度任用職員として待遇改善をする事を法令化したことで、現在の組織体制では年間に約1億2千万円の増加となる案件である。合理化と効率化を進めねば成るまい。行政視察は10月9日から11日で新発田市・燕市・長岡市に行くことを決めた。
 協議会のNo.1は新市役所を基本的には新築せず、朝日のイオン駐車場と駅前の立体駐車場で民間により新しいビルを建設してもらって、それを借用する事と、中ホールを潮見庁舎跡地に建設して市民会館をスポーツエリアに変更する事等の重要な事案であった。来月には庁舎とホールの会議があるので話が一気に動き出すことになるであろう。
 No.4は中心市街地のエリアに新たに公設卸売市場が加わった計画として取りまとめているものである。中心市街地の諸事業に約36億円が必要で、市場はその上に約29億円が必要と試算されている。補助金を得るために手段とは認識しているが、この全てが動くと財政は厳しくなりそうである。
 委員会は12時を回って終了。昼食を摂り、議長応接室で諸調整を行った後、14時から建設経済常任委員会に出席する。委員会と協議会の案件は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案76 一般会計補正予算(第4号) 財務
議案79 公共下水道特別会計補正予算(第1号) 都市
議案84 下水道事業設置等条例の制定 都市
議案89 漁港管理条例の一部改正 経済
議案88 霊園設置管理条例の一部改正 環境
- 行政視察について -
協議会 No.1 新火葬場整備運営事業に係る地元対応 環境
 議案76号の補正予算に富士見通り歩道改良の設計委託があった。今回の台風で屋根が壊れているが、街路樹に変更した場合は倒木も気になる点である。それでも海を感じさせる街路樹は欲しいものである。議案88号は一般質問の事前審査まがいで理由がよく解っていた。行政視察は10月28日から30日で福岡県庁・北九州市に行くことを決めた。
 協議会のNo.1は地元との協議締結が予定より遅れている報告であるが、委員会には全ての地元議員(白坂・渡辺・田中)が揃っており、掘り下げた質問も無く終了された。委員会を終えてから事務局と日程調整を済ませて帰宅し、夕方は子守をして過ごした。
 
 14日は9時45分から高名静養病院の敬老会に出席し、多くの行事が台風被害で自粛する中で、開催する事で元気を生み出す意義を話させていただいた。なお袖ケ浦市の南袖で開催される氣志團万博と同じ日でもある。自粛を控えるべきだと私は考えている。
 敬老会の挨拶を終えて被害の大きな君津市戸崎の友人の励ましに足を伸ばす。台風通過後、遠征するのは始めてであるが、中郷地区では電柱が途中で居れ、長石では高圧鉄塔が倒れている状況を視察することになった。こんな状況で明日から君津市議会議員選挙が始まるのだ。
 木更津に帰ってきて正午に開設された木更津市災害ボランティアセンター(以下「ボラセン」)へ行き、市民から寄せられる依頼の内容や翌日の準備状況等を確認させてもらう。自宅に戻って荷造りをして、妻子を妻の実家に連れていった。
 
 15日から君津市議会議員選挙とボラセンの活動が始まるのであるが私は夕方まで地元を離れているので状況は友人の発信するSNSで確認する。夜に自宅に戻って雑件を片づける。
 
 16日は朝からボラセンに行くが雨のためボランティアの募集を中止することになった。様子を見に来た市長や福祉部長と今後の展開を打ち合わせて解散し、被害の大きな富津市金谷の友人の励ましに足を伸ばす。話には聞いていたが金谷の被害は大きく、この先の鋸南町は凄いのだろうと思うが、そこまで足を伸ばさなかった。往復で君津市内を走ったが各候補者は活動を自粛しているのか、選挙カーを見ることはなかった。
 
 木更津に帰って市内で所用を済ませ、夕方にHPの更新を行った。
 
 17日は娘を保育園に送って駅前庁舎に行き、10時から教育民生常任委員会に出席する。委員会と協議会の案件は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案76 一般会計補正予算(第4号) 財務
議案78 介護保険特別会計補正予算(第3号) 福祉
議案77 国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 市民
議案87 印鑑条例の一部改正 市民
- 行政視察について -
協議会 No.1 平成30年度教育委員会の執行状況の報告書 教育
No.2 小中学校空調整備事業のスケジュール 総務
 委員会の冒頭に台風15号による停電世帯が依然として千世帯を越えていることの報告があった。議案76号の補正予算の中で当初予算審議の時に計上しておくべきではないかと指摘していたダナンでの外国人材確保の予算が計上された。介護の関係者からは現状で20人程度の希望があるようだ。その他の議案と協議会では午後から決算審査が待っていることを配慮したのか特に質疑もなく、行政視察は10月16日から18日で鳥栖市・久留米市・武雄市に行くことを決めて委員会は終了した。
 昼食を摂り、13時より決算審査特別委員会に出席する。議案は下表の通りで、二日半の審議が始まる。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案80 平成30年度歳入歳出決算の認定 財務
議案90 平成30年度水道事業決算の認定 企画
 初日は総括的事項・歳入・総務費の審議が有り、閉館中のたちより館のコスト、金田地域交流センターの追加工事、生活路線バス補助の要綱整備等で個人的に興味のあるやり取りが行われ、午後5時になる少し前に初日の審議が終わった。
 
 18日は娘を保育園に送ってからボラセンの様子や市内で壁面が崩壊したというホテルの状況等を見る。消防庁舎には多くの自衛隊車両が終結しており、雨の中でも民家の屋根のシート張り作業を進めてくれていることに感謝する。駅前庁舎に着き、10時から決算審査特別委員会に出席する。
 この日は民生費・衛生費・労働費・農林水産費・商工費・土木費の一部と関係する国保・介護・後期高齢者・公設卸売市場の各特別会計について審議があり、ケースワーカーのセルフマネジメント、緊急通報装置の誤報率の高さ、遺族会等の事務局の事務局が行政でなく社会福祉協議会に委ねている県、霊園手数料の滞納対策の立て看板、青年就農者の実態、道の駅の売上と改修、道の駅のレンタサイクルの利用数、耐震診断と改修の減少等の個人的に興味のある審議が進み、前日とほぼ同じ様な時間に審議は終わった。審議の休憩時間に議会運営委員会の正副委員長と協議し、台風15号の被害を受け本会議最終日に総務委員長から緊急質問を行う事の調整と、それに向けた各議員からの意見集約を行うことの調整も進めた。
 
 19日は娘を保育園に送り、会派室で台風質問の整理を行った後に決算審査特別委員会に出席する。土木費の残りと教育費・消防費・教育費・交際費・下水道特別会計・水道企業会計の審議を行い、下郡大稲線の内房線跨線橋の問題、下水道の企業会計移行への経緯、消防の中継圧力器の質疑準備、救急救命士の隊長級の不足、ALTの募集状況、有料コンサートの販売状況等で興味のある質疑が行われ、討論の結果は全員賛成で5時前に二日半の審議は終わった。3日とも時間延長がなかった決算審査は久しぶりであろう。また例年だと最終日の後に情報交換会が予定されるのだが、災害対応で職員も疲弊しているので中止となった。私は娘を迎えに行って、夜は妻の帰宅まで子守をした。
 
 20日は娘を保育園に送ってからボラセンの運営状況を確認し、要望件数や処理件数等の数値を聞く。まだ要望が寄せられ続けている状況で、いつ閉めるかという問題が近いうちに生じそうである。
 午前中に空いた時間を利用し、富岡小学校で陸上自衛隊第7後方支援連隊(千歳市)が開設している「すずらんの湯」や富岡・富来田公民館の状況などを見て回る。停電範囲の生活物資の不足が報道で流れており、支援物資が公民館に溢れるという状況を危惧したが、そう成っていなくて安心する。
 午後から市役所に行って緊急質問の内容等の調整やその他の打合せを行い、午後4時に木更津港の公共岸壁へ移動する。
 港には既に「ぱしふぃっくびーなす」が停泊しており、17時に東日本被災地支援の南三陸に向けて出港する見送りイベントに参加する。横浜から約300人、木更津からは約150人が乗船しているという話で、会場に設置された「がんばろう!千葉」のボードに激励が書かれ、こちらも被災地だなと感じていた。
 その足でエルシオンに向かい、房総いいねキャンペーンも兼ねて開催されている100円ビールフェスに参加する。台風災害で出展店舗が減り最初のうちは参加者も少なかったが徐々に人も集まり、復興に向けた勢いも感じさせていた。自粛ばかりでなく経済を活性化する事は重要だと考え実践した。
 
 
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2019年9月下旬の記録